カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ドイツ政府も対カンボジア制裁措置へ

2018年03月05日 | 経済
 2月14日、ドイツ政府は国会での質問に回答する形で、カンボジア政府高官への優遇ビザの発行を停止する制裁措置を検討中であることを明らかにしました。フン・セン政権による救国党の解党や党首逮捕、メディア・非政府組織等に対する弾圧等に関連する対抗措置と見られます。制裁内容は、フン・セン首相を含むカンボジア政府高官に対する優遇ビザの発行停止という極めて限定的なものですが、ドイツ政府ではEU加盟各国にも同様の制裁を課すことを求めている模様です。
 カンボジアに対しては、米国が政府高官及び家族へのビザ発給制限を実施中であり、更に、超党派の上院議員による制裁法案が上程されています。また、オーストラリア議会でも制裁を求める声が上がっています。
 各国の制裁自体の影響は極めて限定的ですが、今後、ファストファッション企業等が政府の意向を忖度してカンボジアへの発注を減らす等の対応を取り始める可能性もあります。カンボジアの主要輸出先は、EUと米国であり、カンボジア政府には制裁が経済面に波及する懸念を取り払う努力が必要と見られます。


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ローズウッドホテルのメインダイニング Brasserie Louis

2018年03月04日 | 生活環境
 ヴァタナックタワー36階のローズウッドホテルのメインダイニングBrasserie Louisです。落ち着いた店内から素晴らしい眺望が得られます。メニューはインターナショナルで、クメール料理もあります。ランチのセットも、フレンチからバイチャー(クメール風チャーハン)まで、バラエティ豊かです。今回は、シャルキトリーやラムシャンク等を頼んでみましたが、なかなかでした。ワインも各種揃っています。デザート類も本格的で楽しめました。お客様は、地元の方が多いようでした。お試しください。

Brasserie Louis
https://www.rosewoodhotels.com/en/phnom-penh/dining/brasserie-louis

可愛いシャルキトリー。プレゼンも素敵です。


デザート類も本格的で楽しめました。



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プノンペン最高の眺望 スカイバー SORA

2018年03月03日 | 生活環境
 プノンペンで一番高いビルであるヴァタナックタワーの37階にできたオープンスカイバーのSORAです。遮るものの無い素晴らしい眺望が楽しめます。開店したばかりですが、欧米系や地元の方々等で賑わっていました。お酒類は色々と取り揃えています。ビールはキングダムビールがメインとなっています。室内のバーも落ち着いた造りでゆったり感を味わうことができます。37階の窓辺の二人用の席は、ムードたっぷりです。この他、シガールームを兼ねたウイスキーバーもあります。お勧めです。お試しください。なお、開店は夕方17:00からですのでご留意ください。

SORA
https://www.rosewoodhotels.com/en/phnom-penh/dining/sora

37階からの素晴らしい眺望です。オープンエアーなので。ちょっとドキドキします。


室内も落ち着いた良い感じです。


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中国人民元建て貿易取引拡大に向けて

2018年03月02日 | 経済
 カンボジア商業省のパン・ソラサック大臣は、中国・広東省を訪問した際、中国側からの要望を受けて、貿易決済通貨として中国人民元の活用を図ることについて討議しました。現在、カンボジアの貿易取引のほとんどはドル建てとなっています。しかし、中国から見ると、中国人民元の対ドル為替レートの変動リスクがあり、人民元建ての貿易取引の拡大を求めたものと見られます。2016年の実績では、貿易額の約7%となる3億7700万ドルが人民元建てで、残る93%はドル建てでした。
 中国との貿易関係が拡大している中で、中国人民元の活用は、取引の多様化の効果はあるものの、カンボジアのように高度にドル化された経済で人民元の利用が急速に拡大することは、相当に難しいものと見られます。また、カンボジア側からは、中国人民元のリスクに対する懸念もあり、当面はドル建てを選好するものと見られます。


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2017年の対米輸出堅調

2018年03月01日 | 経済
 2017年のカンボジアから米国向けの輸出は、対前年比8.9%増の30億6420万ドル(約3250億円)に達しました。2016年の対米輸出は、対前年比で7.0%減となっていましたが、2017年は、関税免税品目の拡大(旅行用品等)があり、持ち直しました。米国は、開発途上国からの輸入品の関税を無税または軽減税率とする特恵関税制度をカンボジアにも適用しており、カンボジアにとって米国は縫製品を中心として主要輸出先となっています。米国は、2016年7月に特恵関税対象品目を旅行用品(バッグ、リュック等)にも拡大しており、カンボジア縫製業界はこれを歓迎していました。
 他方、2017年のカンボジアから日本向けの輸出は、対前年比4.5%増の12億6000万ドル(約1340億円)となりました。主要輸出品目は、縫製品となります。
 カンボジアでは、最低賃金の上昇を受けて、縫製業を中心とした輸出産業への影響が懸念されていました。2017年は世界経済の好調もあって、カンボジアからの輸出も順調であり、このトレンドは、当面は継続するものと見られます。


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