カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

物流インフラ優先事業150件 投資額は300億ドル

2023年05月18日 | 経済
 4月28日、スン・チャントル公共事業運輸大臣は、包括的インターモーダル物流マスタープラン2022~2030(Comprehensive Intermodal Transport Master Plan 2022-2030: CIT-MP)において、150件の優先プロジェクトを選定したと述べました。プロジェクトの総額は300億ドル(約4兆500億円)としています。大臣は、運輸インフラの開発と連結性の向上は、カンボジア経済を促進するための政府の主要な戦略であると強調しました。
 計画の全貌は明らかになっていませんが、道路、鉄道、水運、航空、港湾、物流等について、プロジェクトが選定されていると見られます。具体的には、シアヌークビル港新コンテナターミナル建設(第1期~3期)、プノンペン~バベット高速道路、プノンペン・ロジスティクスセンター、シアヌークビル・ロジスティクスセンター、バサック~カンポット内陸水運等が含まれている模様です。
 世界銀行は、4月21日に報告書「競争力のための連結2023:世界経済における貿易ロジスティクス(Connecting to Compete 2023: Trade Logistics in the Global Economy)」を発表しました。カンボジアの2023年の指数は5点満点中2.4点で115位でした。2010年129位、2012年101位、2014年の83位、2016年73位、2018年89位と推移してきましたが、今回は順位を下げています。カンボジアでは、引き続き輸送インフラや物流システムの改善が必要と見られます。これらの改善努力により、混雑の解消や貿易の促進に効果を示すことが期待されます。更に、物流コストの引下げや効率向上を通じて、国際競争力の改善や輸出多様化にも貢献することが期待されます。
(写真は、日本の円借款で整備された国道5号線)



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中国系企業 カンポット州に大規模港湾を開発へ

2023年05月17日 | 経済
 5月5日、カンポット州で大規模港湾・複合施設を建設する事業に関し、カンポット・ロジスティクス・アンド・ポート社と中国港湾工程 (China Harbour Engineering Company)が契約に調印しました。調印式には、スン・チャントル公共事業運輸大臣等が参加しました。昨年の5月5日には、起工式が行われていましたが、その後1年を経て建設に関する契約調印式が開催されたということです。
 開発は、民間のカンポット・ロジスティクス・アンド・ポート社によって、民間資金を活用して実施されるものと見られます。中心施設となる港湾は、水深15メートルで10万トン級のコンテナ船が入港可能となるとしています。コンテナ取扱量は、2025年30万TEU、2030年60万TEUの計画です。港湾に隣接して、600ヘクタールが埋め立てられ、コンテナヤード、経済特区、石油コンビナート、ロジスティクスセンター、観光施設等が建設されるとしています。総コストは、15億ドル(約2030億円)としています。3期に分けて開発される予定で、第1期は2億ドル(約270億円)の予算で建設されるとしています。
 この港湾の周辺の海域の水深が浅いところが広がっており、埋め立てには好都合ですが、港湾にとっては、バースだけでなく、水深が深い沖合まで長距離の水路を掘削する必要があります。更に、大型船が通行可能な水深の水路を維持するため、継続的な浚渫が必要となる等、コスト的に不利な状況が予想されます。水深で有利なシアヌークビル港では、日本の支援で新たな大型コンテナバースの建設が進められており、今後の両港の関係がどのように調整されていくのかが注目されます。
(完成予想図は、カンポット・ロジスティクス・アンド・ポート社のサイトより)



