幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

東京・国分寺市のクリニックでモルヒネ100倍誤処方 93歳男性死亡 警視庁が医師と薬剤師を書類送検 ”薬剤師のチェック機能が機能せず”

2022-06-30 00:28:55 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/8752ce505577a100bf81d205073e8828ae2c1376 6/29(水) 18:34 TBS NEWS DIG Powered by JNN

東京・国分寺市のクリニックの医師と薬局の薬剤師が、必要な量の100倍にあたるモルヒネを誤って処方し患者の男性を死亡させたとして書類送検されました。

業務上過失致死の疑いで警視庁が書類送検したのは、東京・国分寺市の「武蔵国分寺公園クリニック」の40代の医師とクリニックの近くにある調剤薬局の60代の薬剤師です。

クリニックの医師らは去年2月、都内の当時93歳の男性患者に対し、必要な量の100倍にあたる鎮痛剤・モルヒネの粉薬を誤って処方し、1週間後に死亡させた疑いがもたれています。

警視庁によりますと、93歳の男性が息苦しさを訴えてクリニックで診察を受けたところ、医師が電子カルテの入力を誤り、薬局の薬剤師が処方箋に従い薬の調剤を行ったということです。

警視庁の任意の事情聴取に対し、2人は容疑を認めているということです。

感想
ソリブシン事件で多数の患者さんが亡くなりました。
この時、薬剤師の役割が機能していなかったのも原因の一つでした。

薬剤師ははさみと電卓があればできる仕事と揶揄される場合があります。
まさに今回のケースがそれにあたります。

本来は医師が処方したのが薬の投与量から適切かどうかをチェックする役割があるのですが、それが機能しなかったのです。
薬剤師が複数いる薬局では、薬を用意する人、それが正しいか監査する人のダブルチェックを行っているのですが、今回はなかったのでしょう。

お薬の中でも危険な薬剤があります。
その危険な薬剤の時には特に注意するという意識があれば防げたかもしれません。
あるいは電子カルテに適切な薬の量と併用禁忌の薬チェックをAIがやるものであれば気付いたかもしれません。

処罰は必要ですが、原因を究明し同じ問題を他の薬局で起こさないようにすることがもっと重要になります。
それが行われていると良いのですが。
それがないとまた起きます。
ひょっとしたら、自分に起きるかもしれません。
自分に処方される薬を自ら確認することも必要なのでしょう。

「千年の読書 人生を変える本との出会い」三砂慶明著 ”本との出会いは人との出会い”

2022-06-30 00:00:44 | 本の紹介
・世界を変えることはできなくても、自分自身の言葉で、自分自身の人生を生きられたら、世界が違って見えるのだと、私は読書から教えてもらいました。

・『ギリシア哲学列伝』
「教養は、順境にあっては飾りであり、逆境にあっては避難所である」
(古代ギリシアの哲学者アリストテレスの言葉)

・ウォームズリー(刑務所での読書会)
受刑者にこれまで読んだ本でどれがいちばん好きかをたずねた。
「どれが好きっていうのではなくて、本を一冊読むたびに、自分のなかの窓が拓く感じなんだな。どの物語にも、それぞれきびしい状況が描かれてるから、それを読むと自分の人生が細かいところまではっきり見えてくる。そんなふうに、これまで読んだ本全部がいまの自分を作ってくれたし、人生の見かたも教えてくれたんだ。

