幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「あの日小保方晴子」小保方晴子著 ”捏造ではなく、データ管理の稚拙とその後の検証の甘さが原因?”

2018-04-30 14:06:44 | 本の紹介
早稲田大学応用化学⇒早稲田大学大学院/東京女子医大⇒ハーバード大学⇒理研
・なにより不安に思っていたことは、若山先生の実験にはコントロール実験と呼ばれる対比のための実験が行われていなかった。お世話になっている若山先生に、「もっと検証してください」「実験にコントロールを取ってください」などと言うことは、私も含め誰もできなかった。

・理研 西川先生から「小さな研究室のPIのユニットリーダーに応募しませんか?」。ハーバード大学のバカンティ先生に相談すると、「他の研究室の研究員になるのは反対だけれども、研究室のPIになるなら応援するよ」と言ってくれた。

・笹井先生は、「レターは短い論文だから僕一人なら3時間もあれば書き終わっちゃうけど、せっかくだから少しだけ時間をかけて指導します」と言われた。アーティクルは謡うように読み手に訴えかけるように、レターは詩のように切れ味よく文書を書くという笹井先生の論文執筆は、経験の浅い私にさえ「ずば抜けた違い」を感じさせるものだった。途切れなくつむぎだされる言葉の選択が優美で的確で、かつリズミカル、まるで間違えずに音楽を演奏しているかのように言葉が繰り出されていった。

・若山先生からは、「本当にありがとう。小保方さんが僕のところに来てくれたことは、CDB11年の間で一番良かったことだと思います」というメールが届いた。

・特にネイチャー論文作成にあたり実験で一番お世話になり、データも一番よく見てもらっていた若山先生にには電話で心からの謝罪をした。

・分子生物学会の学会員ではなかったこともあって、電気泳動の切り貼りを行った場合、白線を入れなけれいけないと分子生物学会が定めていることは知らなかった。

・学生時代に、バンドの濃さで示される量ではなく、バンドの有無を論文の図表で示す場合には、曖昧ではなく明確にすべきだと指導を受けたことがあり、あるか、ないか、を見やすく加工することが改竄を疑われる行為だとは思いもしなかった。

・「私は不注意で、勉強不足であったけれども悪意を持って図表を作ったわけではありません」と声を絞り出すのが精一杯だった。

・いずれにせよ、私の実験ノートは他の研究者の見本とされるような記載方法が取られていなかったことは、猛省すべきことだと思う。

・テラトーマの図表は、当初、学生時代から研究していた、さまざまなストレス処理によって変化した細胞という内容の論文から、酸処理のストレスによって変化した細胞へとストレスの種類が限定されて、論文の内容が書き直されていく過程で、私がテラトーマの写真の差し替えを忘れたことに原因があった。私が注意深い確認を怠ったために、このような間違いが起こったのだ。私のの研究者としての自覚の低さ、認識の甘さを、心から恥じた。謝罪の言葉も見つからず、反省しているという言葉では言い表すことができない、後悔と自責の念に苛まれていた。
 ・私のこころは正しくなかったのか。
 ・これまでの生き方全部が間違っていたのか。
そう自問し、ただただ涙がこぼれた。むせび泣くような体力はもう残っていなかった。

・特に毎日新聞の須田桃子記者からの取材攻勢は殺意すら感じさせるものがあった。笹井先生からは、「このまま報道されては困るからできるだけ返答するようにしている。メールボックスを開くのさえ辛い、日々、須田記者の対応に追われてノイローゼがひどく他の仕事ができなくなってきた」と連絡を受けた。メールの最後は「お返事がない場合にはその理由をお知らせください」と締めくくられる。

・トイレから出ると、トイレの正面で「NHKの者です」と、いきなりカメラとマイクを向けられた。

・バカンティ先生とネイチャー編集部との話し合いの結果、「STAP幹細胞のマウス系統のデータに関しては研究室内の責任者であった若山先生しか情報を持ちえない。その人が、データが間違っているとネイチャーに連絡を入れている。STAP幹細胞のデータがアーティクルに入ってしまっている以上、仕方がない。アーティクルも撤回に同意する方向で進めよう」と連絡が入った。