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JETROとCDRI 経済共創ビジョンについて意見交換

2023年05月16日 | 経済
 4月21日、日本貿易振興機構(JETRO)と政策研究機関のカンボジア開発資源研究所(CDRI)は、日本とASEANとの新たな経済協力構想である「日ASEAN経済共創ビジョン」の策定に関し、会議を開催しました。
 「日ASEAN経済共創ビジョン」は、2023年の日ASEAN友好協力50周年を機に、将来を見据えた、新しい時代の日ASEAN経済関係の共創の方向性を示すものとして、経済産業省、JETRO、日本商工会議所をはじめとする経済界によって、昨年から検討が進められているものです。今回の会議は、カンボジアのビジネス・リーダー、スタートアップ、産業人材育成機関、アカデミアなどの幅広い意見を集約するため、関係者へのヒアリングを行うとともに、ビジョンの最終とりまとめに向け議論を深めるために開催されたものです。会議には、カンボジア側からは、カンボジア商工会議所などの経済団体や民間企業の代表が参加しました。
 会議では、「技術革新と起業家精神を強化するための最善の方法と機会」について、ASEAN各国と日本が向こう50年間にわたって友好的に協力する方向性などについて協議されました。また、「カンボジアでのグリーン産業と中小企業の発展」に関連して、日本とカンボジアが直面する環境面での課題などに関して意見を交換しました。
 なお、カンボジア総合研究所の鈴木博CEO/チーフエコノミストは、本年よりカンボジア開発資源研究所(CDRI)の理事(Member, Board of Directors)に就任しております。
(写真は、CDRIのサイトより)

CDRIのサイト
https://cdri.org.kh/news/jetro-and-cdri-join-forces-for-a-greener-and-more-innovative-future


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東南アジア競技大会 盛り上がりを見せる

2023年05月15日 | 経済
 5月5日、カンボジアで東南アジア競技大会(SEA Game)の開会式が挙行されました。この大会には、ASEAN 加盟10カ国(カンボジア、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と加盟予定の東ティモールの合計11か国が参加しています。1959年に開始された伝統ある大会ですが、カンボジアがホスト国となるのは今回の第32回大会が初めてとなります。カンボジアにとっては、一大イベントで、日本が1964年に初めて東京オリンピックを開催した時のような高揚感があります。
 開会式は、大変に素晴らしいもので、各国からも称賛の声が上がっています。全部は見ていないのですが、聖火の点火シーンは特に素晴らしいものがありました。昨年の東京オリンピックの開会式を完全に凌駕していたと言っても過言ではないかと思います。
 競技は、開会式前から始まっていて、本田選手が実質的な監督を務めている男子サッカーのカンボジア代表チームの健闘には多くの称賛の声がありました。競技は、5月17日まで実施される予定です。
 カンボジアにとって、本当に大きな意味を持つイベントであるものと見られます。また、これまで新型コロナの影響で沈んでいた観光業にも、プラスの効果があるものと見られます。カンボジアの多くの方々が楽しそうに盛り上がっており、経済的な効果だけでなく、これまでの経済発展の果実を実感するという観点からも効果が大きいものと見られます。
(写真は、素晴らしかった開会式。AKPより)


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2023年05月15日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

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日系のアップルパイ屋さん a. pont pie

2023年05月14日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに開店した日系のアップルパイ屋さん「a. pont pie」です。場所は、おにぎり屋さんの隣です。真っ赤な外壁が目立っています。お店の前に椅子はありますが、テークアウトのお店です。アップルパイ(3.2ドル:約430円)、ストロベリーパイ(2.9ドル:約390円)等、色々なパイが並んでいます。アップルパイは、薄めの造りでサクサクっと良い食感です。ストロベリーパイは、見た目も可愛く、パクッと食べられる感じです。お客さんは、日本の方だけでなく、地元の方も多いようでした。大量買いされる方もいらっしゃるそうです。パッケージも可愛い感じです。お試しください。

a. pont pie
https://web.facebook.com/a.pontpie

ずらりと並んだアップルパイ。美味しそうです。


ストロベリーパイは、映える感じです。



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王室始耕祭2023 3年ぶりにコンポントム州で開催

2023年05月13日 | 社会・風土
 5月8日は「王室始耕祭(Royal Plowing Ceremony)」の休日でした。2020年~2022年は、新型コロナの影響で式典は中止となりましたが、今年は3年ぶりにコンポントム州でシハモニ国王陛下も臨席されて開催されました。
 式典では、王室の2頭の聖牛が広場を耕す儀式をします。この後、7種類の食べ物(コメ、トウモロコシ、豆、ゴマ、草、水、酒)を銀器に並べたところに、聖牛を連れて行き、何を食べるかでその年の農業の吉凶を占います。今年は、コメ(95%)、トウモロコシ(95%)、豆(95%)をそれぞれ食べたため、これらの作物のちょっと良い収穫が期待されるとのご託宣です(なお、草は「牛疫」、酒を飲んだときは「戦乱」、水は「洪水」の凶兆と言われているそうです)。今年も、この明るいニュースで農家の方々に元気を与えることが期待されます。
(写真は、7種類から選んで食べている聖牛。AKPより)