・フランクルは『夜と霧』を終戦後、たった九日間で書き上げたといわれています。1947年に発刊され、日本では1956年に初版が発行されました。半世紀近くたってから、アメリカで、「私の人生にもっとも影響をあたえた本」(1991年)のベスト10に入るなど、どれだけ年を経ても古びない傑作です。何度読み直していても、ページを開くと最後までとまらなくなります。辛くて苦しいはずなのに読後感はなぜか美しくて、私は読み終わったあと世界の見方が変わりました。
フランクルは突然、何の理由もなく地獄に送り込まれた囚人たちが同じ状況下にもかかわらず、なぜある人は死に、なぜある人は生き残ることができたのか、その理由をこう分析しています。
 人間が強制収容所において、外的にのみならず、その内的生活においても陥って行くあらゆる原始性にも拘わらず、たとえ稀であれ著しい内面化への傾向があったということが述べられねばならない。<中略>なぜならば彼等にとっては、恐ろしい周囲の世界から精神の自由と内的な豊かさへと逃れる道が開かれていたからである。かくして、そしてかくしてのみ繊細な性質の人間がしばしば頑丈な身体の人々よりも、収容所生活をよりよく耐え得たというパラドックスが理解され得るのである。
 フランクルは精神科医として、以外にも頑丈な肉体より、未来に希望を抱けるかどうかが、極限状況における人間の生死を分けたと述べています。人間以下の扱いを受け、これ以上ないほどに飢えているのに別のもっと飢えた人に自分のパンを分け与えた人がいました。そして、未来を真っ黒に塗りつぶされた過酷な状況にあっても、夕日の美しさに感動する人がいたのです。自分にはとてもできないと思いました。
 強制収容所で、個々の人間の生命の徹底的な無価値を体験させられたフランクルは、絶望に至るのは簡単だと繰り返し述べています。もし万一、不幸にも私たちの目の前に絶望や困難が立ちはだかったとしても、フランクルは大丈夫、きっと乗り越えられると繰り返し読者を励まします。フランクルは、人生に何かを求めるのではなく、人生に答えを与えるのが私たちの人生なのだと語りました。幸福な人生を求めるのではなく、私たちが幸福に生きれば、人生は幸福になる。いわれてみればあたり前のように聞こえますが、私の人生にとってはまさしくコペルニクス的転換でした。

・『告白と呪詛』エミール・シオラン著
私たちは、ある国に住むのではない。ある国語に住むのだ、祖国とは、国語だ、それ以外の何ものでもない。

・私は当時、仕事がなく、家もなく、これから先どうしたらいいのかわからなくなって、眠れない日が続いていました。電気を消した部屋で、目を開けているのか閉じているのかもわからないまま、ただ天井を見ていました。不安で寝られませんでした。でも、シオラン言葉に出会うことがでてきはじめて、そうかこれが夜なのか、と気づかされました。
「ぐっすり眠った夜は、あたかも存在しないかったような夜だ。私たちが眼を閉じることのなかった夜、それだけが記憶に灼きついている。夜とは、眠られぬ夜のことだ。
『生誕の災厄』

・学校を卒業して、企業に就職して、転職せず、辞令にしたがって定年まで働く。盤石だと思っていた人生すごろくの最初の一コマで、私はいきなり失敗してしまいました。就職氷河期と重なっていたこともあって、元のすごろくゲームに戻るのは容易ではありませんでした。毎日ハローワークに通い、求人票を探し、履歴書を投函し、自己PRをし続けた結果、運良く仕事を見つけることができましたが、私が眠れない夜を乗り切ることができたのは、紛れもなくシオランの『生誕と災厄』を読んだおかげでした。

・『生まれてこないほうが良かった 存在してしまうことの害悪』南アフリカの哲学者ディヴィド・べネクター著

・『平成論 「生きづらさ」の30年を考える』を読んでいたら、宗教学者の上田紀行が東京工業大学の授業で毎年実施しているアンケートが紹介されていました。ぜひ一緒に考えてみてください。
 あなたが東工大を卒業して大企業に就職し、東南アジアの工場に派遣された。ところが、その工場では川に毒を垂れ流していて、下流で老人や子どもがたちが亡くなっていることがわかった。あなたはそれに気づき、工場長に報告して排水を止めるように進言する。すると工場長は、「いやいや、それは俺たちの問題じゃないだろう。俺たちは三年の期限でここに来ている。俺たちが声を上げたら俺たちが馬鹿を見る。現場の俺たちは知らないことにして、黙っておくのが処世術として一番だ」と答えた。あなたは社内の他の人とも相談するが、誰も賛同してくれない。
 答えは三択です。①自分の名前を出して内部告発する。②匿名でインターネットなどに書き込む。③何もしない。
 皆さんが選んだ選択肢は何ですか?
上田が2006年に実施した二百人の学生のアンケート結果によると、①が5人、②が15人、③が280人でした。東京工業大学といえば、いわずと知れた一流大学です。受験戦争を勝ち抜き、リテラシー能力の高い学生たちしか入学できません。この結果がより深刻なのは、人間を自由にするための学問、リベラル・アーツを学ぶ学生たちの9割が、「何もしない」を選んでいることです。自由を学ぶ学生たちが、不自由にさせられている見えない枷とは何なのか。
小川たまかは、『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』の中で、私たちが生きて居る社会では働きづらさや生きづらさについて意見をいえば、目の前にある世界が一変してしまうリスクがあると指摘しています。
 不公平を指摘すると、「面倒くさいヤツ」認定される。散々ひどい目に遭わされて、絞り出した声を「そんな言い方じゃ、誰も味方にならないよ」と言われる。そんなことがこれまで何度繰り返されてきたのだろう。
弾き出された側から見た世界のさみしいこと。多くの人はそんな世界を見たくないから、「弾き出された側」にならないように、慎重に薄いフィルムの上を歩く。
 慎重に薄いフィルムの上を歩く学生たちの声にならない想いを深刻に受けとめた上田は、彼らが③を選んだ背景を考察します。そして「社会に『支え』というものがないときに、人の言動の『自由』は失われていきます。長いものに巻かれて自分の保身だけを考えていくようになる。つまり、『支え』と『自由』は、実はコインの表と裏の関係」なのだと結論づけました。上田はさらに踏み込んで、私たちが「支え」と「自由」を失ったのは「平成」という時代だったと総括します。