・私は混入犯に仕立て上げられ、社会の大逆風の渦に巻き込まれていった。私は「若山研以外からのサンプル入手経路はない」と事実を述べ、「実験してはっきりさせる」とコメントを出すしかなかった。

・若山研にいた頃に作成され、大切に箱に保存していたサンプルのいくつかが、箱の中から消えていたのだ。特に重要な、ほぼすべての組織が初期胚に注入した細胞から形成されるSTAP細胞からの4Nキメラと呼ばれるサンプルのホルマリン漬けなどがなくなっていた。これが解析されていれば、STAP細胞としてキメラ実験に用いられていた細胞の由来が明確にわかったはずだった。

・この実験結果は、検証実験の第一段階だった「Oct4陽性細胞塊の確認」の要件を満たすものだった。このように、私が若山研で実験を行っていた範囲でのSTAP現象は、たしかに確認されていた。

・笹井先生がお隠れになった。金星が消えた。私は業火に焼かれ続ける無機物になった。

・相澤先生の「STAP現象を再現することはできませんでした」という第一声で、検証実験のすべてが失敗に終わり、そのために検証実験が打ち切られるという解釈で報道がなされた。しかし、検証実験のSTAP細胞の作成成功の基準と定められてしまった「多能性の確認」の実験はすべて若山先生の担当部分だった。若山先生の実験によって証明されたキメラマウスの作製が、検証実験では成功しなかったために、検証実験のすべては失敗に終わり、STAP細胞の存在は確認されなかったと結論付けられてしまった。

・誰かの役に立つ仕事に就くのが夢だった。その道をまっすぐに追っていたはずだった。これまでの人生のあらゆる場面を思い出し、いつのどの判断が間違っていたのか、どうしていたらよかったのか、私はここまで責められる悪人なのだと思うと、この世に自分が存在してしまっていることが辛く、呼吸することさえ悪いことのように思えた。

・早稲田大学は強く否定したが、私には大学の教育方針よりも社会風潮を重視した判定を下したとしか思えなかった。結局、約束されていたはずの論文指導を受ける機会は与えられず、審査に対する反論すら受け付けられないまま、私の博士号はいとも簡単に剥奪された。こうして私の研究者の道は幕を閉じた。

感想
STAP細胞はハーバード大学のバカンティ教授の下でヒントと最初の研究が進み、CDBの若山先生のところで完成したようです。論本は返却を食らったので、執筆指導を笹井先生してもらい、ネイチャーに採用されたようです。

小保方さんは博士論文でも、最新の修正された原稿でなくその前の原稿を使うなど、データ管理や細胞管理に甘いところがあり、それもミスを大きくしてしまったようです。

生物に関する論文投稿には、自分だけではできず、多くの協力者がいて初めて論文が完成しているのだということがわかりました。若山先生のキメラ作成がなければ、STAP細胞は証明され投稿もなかったようです。

毎日新聞の須田桃子さんの本「捏造の科学者 STAP細胞事件」も読みました。

新聞報道などの情報からも判断して、
・捏造ではなかった。
・データ管理が科学者として稚拙すぎることが間違いを生じた。
・発見した現象に周りが色めき立って、検証が十分でなかった。
・当時CDB研の若山先生(山梨大学)が真実を把握している。
のように思いました。

確かに小保方さんの稚拙な点も大きかったと思いますが、早稲田大学の博士論文検証の不備、小保方さんの実験結果の検証不備、若山先生の実験の不透明性など、さまざまなことが絡み合っていたように思います。

それにしても純粋な科学の分野においても様々な人間模様があるようです。
それと偏見かもしれませんが、小保方さんの人懐っこさや美人でなければ、彼女自身一生懸命実験して来た成果もさることながら、ここまで優遇されなかったように思いました。
多くの先生に可愛がられていたようです。
それは本来プラスになることが小保方さんにとってはマイナスに働いたようです。