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観光大臣 観光客数の回復に期待 コロナ前回復は2026年か

2023年05月12日 | 経済
 4月26日、トン・コン観光大臣は、シアヌークビルでの記者会見で、2023年のカンボジアへの外国人訪問客数が、新型コロナの影響から回復し、400万人程度となるとの見通しを発表しました。2022年のカンボジアへの外国人訪問客数は、約220万人でしたが、今年は第1四半期(1~3月)だけで120万人に達しているとのことです。また、新型コロナ前の水準に回復するのは、2025年末から2026年初になるとしています。新型コロナ前のピークであった2019年にカンボジアを訪問した外国人数は、約700万人でした。また、クメール正月の時期には、多くのカンボジア人が旅行したことから、外国人に加えてカンボジア人の観光需要もサポートになると見ています。
 観光業は、カンボジア経済にとって重要なエンジンの一つですが、新型コロナの影響を最も強く受けている産業の一つであり、ツアー関連会社や観光客向け飲食業・ホテル業等は、不況に沈んでいます。カンボジア政府では、観光業回復のために様々な政策を打ち出しており、観光業(旅行業者、ホテル、レストラン等)についての免税や、一時帰休の従業員向けの現金手当支給等を行ってきました。2023年は、中国がようやくゼロコロナ政策を放棄し、海外旅行も順次解禁する方向であり、カンボジアを訪問する中国人観光客の増加も期待されます。
(写真は、今年のクメール正月。プノンペン・ワットプノンの人出)



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日ASEAN 特別財務大臣・中央銀行総裁会議 金融セーフティネット強化へ

2023年05月11日 | 経済
 5月2日、日本と ASEAN の友好協力50周年を記念し、韓国・仁川にて、日ASEAN 財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されました。世界経済がパンデミックやロシアのウクライナ侵略の影響を受け、様々な不透明感が高まる中、世界の成長センターである日本とASEAN が連携していく ことは、地域はもとより世界経済の持続的な成長のために重要になっています。
 会議では、日本と ASEAN が共に持続的な経済成長を遂げていくために、経済・金融協力を一層強化するとともに、新たな課題に連携して対応していくことを確認しました。具体的には、域内金融協力の深化、金融のデジタル化への対応、サステナブルファイナンスにおける連携、サプライチェーンの強靭化という4つの政策課題について、日本とASEANが協力して取り組んでいく必要性について認識を共有しました。
 このうち、域内金融協力の深化については、ASEAN+3(日中韓)において、パンデミックや自然災害など多様化する危機に対して、加盟国を迅速に支援できるよう、新たなファシリティの創設に向けて金融セーフティネットの議論を進めていくことで一致しました。また、ASEAN+3において、ASEAN 域内の自然災害に対する財務強靭性の向上のため、災害リスクファイナンスのイニシアティブを強化することで一致しました。更に、域内のクロスボーダー取引における現地通貨の利用促進に向けて、インドネシアとの間で設立している「現地通貨の利用促進に係る協力枠組み」と同様の枠組みを他のASEAN諸国にも拡大し、円や現地通貨の利用を推進するとしています。
 小国であるカンボジアにとって、こうした国際的金融セーフティネットは、万一の際の備えとしても、平常時における信頼向上のためにも大変重要なものであり、新たなファシリティの創設等の進展が大いに期待されます。
(写真は、財務省のツイッターより)

財務省の発表
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/convention/other/20230502.html