・『セラピスト』最相葉月著
「この世の中に生きる限り、私たちは心の不調とは無縁ではいられない」

・『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』汐街コナ著

・『世界は贈与でできている』近内悠太著
「助けてあげる。で、あなたは私に何をしてくれるの?」
「誰にも迷惑をかけない社会とは、定義上、自分の存在が誰からも必要とされない社会」

・「空白」 寮美千子著『空が青いから白をえらんだのです』(受刑者たちの詩)
離婚 親が勝手に決める人生
ぼくらを置いて家を出るとき
母は、どんな気持ちだったのか
さみしかったのか 悲しかったのか
それとも 肩の荷をおろして 楽になったのか

母が 家を出て三か月後
父が 事故で亡くなった
兄弟三人とおばあちゃんの暮らし

弁当は 自分で作る
だから 開けても楽しみがない
「おかん またキュウリ入れとるわ」
そんなこと いっぺん言ってみたかった

夜遅く帰ってきても
友だちを呼んでも 怒る人もいない
楽だと思ったけど ほんとはしんどかった(後略)

・『「空気」を呼んでも従わない』鴻上尚史著
勉強をなぜするのか親に訊いたときに、コップを指して、「国語なら『透明なコップに入った濁ったお茶』、算数なら『200mLのコップに半分以下残っているお茶』、社会なら『中国産のコップに入った静岡産のお茶』と色々な視点が持てる。多様な視点や価値観は心を自由にする」というようなことを返された

・『伝えたいこと』濱崎洋三著

・『自分の仕事をつくる』西村佳哲著

・『スモールハウス』高村友也著

・『自分で「始めた」女たち』グレース・ポニー著

・『はじめて考えるときのように』野矢茂樹著
『考える』ということは頭や脳でやることでなく、手で紙の上で考えることなのだと整理します。次に、考えることは自分ひとりでやることではなく、「ひととの出会いにある」と展開します。そもそも「自分の頭で考える」は、他人に左右されない自分の意見をもつとの意として使われますが、「意見をもっている」ことと「考える」ことは「ぜんぜん違う」のだと指摘します。

・アメリカ心理学会が掲げているストレス対策は五つです。
1) ストレスの原因を避ける
2) 笑い
3) 友人や家族のサポートを得る
4) 運動
5) 瞑想

・瞑想は一番単純に言えば、注意の練習だ。瞑想のトレーニングを十分積めば、注意は揺らぐことなく穏やかで集中したものになる。注意の質をそこまで高めると、心は簡単に、そして長時間にわたって、とてもリラックスしていてしかも隙のない状態になれる。そのようにリラックスしていてしかも隙のない状態になれば、三つの素晴らしい特質が現れてくる。穏やかさと明瞭さと幸せだ。
タンが開発したSIYのもっとも簡易的なプログラムは、たった二分間、座っているだけです。

・2000年に発表された、「うつ病の治療には薬(塩酸セルトラリン)よりも「運動の方が効く」というデューク大がの研究。
うつ病の運動療法研究報告/運動がうつ病に効果を示した海外の研究報告