笹井先生は自らの命を断たれましたが、小保方さんにはこれまでのことを人生からの問いかけと思って、前向きに生きていて欲しいと願います。
それが、多くの先生、亡くなられた笹井先生に、そして社会にできることなのでしょう。
”誰かの役に立ちたい” その気持ちを今も持ち続けて、辛い人生の問いかけに応えて欲しいと願います。
過ちから立ち直れる社会であって欲しいと願います。
TOKIOの山口達也さんは、お酒&性の病気だと思います。
立ち直れる社会であって欲しいと願います。
 





「#MeToo」 日本ではタブー? 被害女性らに立ちはだかる壁 ”トップの安倍首相のセクハラに対する態度が変わらないと何も変わらない”

2018-04-29 08:45:08 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180428-00000008-jij_afp-int&p=1 4/28(土)AFPBB News

【AFP=時事】歌手のナカジリリンコ(Rinko Nakajiri)さんがレコード契約をさせてくれるという約束で誘われたプロデューサーに最初にレイプされたのは17歳のときだった。当時のリンコさんは、将来のキャリアが台無しになってしまうことを恐れ、沈黙を貫いた。

【関連写真】取材に応じる伊藤詩織さん
 音楽業界を離れてから20年、現在は東京で主婦をしているナカジリさんは、米映画界の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏に対する、女性被害者たちの告発「#MeToo(私も)」の動きに励まされ、苦しみと向き合おうとしている。
 世界では米ハリウッド(Hollywood)から香港まで、女性蔑視と性暴力に関する疑惑が噴出している中、被害者の側が沈黙を強いられることの多い日本では、この動きは比較的わずかな支持しか得られていない。
「日本では、相談したくても話すのはほぼ無理」と、AFPの取材に応じたナカジリさんは言った。「レイプについてものすごい汚名が残っている。回りは、ずっと出さずに我慢してほしいって感じ」
「初めてあったときは夜遅い時間でスタジオの中だった」と話したナカジリさん。それから3年後に音楽業界を去り、今では2人の子どもがいる。「そして、その後何回も。断ったらとか警察に行ったら終わりだと思って…」と続けた。
 男性優位社会の日本では性的暴行やセクハラに関する沈黙の文化が今も根強く、被害を公にすることには大きな代償が伴う。
 ジャーナリストの伊藤詩織(Shiori Ito)さん(28)は黙って苦しむことを拒否し、昨年、公表に踏み切った。伊藤さんは、安倍晋三(Shinzo Abe)首相に近しい関係にあるとされる元TBS政治部記者でワシントン支局長だった山口敬之(Noriyuki Yamaguchi)氏に、採用話をしようと夕食に誘われた後、レイプされたと訴えている。
 勇気を出して沈黙を破ったことで、伊藤さんはインターネット上で激しく攻撃されることになり、殺害の脅迫まで届いた。

AFPの取材に「覚えている最後のことは、すし屋でトイレに行った時のこと」と話す伊藤さん。山口氏にデートドラッグを盛られたのではないかと疑っており、警察は薬物検査をすべきだったと主張している。
 伊藤さんは激痛のなかで意識を取り戻した。ホテルの部屋で山口氏が自分の上に乗っていた。何が起きたのかすぐにわかったが、それを整理して理解することができなかったとその時のことについて説明した。
■侮辱と脅迫
 伊藤さんは治療を担当した病院の看護師から「尋問」のような質問を受けたとし、さらにひどいことに男性警官からは、等身大の人形を使って自分がレイプされた状況を説明するよう命じられたと話す。
「床の上で横になり、体の上に人形が置かれた。それを動かしながら『こんな感じだったのか?』と質問され、写真も撮られた。それはセカンドレイプのようだった」
 刑事事件として捜査が始まるまでに数週間がかかったが、警察からは山口氏は逮捕されると連絡が入った。
 だが突然、警察は手を引いた。その後、伊藤さんは山口氏を相手取り、民事訴訟を起こした。山口氏は伊藤さんの主張を全面否定している。
 自らの苦しい体験を記した著書を発表し、最近では米ニューヨークの国連(UN)本部で記者会見を開いている伊藤さんは、「ふしだらな女、売春婦といったののしる内容のメールが送られてきた」「中には脅迫的なものもあり、家族に危害が及ぶのではと恐怖を感じた。恐ろしかったし、外出できなかった」と語る。
 伊藤さんの事件は日本で一定の議論を呼び起こした。しかし、2015年の政府統計によるとレイプ被害者の4%しか警察に届けないこの国で、彼女の後に続いて被害を公にする女性は多くない。
 ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者のための支援NPO「レジリエンス(Resilience)」の代表で、自らもDVサバイバーである中島幸子(Sachiko Nakajima)さんは「#MeToo ムーブメントは、ハーヴェイ・ワインスタインのケースが転換点となったことは明らかだ。伊藤さんの件では、小さな波紋を呼びはしたが、転換点とまではなっていない。彼女のケースでさえ何も起きていないし、誰も逮捕されていない」