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プノンペンバベット高速道路起工式 6月にも開催へ

2023年05月10日 | 経済
 スン・チャントル公共事業運輸大臣は、カンボジアにとって第2の高速道路となるプノンペンとベトナム国境のバベットを繋ぐ高速道路の起工式を6月にも開催したいと述べました。プノンペン~バベット高速道路は全長135キロメートル、総工費は16億3000万ドル(約2200億円)で、2026年末から27年初めにかけて完成させたいとしています。第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路と同様に、中国交通建設集団(CCCC)傘下の道路・鉄道建設大手、中国路橋工程(CRBC)が建設を請け負うとのことです。なお、建設・運営・管理は、BOT(建設・運営・譲渡)方式で行われる予定で、カンボジア政府は債務を負わない形になるものと見られます。
 また、最3の高速道路となる予定のプノンペン~シェムリアップ間の高速道路もフィージビリティ調査が開始されています。この調査も、中国路橋工程(CRBC)が実施するとしています。また、第4の高速道路となるプノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ高速道路についても、今後フィージビリティ調査を行う方針としています。
 第1の高速道路であるプノンペン~シアヌークビル高速道路については、昨年10月の試験開通以来、200日で253万台が利用したとしています。当初1カ月の無料期間を考慮しても、予想を上回る利用台数となっているものと見られます。
 カンボジアの基幹インフラである高速道路が、中国企業の手によって次々と建設され、運営も握られるということは、安全保障上の懸念が無いとは言えません。また、多額の建設コストが必要な高速道路の収益性についても、疑問を抱く見方が出ています。カンボジア政府としては、債務負担を負うことなく、インフラの整備ができる点を評価しているものと見られます。今後の管理・運営や収益状況について、カンボジア政府がしっかりと監視・監督していくことが望まれます。
(写真は、プノンペン~シアヌークビル高速道路)


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シアヌークビル港 新コンテナターミナル起工式 日本が円借款で支援

2023年05月09日 | 経済
 5月1日、シアヌークビル港にて、新コンテナターミナルの起工式が開催されました。式典には、フン・セン首相、スン・チャントル公共事業運輸大臣、ロー・キム・チュン・シアヌークビル港湾公社総裁、植野篤志大使等関係者多数が参加しました。式典は、日本カンボジア友好70周年も記念するものでした。
 日本は、これまでも多額の円借款や無償資金協力で、シアヌークビル港の整備に協力してきました。新たなコンテナターミナルについても、第1フェーズ向けに2017年8月に235億200万円の円借款を供与したのに続き、2022年8月に第2・第3フェーズ向けに413億8800万円の円借款を供与して、その建設を支援しています。
 この事業は、カンボジア唯一の大水深港であるシハヌークビル港において、新コンテナターミナルを拡張することにより、本港のコンテナ貨物取扱容量の向上を図り、もって本港に寄港する航路数の増加及びカンボジアの貿易促進に寄与することを目的としています。現在、約70万TEU/年の取扱能力を有するシアヌークビル港ですが、2026年完成予定の第1ターミナルは45万TEU、第2ターミナルは57万TEU、第3ターミナルは62万TEUの取扱が可能となるため、2029年を予定する全体の完成後は現在の3倍以上の取扱が可能となる計画です。
 現在、シアヌークビル港から輸出されるコンテナは、シンガポール等の主要ハブ港で積み替えられて、北米やヨーロッパに向かうものが多くなっています。本事業の完成後は、大型コンテナ船の入港も期待され、北米直行便等が運行される可能性もあり、輸送期間の短縮や効率化、コスト削減等の効果が期待されます。
(写真は、起工式でのプン・セン首相と植野大使。フン・セン首相のフェイスブックより)