・人は年をとるから走るのをやめるのではない、とディップシーの鬼はいつも言っていた。
走るのをやめるから年をとるのだ・・・。

・死とは何か? 死に至る五段階説
『死ぬ瞬間』エリザベス・キューブラ・ロス著
『人生は廻る輪のように』

・『「死」とは何か』シェリー・ケーガン著

・若松が『悲しみの秘儀』で読者に呼びかけたのは、自身の深い喪失の体験でした。この本を読んで気づかされたのは、私たちが本を開いて読んでいるのは、実はそこに書かれた物語ではなく、読むことで湧き上がってくる私たち自身の心の声だということです。

・『死を悼む動物たち』バーバラ・J・キング著

・『保守と立憲』中島岳志著
中島は、このオルテガの言葉を引用しながら、かつて私たちは「伝統」によって死者とつながり「常識」によって死者と対話してきたと説きます。
大切な人の死は、喪失であると同時に、新たな出会いでもある。死は決して絶望だけではない。死者とのコミュニケーションを通じて、人間は新しい人生を生きることができる。そんな姿を、死者は温かく見つめてくれるはずだ。死者と一緒に、私たちは生きるのだ。

『モリ―先生との火曜日』ミッチ・アルボム著

・本との出会いは人との出会い

感想
三砂慶明
上記のサイトで本の紹介をされています。

本当に本が大好きな方のようです。
今、街中の書店が次から次へと潰れています。
本屋が20年で半減。閉店相次ぐ「大手書店チェーン」の生き残り策とは

どんな本を探しているか。
こんな状況の時にはどんな本が役立つか。
人生のどの悩みにはどんな本が余か。など
アドバイスできる人がいると、大きな力になるのではないかと思いました。

「うつの世界にさよならする100冊 本を読んでココロをちょっとラクにしよう」寺田真理子著 ”100冊のエッセンス紹介”

書店の生き残りは、お客さん一人ひとりの好みを知り、その人が求めていそうな本を紹介することで、お客さんはその本屋さんで購入するというのもあるのかもしれません。

ヴィクトール・フランクル著『夜と霧』が紹介されていました。
フランクルが始めたロゴセラピーをフランクルが強制収容所で実践したことで、フランクル自信がロゴセラピーの効果を確信したと言います。

読んでみたいと思う本を掲載しました。

まえがき なぜ人生に本が必要なのか
第1章  本への扉 人生を変える本との出会い
第2章  生きづらさへの処方箋 眠れない夜に読む本
第3章  新しい働き方を探す旅
第4章  「お金」から見た世界
第5章  「おいしい」は味なのか 現代の嘱託と料理の起源
第6章  幸福の青い鳥 瞑想と脳と自然
第7章  本から死を考える 死の創造力
あとがき 本との出会いは人との出会い

参院選の焦点を識者に聞く 山口真由「『物価高』はアベノミクスを検証する絶好の機会だ」〈AERA〉”アベノミクス継続の岸田政権か、それとも見直しかの選択肢の参議院選挙”

2022-06-29 08:46:22 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c6d9ebb1656fea5a4209901c3fbb2e993fce426?page=1 6/29(水) 8:00AERA dot.

 参院選が公示され選挙戦が始まった。投開票は7月10日。物価高、経済格差、ウクライナ侵攻、環境問題……。課題は山積なのに、驚くほど盛り上がっていない。だが、私たちは肝に銘じなければならない。この一票が私たちの生活を左右するのだと。有権者は何に注目し、選挙に臨めばいいのか。AERA 2022年7月4日号は、信州大学特任教授・山口真由さんに聞いた。

*  *  *

 参院選の最大の焦点は「物価高」になると思います。近年の国政選挙で経済問題が争点になりにくかったのは、物価が低く抑えられていたからです。選挙に一番効くのは、私たちの「生活実感」です。

 日本銀行の黒田東彦総裁が「家計の値上げ許容度も高まってきている」と発言し、批判が集まりました。これに対し「上から目線だ」と感情的なエリート批判に終始するのではなく、その発言が起点になって円安基調がさらに強まったという批判をする方が的確です。例えばインフレの背後にある「円安」について、資源や穀物価格の世界的な高騰で国内の物価も高くなっている印象が強まり、その要因が円安に結びつきやすい状況にありますが、輸入物価の上昇のうち円安が原因なのは3分の1程度といわれています。