中島さんは、性犯罪に関する刑法は100年以上も前にできたもので、ようやく国会が強姦(ごうかん)の定義を広げ、刑期の下限を引き上げたのは昨年だったと非難する。「これはシャベルで山を動かすようなもの。110年ぶりの改正はあまりにも遅すぎる」
■同意の意味
 法務省の統計によると、最近の強姦事件のうち裁判となったのはわずか3分の1で、昨年、性犯罪で裁かれた1678人中、3年以上の実刑判決を受けたのもわずか285人(17%)だという。
 日本は女性政治家の数でも、世界で最も低い水準にある。衆議院における女性議員の割合は10%をやや超える程度となっているが、各国議会の議員交流と議会制度の確立の促進を目指している「列国議会同盟(IPU)」のデータによると、これは2017年のランキングでは193か国中158位と、シリアやコンゴ共和国よりも低い。
 レジリエンスの中島さんは、性犯罪に対する態度が変化すること以前に、日本の女性たちに必要なのはエンパワーメントだと言う。
「多くの日本人男性は、女性の体に触れていいものだと思っている。同意の意味が日本ではかなりねじ曲げられている」としながら、「警察に強盗被害を通報しても、『なぜその時間に家にいなかったのか』とは言われない。でも、(こうした性犯罪では)『あたなが誘惑したに違いない』とか『そのスカートが短い!』などと言われてしまう」と指摘した。
「私たちは、女性の社会的地位について見直す必要がある。そうすることで様々な問題に説明が付く」

感想
痴漢に疑われると、やっていなくても逮捕され、その冤罪を晴らすのはとても大変です。
防衛大学の教授が冤罪を晴らすのに数年かかり、その間は職は停止でした。

詩織さんの場合、山口氏は逮捕直前で上からの指示で逮捕がなくなりました。

働き方改革 女性の活躍を願うなら、セクハラに毅然とした態度を安倍首相が示す必要があるのではないでしょうか?



セクハラ音声公表でも全否定した財務省と麻生大臣「強気」の裏事情  ”裏事情が流れる意図?”

2018-04-28 13:54:28 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/セクハラ音声公表でも全否定した財務省と麻生大臣「強気」の裏事情/ar-AAwrBae?ocid=spartandhp#page=2 ダイヤモンド・オンライン 大山 糺

2018/04/28 早々に福田辞任を決めた官邸に対して、続投を願った財務省の肩を持った麻生氏。財務省と麻生氏が強気に出た背景には、「官邸寄りのテレ朝だから名乗り出ないだろう」という傲慢な考えがあったようだ…