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故高田警視殉職から30年 カンボジアで慰霊の集い

2023年05月08日 | 経済
 カンボジアで国連平和維持活動(PKO)に参加していた岡山県警警視、高田晴行さん(当時警部補、33歳)が武装集団に殺害された事件から30年となりました。5月2日、カンボジアで追悼行事が行われました。
 1993年5月4日昼過ぎ、タイ国境に近いカンボジア北西部のバンテイメンチェイ州アンピル村で、同村に駐在している国連カンボジア暫定統治機構の日本人文民警察官5人が、オランダ海兵隊UNTAC部隊の護衛を受け、国道691号をパトロール巡回中に、ポルポト派とみられる身元不明の武装ゲリラに襲撃されました。10人程度とみられる武装ゲリラは、先頭車両を対戦車ロケット弾で攻撃し、車列が停止すると、自動小銃で一斉射撃をしたとのことです。オランダ海兵隊も応戦しましたが、現場で高田警部補が死亡、他の4人の日本人文民警察官も重傷を負い、ヘリコプターでバンコク市内のプミポン空軍病院に搬送されました。
 5月2日には、在カンボジア日本大使館等により「慰霊の集い」が、プノンペンのタン・コーサン寺院で行われました。式典には、植野篤志大使、在留邦人代表、カンボジア政府関係者ら約20人が参列し、慰霊碑に献花しました。
 高田さんの母親、幸子さん(90)は、「30年があっという間にたちました。カンボジアのために働いた晴行のことをいつまでも忘れないでほしいです」と話しています。
 同じ1993年の4月8日には、当時25歳だった中田厚仁さんも、国連のボランティアとしてカンボジアの総選挙を支援していた最中に、銃撃され、亡くなられました。
 日本は、国際平和への積極的貢献を行うため、1992年の通常国会で「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」(PKO法)を可決しました。国会審議では、当時の社会党や共産党が理不尽な反対行動を行うとともに、多くの条件を求めたことが、その後の現場の手足を縛る結果となったとの批判の声も強いものがあります。
 カンボジアのために命を懸けた日本人がいたことを決して忘れてはならないと強く思っております。高田警視と中田厚仁さんのお二人のご冥福を心よりお祈りしております。また、日本の国際貢献活動が、カンボジアの復興に大きく貢献したこと、そして多くのカンボジアの方々が日本に感謝していることもぜひ強調しておきたいと思います。これまでの関係者の方々の献身的な努力に敬意を表します。
(写真は、PKOに参加した自衛隊。内閣府のサイトより)

ブログ「カンボジア経済」2023年4月17日「カンボジア国連ボランティア中田さんの死から30年」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/2930ebb4e713ae60ffee9bc2b0b1925b


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2023年05月08日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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朝ごはんも美味しい 鉄板バー Hibachi

2023年05月07日 | 生活環境
 プノンペン南部の「鉄板バー Hibachi」です。夜遅くまでワイワイできる場所として、人気があります。最近、朝ごはんも始めたと伺っていってきました。メニューは、ソーセージエッグマフィン(3.5ドル:写真上)、各種サンドイッチ、バーイサイチュルック(クメール料理の豚肉焼肉ご飯)等です。ソーセージエッグマフィンは日本を思い出させる食感で、ふわふわ感が嬉しいです。サンドイッチも、コロッケ、タマゴ、ツナ等があります。バーイサイチュルックも、一手間かけて美味しく出来上がっていました。「バー」なので、朝から一杯やることも可能です。お勧めです。お試しください。

Teppan & Bar Hibachi
https://web.facebook.com/garageteppanbarhibachihibachi

サンドイッチ。ミックスにしてもらいました。


バーイサイチュルック。いい味出してます。



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カンボジアフェスティバル2023 東京で開催

2023年05月06日 | 経済
 5月3日・4日に、東京・代々木公園でカンボジアフェスティバル2023が、開催されました。カンボジアフェスティバル実行委員会の主催で、在日カンボジアコミュニティ、在日本カンボジア王国大使館、在日カンボジア留学生協会などとの共催です。本格的なカンボジアのフェスティバルであり、例年多くのお客さんで賑わっていましたが、2020年・2021年は新型コロナの影響で開催できませんでした。昨年は、3年ぶりに開催となり、今年はコロナ明けで賑わいました。
 会場には、クラタペッパーやカシューナッツ協会等の多くの展示ブースが出展されたとのことです。カンボジアカレーやカボチャプリンといったカンボジア料理も味わうことができたそうです。また、イベントステージでは、南野陽子日本カンボジア友好70周年親善大使も登場されました。また、カンボジア伝統舞踊等が披露されました。お天気にも恵まれて多くの人が集まった模様です。
 日本の方々にカンボジアを知っていただく良い機会になっているものと見られます。今後も発展が期待されます。
(写真は、フェスティバルのフェイスブックより)

カンボジアフェスティバルのサイト
https://cambodiafestival.com/
https://www.facebook.com/cambodiafestival/


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