 私たちが見るべきなのはイメージではなく、経済指標の数値です。経済成長率やインフレ率はどれくらいなのか、物価高の要因はどこにあるのかを考えるべきです。

 例えば「悪いインフレ」の「悪い」とは何を指すかといえば、景気後退局面でのインフレです。景況感は、日銀短観などで確かめられます。

「悪い円安」の論拠は大きく二つあります。一つは円安が日本の国力低下を示しているのではないかという指摘。もう一つは、産業構造が変化して生産拠点が海外に移り、円安の恩恵は限定的だとの見方です。これらは、円安になってインフレが起きれば景気が良くなる、という理屈で円安を誘導したアベノミクスは本当に正しかったのか、という論点に直結します。

 岸田文雄政権の経済政策が「アベノミクス寄り」に映る今、アベノミクス批判を現政権の批判につなげやすい状況にあります。このため、参院選の実質的な論点はアベノミクス政策の是非になり得ると見ています。

 アベノミクスは壮大な実験だったと思います。賛否いずれの議論も、これまでは机上の空論でした。なぜなら、私たちはアベノミクスが始まって以来、誰も物価高の世界を見たことがなかったからです。だから、どっちが正しいのか分からないよね、という感覚でした。

 私は物心がついてからずっとデフレレジームでした。「明日はもっとモノが安くなる」と信じ、「明日買えばいいや」と思ってきました。それが今は「明日はもっとモノが高くなる」と実感せざるを得ない状況です。

物価高騰のイメージがあるバブル期ですら、平均すると物価上昇率は2%を下回ります。そんな状況の中で「2%の物価上昇率」を目標に掲げ、そこに突き進んでいったのがアベノミクスです。一時的であれ物価が目に見えて上がりはじめた今、これから賃金は上がるか、企業の設備投資は進むか、といったことを具体的に議論できる材料がそろいつつあります。初めてアベノミクスの是非の答え合わせができうる状況が生まれているわけです。

 今まさに日本は岐路に立っています。アベノミクス路線の継続でいいのか、立ち止まって考え直すのか。その審判を下す絶好の機会です。


感想
7月に入るとさらにいろいろなものが値上がりします。
さらに電気ガス料金の値上がりも続きます。

賃金は上がらない。
年金は下がる。
アベノマスク400億円の無駄遣い。
若者支援はしない。
困窮者を助けない。

今こそ、このままアベノミクスを続けるのですか?
自公が勝てば、物価上昇も賃金あがらないことも、もう文句は言えません。
岸田政権に白紙の委任状を与えたことになります。

うつ病の運動療法研究報告/運動がうつ病に効果を示した海外の研究報告

2022-06-29 02:35:55 | 社会
うつ病の運動療法研究報告 青葉こころのクリニック 
http://www.aoba-kokoro-c.com/treatment2.html


運動がうつ病に効果を示した海外の研究報告
運動がうつ病に対して、どれほど有効かという海外の研究報告をいくつか簡単にご紹介いたします。

◆ 有酸素運動と抗うつ薬(SSRI)との比較
◆ 有酸素運動と比べ、抗うつ薬は再発率が高い
◆ 抗うつ薬よりも、有酸素運動のほうが、即効性がある
◆ 有酸素運動と認知療法は、同等の効果がある
◆ 作業療法より有酸素運動のほうが、効果が高い
◆ 定期的にスポーツをしない人は、する人と比べ、うつ病を発症しやすい
◆ 有酸素運動と無酸素運動は、ともに抗うつ効果がある

◆ 有酸素運動と抗うつ薬(SSRI)との比較
[1999年、米国デューク大学医学部のブルメンサル教授の報告]
この報告は、有酸素運動と抗うつ薬(SSRI/日本での商品名はジェイゾロフト)が、同じ程度の効果を示した世界で初めての治験。DSM-Ⅳによって、うつ病と診断された男女156名(50歳以上)を対象に、ランダムに三グループに分け、一六週間の治験を実施し、うつ病の改善率を比較した。

三グループの内訳は、
グループⅠ⇒SSRI服用のみ
グループⅡ⇒一回30分の有酸素運動(トレッドミルまたはエアロバイク)を週三回実行
グループⅢ⇒SSRIと有酸素運動を併用