テレビ朝日の女性記者に対するセクハラ発言問題で、ついに財務省の福田淳一事務次官が辞任に追い込まれた。しかし、辞任に至るまでの経緯を見れば、本人や財務省がこぞって事実関係を否定するなど、悪あがきとも取れる迷走を続けたことは周知の通り。このスキャンダルの舞台裏では、いったい何が起きていたのか。(政界ウォッチャー 大山 糺)
音声データ暴露で“詰んだ”のに…財務省が福田辞任に反発
「女性の活躍」を掲げる安倍政権下で発覚した福田前次官のセクハラ問題。スクープを報じたのは4月12日発売の『週刊新潮』で、翌日には同誌のニュースサイトで「胸触っていい?」「手縛っていい?」といった福田氏のセクハラ発言とされる音声データも公開されている。
 もともと福田前次官の女性記者に対する「セクハラ発言」は以前からかなり有名で、財務省内でも「やっと出たね」と言われるほど知られた話。この時点で、すでに“詰み”であり、辞任は避けられないものと思われた。
「実は官邸サイドでも、すぐに福田を辞めさせようという方針を決めていたそうです。それほど福田前次官はセクハラの常習犯だった」(社会部記者)
 16日付の産経新聞が「官邸筋」の情報として「福田財務次官 更迭へ セクハラ疑惑 後任次官を選定」という記事を掲載していた通り、いったんは辞任への道筋が作られたことは間違いない。ところが、ここから事態は混沌とし始める。
 財務省は16日になって、「セクシャル・ハラスメントに該当する発言をしたという認識はない」との福田前次官に対する聴取結果を公表。加えて、「報道は事実と異なるものであり、私への名誉棄損に当たることから、現在、新潮社を提訴すべく、準備を進めている」として、福田前次官本人も疑惑を否定するコメントを発表した。
「財務省が官邸の意向に反して疑惑の否定に転じたのは、森友問題の影響があったからでしょう。というのも森友問題はいまだ決着のメドが立っておらず、長引けば長引くほど批判が強まるという状況です。そこに次官のセクハラ疑惑が加わっては、財務省の威信は地に落ちてしまう。そこで財務省は森友問題が決着するまでこのセクハラ疑惑も引っ張ろうとしたんです。2つの問題をいっしょくたに処分した方が、まだ傷口が小さくて済むという判断ですね」(同前)
官邸に待ったをかけた麻生大臣その後の放言で火に油
 こうした財務省の意向を受けて、官邸に待ったをかけたのが麻生財務大臣だ。
「麻生財務大臣と安倍総理の関係は決して悪くありません。確かに福田次官を守れば政権の支持率が下がることは目に見えていました。ただ麻生大臣にしてみれば、森友問題も含めて、このところの官邸の失態の責任が、あまりにも財務省だけに押し付けられているという思いがあったのでしょう。麻生大臣に『俺がやるから、辞めさせるのはちょっと待て』と言われれば、菅官房長官や今井秘書官も強くは言えなかったのでは」(同前)
 もっとも、大見えを切ったはずの麻生大臣は、自らの発言で更なる墓穴を掘ってしまう。
 麻生大臣は、財務省から記者クラブ加盟の女性記者に向けた「福田氏から同様の行為を受けたことのある人は調査に協力をお願いしたい」という要請について、「被害者本人が名乗り出てこなければ、確認しようがない」「福田の人権は“なし”ってわけですか」と擁護論を展開し、「はめられて訴えられているんじゃないかとか、世の中にご意見ある」といった放言を連発。世論の反発に対し、まさに火に油を注ぐ結果となり、さすがの財務省も、福田氏の辞任を受け入れるしかなかったのだ。
 そして実は、麻生大臣や財務省側の、「被害者が名乗り出なければ、セクハラは認定しない」という傲慢な方針の裏には、ある“勝算”があったと見られている。
 周知の通り、18日になってテレビ朝日は、自社の女性記者がセクハラ行為を受けたとして財務省に抗議文を提出したことを発表している。テレ朝の篠塚浩報道局長は会見で、この疑惑を自社のメディアで報道しなかった理由を問われ、「(女性社員から相談を受けた上司が)今のメディア状況のなかで現実的には放送は難しい、と女性社員に説明した」としている。
 これだけを見れば、問題があったのは直接の上司だけであり、テレ朝側は女性記者を守るために動いたようにも見えるが、実情はそう単純ではないという。
「あそこならどうにでもできる」ナメられていたテレビ朝日
「女性記者も報告を受けた上司も、テレ朝の上層部がこの問題に対応してくれないことを分かっていたからこそ、外部の週刊誌に持ち込むしかなかった、というのがメディアの見立てです。というのも、今のテレビ朝日が、かなりの官邸寄りであることは外部にもよく知られていますからね」(同前)
 テレビ朝日の関連会社である「Abema TV」が“安倍礼賛番組”を放送していることは有名だ。他にも15年に、『報道ステーション』のレギュラーコメンテーターで安倍政権に批判的だった古賀茂明氏が、不可解な経緯で番組を降板させられた事件などからも、そのスタンスは明らかだろう。
 さらに言えば官邸も財務省も、新潮の記事が出た段階で、すでにセクハラ被害を受けたのがテレビ朝日の記者であったことを把握していた可能性が極めて高いのだ。
「だからこそ、財務省も麻生大臣も、『できるものなら名乗り出てみろ』と強気に出ることができた。要するにテレ朝は、『あそこならどうにでもできる』とナメられたんです。麻生氏や財務省の思い上がりにはあきれるよりありません」
 麻生大臣は、テレ朝の公表を受けて、「(抗議文が)もう少し大きな字で書いてもらった方が見やすいなと思った程度に読んだ」と、問題をちゃかすような発言をしており、福田次官が辞任をして以降も、「(自分の)進退については考えていない」と強気の姿勢を崩していない。
 また、ネット上では安倍政権の擁護派を中心に、セクハラ被害を訴えた女性記者やテレビ朝日の上司に対する批判が噴出。個人名まで特定される騒ぎとなっている。しかし舞台裏を知れば、こうした批判の多くが、いかに的外れかが分かるはずだ。
 政治家、官僚、そしてマスコミと、この国の劣化ぶりは、相当に深刻なようだ。

