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【独自】鉄道塗料から基準値超えの石綿 大手メーカーが「非含有」と販売 ”「日本特殊塗料」が石綿を含まないとして製造・販売していたのだろう?”

2025-03-03 09:19:09 | 社会

 塗料メーカー大手「日本特殊塗料」(日特)が石綿(アスベスト)を含まないとして製造・販売し、東京メトロの鉄道車両に使われた断熱塗料に、基準値超えの石綿が含まれるとの分析結果が出ていたことが2日、訴訟記録で分かった。2006年に石綿の規制が強化され、17年の検査で発覚。違法な状態での流通が一定期間続いていた可能性がある。 
 厚生労働省は「流通後に含有が発覚するケースがあるのは遺憾。規制を引き続き周知する」とした。断熱塗料はシートの下部など車両内装の内側に使われ、乗客が触れる可能性は低い。東京メトロはこれまで健康被害はないとしている。  
 石綿は、肺がんなどの健康被害の原因物質となっていることが判明し、国の規制対象となった。労働安全衛生法などは06年改正で、禁止対象となる含有量をそれまでの1%超から「0.1%超」とし、厚労省は、過去に問題がなくても新基準では規制対象になり得るとして注意を呼びかけていた。  
 訴訟は群馬県の解体業者が20年4月、東京メトロや日特に損害賠償を求めて東京地裁に起こした。

感想
 アスベストによる肺がんになっても、まさか原因が地下鉄の車両の塗料だと気がつかないでしょう。
 「健康被害はない」⇒「健康被害についてはわからない」
が正しいコメントです。
 一番の大きな問題は、「日本特殊塗料」がいつ知り、知った後も販売を続けていたことでしょう。
 裁判を起こしているのですから、解体業者の社員がアスベストによる肺がんなどあったのではないでしょうか。

10億円かけた虐待判定AI、こども家庭庁が導入断念…ミス6割で「実用化困難」 ”また税金無駄遣い、虐待かどうかも判断できないのか?”

2025-03-03 08:36:08 | 社会
 虐待が疑われる子どもの一時保護を巡り、人工知能(AI)にその必要性を判定させるシステムについて、こども家庭庁が導入見送りを決めたことがわかった。国が2021年度から約10億円をかけて開発を進め、最終的な判断を下す児童相談所の職員を補助する役割が期待されていたが、テスト段階で判定ミスが6割に上った。AIは虐待の判断にはなじまず、実用化は困難と結論付けた。
 同庁によると、システムは慢性的な人手不足に悩む全国の児相での利用を想定し、搭載したAIに約5000件の虐待記録を学習させた。傷の有無や部位、保護者の態度など91項目に情報を入力すると、虐待の可能性が0~100の点数で表示される。
 試作モデルがほぼ完成し、今年度に計10自治体の児相に協力してもらい、過去の虐待事例100件のリスクを判定させる検証を行った。精度を各児相の幹部が確認したところ、100件中62件で「著しく低い」などの疑義が生じたという。
 ある事例では、子どもが「母に半殺し以上のことをされた」と証言。「服をつかまれて床に頭をたたきつけられた」と訴えていたにもかかわらず、点数は「2~3」だった。あざなどがなかったためとみられる。
 同庁は今年度の導入を目指していたが、「児相に提供するのは時期尚早」として開発を保留して見送りを決定。AIの発展状況を見ながら、再開するかどうかも含め検討するという。
 開発が頓挫した理由について、複数の専門家は、事例ごとに態様が異なる虐待をAIが高精度で判定することの難しさを指摘する。AIの学習には膨大な量の記録が必要だが、今回の約5000件では少なかったとも分析している。
 同庁関係者は「子どもの体重減少といった重要な項目が抜け落ちていた」と説明。また、91項目には該当の有無を入力するだけで、ケガがあった場合でもその程度や範囲まで記入する仕組みにはなっておらず、精度が低くなったとしている。
 国立情報学研究所の佐藤一郎教授は「AIは何でもできる『魔法の杖(つえ)』ではない。開発前に実現可能性を吟味し、綿密に制度設計しなければうまくいかない。AIの活用は官公庁でも進むとみられるが、今回の失敗を他省庁や自治体とも共有し、今後に生かす必要がある」と指摘する。

 ◆一時保護=児童福祉法に基づき、虐待などが疑われる18歳未満の子どもについて、児童相談所の判断で家庭から引き離す措置。期間は原則2か月以内で、2022年度の虐待による一時保護件数は2万9860件。こども家庭庁によると、同年度に全国の児相が虐待の相談を受けて対応した件数は、過去最多の21万4843件だった。

感想
 情けないです。
税金の無駄遣いをまたしています。
儲かったのは業者と業者からのキックバックが期待される政治家でしょう。
官僚の天下り先も?

 現場の先生が判断する。
難しければ児相に相談する。
「疑わしきは虐待の可能性あり」と判断する。
これだけで十分です。
問題は現場の先生のレベルが低すぎるのかもしれませんが。
そこはもっと学ぶことです。