結果
治験後にうつと診断されなくなった被験者が、グループⅠは65・5%、グループⅡでは60・4%、グループⅢが68・8%と、多少数値に違いがあるが、三グループすべてで、うつ病が改善。

◆ 有酸素運動と比べ、抗うつ薬は再発率が高い 
前項のブルメンサル教授は、16週の治療でうつから回復した三グループごとに、さらに六ヶ月に及ぶ追跡調査を実施。
結果
有酸素運動だけのグループⅡは、90%近くの人が10ヶ月も改善効果を維持し、しかも再発率は8%だけ。
かたやSSRI服用だけのグループⅠで回復した人が、10ヶ月後も改善効果を維持できたのは55%、再発率は38%にのぼった。
有酸素運動とSSRIを併用したグループⅢでは、改善効果が維持できた人は62%で、再発率は31%だった。
再発率だけ見ても、運動のみのグループⅡは、Ⅰの約五分の一、Ⅱの約四分の一という低さ。なぜ有酸素運動だけのグループは、他のグループよりも改善効果を維持できる人が多かったのか。
有酸素運動だけで、うつ病を回復した患者は、「抗うつ薬に頼らず、運動療法だけで、うつが改善した」という自信、達成感がうつを改善した一つの要因だと推測できる。

感想
薬は大切です。
でもうつ病は薬だけに頼らないことのようです。

夏苅育子さんは精神科医ですが、ご自分のうつ病を薬で治すことが出来ず、患者さんもなかなか治せなかったそうです。
「人は、人を浴びて人になる 心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い」夏苅郁子著 ”一歩踏みだしてみる”

大阪IRの是非問う住民投票、知事に直接請求へ 署名が法定数超える ”無視防ぐためには、参議院選挙で維新に投票しないこと”

2022-06-29 02:15:00 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/d68b381a05d857fe5e74b3b68b749abb96658d07 6/28(火) 22:00 朝日新聞デジタル

 大阪府と大阪市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致の是非を問う住民投票の実施を求め、市民団体が集めて選挙管理委員会に提出した署名約21万筆のうち、有効数が法定の約14万6千(府内の有権者数の50分の1)を超えたことが、市民団体側への取材でわかった。市民団体は7月中にも、住民投票条例の制定を知事へ直接請求する方針。

【図表】住民投票までの流れ

 市民団体「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」事務局によると、署名が有効か審査していた府内72市区町村の選管のうち、24日までに53選管から結果の回答があり、計約15万6千筆が有効だと確認されたという。7月上旬までには全ての市町村の結果が出そろう見通し。

 地方自治法に基づき、知事は請求を受ければ、20日以内に府議会を招集し、意見を付けた上で、住民投票条例案を提出しなければならない。住民投票を実施するかは府議会が審議する。

 府議会で過半数を占める大阪維新の会の代表を務める吉村洋文知事は今月15日の定例会見で、既にIRの整備計画は府議会で可決され、国に認可申請している段階だとして、「住民投票は必要ない」と反対意見を付す意向を示していた。(新谷千布美)

感想
すでに追加の工事費が700億円とか。
それだけでなく、今後さらに支出が増えるでしょう。
そして賭博による貧困層が増え、治安の悪化。
そのための経費も増えます。
利益の多くを米国に持って行かれ、大阪府にはその犠牲が残るだけです。
そんな維新に投票する大阪府民が馬鹿ではないかと思ってしまいます。
大阪に6年ほど住んでいただけに、府民よ目を覚まして欲しいと思います。
子孫に大きな犠牲だけ。
維新は工事などの利権が入るのではと勘ぐってしまいます。

春望<杜 甫>
國破れて 山河在り         大阪府敗れて 貧困有り
城春にして 草木深し        カジノ春にして 治安が悪化し
時に感じて 花にも涙を濺ぎ     時に感じて 子どもたちに涙を濺ぎ
別れを恨んで 鳥にも心を驚かす   吉村府知事を恨んで 工事費700億円追加に驚く
峰火 三月に連なり         コロナ10万人当たりの死者 大阪府が断トツの一位
家書 萬金に抵る          辻本清美さんの復帰 萬金に抵る
白頭掻いて 更に短かし       維新 懐裕福になり
渾べて簪に 勝えざらんと欲す    大阪府民 貧困と治安悪化に苦しむ