感想
このような裏事情を流す人がいるということは、流すことでメリットを受ける人がいるということでしょう。
あるいは裏事情を推定しての記事なのかもしれません。

真実はなかなか分かりにくいですが、国民は出ている情報からでも、何が真実かを知り行動することが求められているのでしょう。

安倍首相は、「膿をすべて出し切り、解明することを約束します」と国民に言っています。
国民の多くは、「膿は安倍首相であり(お友だち優遇;加計学園、森友学園《元々のお友だちでなかったので切られた》、詩織さんのレイプ犯山口敬之の不起訴)、解明を阻止しているのが安部首相だ」と知っているのに、美辞麗句を並べる安倍首相を支持している人がまだまだ多いことは、それを良しとしている風潮があるのでしょう。

阿川佐和子さん「サワコの朝 鳳蘭さん」 ”ざっくばらんな方”

2018-04-28 08:10:08 | 生き方/考え方
女優。宝物はソフトバンクの王さんとの写真。お礼の電話を翌日できなかった。
伝説の男役、トップスター。1946年生まれ。兵庫県出身。ベルサイユのばらのフェルゼン役。「風と共に去りぬ」でレッドバトラーで醸成を魅惑。
外人顔だったので、眉毛を消して上に描いて和風顔にして皆に交じりたかった。

宝塚辞めて37年。舞台中心。舞台中心。ホームドラマにでると、つい構えてしまう。背筋がぴしゃっとしていておばさん役はできない。舞台はオーバーにやるので。宝塚方式でもやっていける。

1曲目真木ひでとさん「おんなの夢」。
結婚は無理だとこの曲を聴いて泣いた。新宿のおかまさんから「抱いて欲しい」と言われたことがあったくらい、男風だった。
ずっと、おんなを抱いていたから。抱きしめられたことがなかった。
とことんざっくばらんな性格。宝塚をぜんぜん知らなかった。
面接で、「君は何もできないな」と言われ、「これからおしえてもらえるんでしょう!」と返した。

両親は中国人で上海出身。両親は日本語は片言。みんぽう語で北京語でなかった。眼の前に悲しそうな人がいると、笑わそうと思う。人を笑顔にするのが私の使命。両親と顔が違うので、貰われ子だと思っていた。だから、良心の血液型を尋ねるのが怖かった。「ハゲハゲ、ハエハエハエがとまってすってんころり」と周りの人に父が言われ、父が笑っていたので、そうだ、この歌を歌うと父が笑うんだと思って、歌ったら、父に殴られた。

友だちに誘われて一緒に受けた。友だちは落ちて、私が受かった。美貌とスタイルで入って5番目だった。
ピアノの鍵盤も知らなかったので、一回目の試験でびりになった。しかし、美貌とスタイルだけは誰にも負けなかった。

当時は目立ちすぎて悩んでいた。目立つ容姿がコンプレックスにもなった。和和風顔にしてもきれいだった。舞台でサリーと大きな声で発したら、お客様がわーと受けた。24歳の時にトップになった。
ベルサイユのばらが出るまで、北海道、九州の人は宝塚を知らなかった。宝塚はトップを“組長”と呼ばれた。皆から“組長“と呼ばれたので、ファンは「えっ、組長?」と驚いていた。

長谷川一夫先生がアントワネットになって演技を付けて貰えた。お客様の2階の何番目の人を見て、そして舞台の裾のお客様を見なさいとの演出だった。
ものすごい人気になった。ファンがコートの毛を引っ張って、バックスキンになるほどだった。骨が折れるくらい、スカーレットを抱いた。男以上の男らしさ。振られて悲しい演技で、舞台から去るとき観客を見なかったのがそれが良かったと。自慢話。私の話はすべて自慢話。

結婚で辞めた。それからは静かにしている。
子ども二人を産んでから離婚。
宝塚はありがたく、ファンが子どもを見てくれた。
お孫もいて、もうすぐ5人になる。マミーと呼ばせている。マネーと呼ばれている。ランドセルを買ったりと。

松平健さんと舞台したとき、「きれいな顔してるな」と思ったら、台詞を忘れた。他のことを考えたらだめ。売れる前の松平健さんに、綺麗な顔してたので、「あなた俳優になればよい」と言った。後で、「彼は俳優よ」と言われた。

私はすぐに忘れる。「忘却は宝なり」。この言葉いただこう。

2曲目は布施明さんの「君は薔薇より美しい」。
リクエストはがきで応援した青春の曲。後輩にもたくさん書かせた。バラはオリビアハッセイのことで、人の恋を成就させた。
青春時代を思いだした。ファンなのでよく見に行っている。

失恋したとき、越路吹雪さんの「愛の讃歌」を聞いて涙を流した。隣に坂東玉三郎さんと一緒に行っていて驚かれた。

感想
こんなに楽しい人だとは知りませんでした。
自慢話と言いながら、周りの人を楽しませようとのサービス精神が旺盛な方です。
このようは性格も人気の一部なんだと思いました。

宝塚ファンの方はとても熱心な人がいることも驚きました。


カジノ入場料6千円、全国3カ所 政府、IR法案閣議決定 "第二の税金増やす施策”

2018-04-27 09:55:20 | 社会
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2018042701001293.html(共同通信)
 政府は27日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案を閣議決定した。IRは全国で最大3カ所を整備できると明記。日本人客のカジノ入場は週3回、月10回までとし、料金6千円を徴収する。6月20日までの今国会での成立を目指す。ただ、一連の政権不祥事を巡り与野党の対立が激化、審議入りは不透明だ。ギャンブル依存症に対する国民の懸念も根強く、成立まで難航が予想される。

 法案は、IRの要件としてカジノのほか、国際会議場、ホテルなどの一体整備を規定。カジノ事業は免許制とし、暴力団関係者の関与や依存症対策などを国が事前調査した上で、事業者への免許交付を決める。

感想
宝くじは、購入した金額の45%を購入者に還付します。
競輪/競馬は75%還付することになっています。

そのために、宝くじや競輪/競馬は”第二の税金”と呼ばれています。
知らない内にお金を取られているのです。

また、収入の低い人が購入する率が高いので、”貧者の税金”とも呼ばれています。

カジノが始まるとこの第二の税金が増えることになります。
そのため、自分をコントロールできない人が増え、社会問題の火種を増やすことになります。