幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「これでよく第三者の調査と言えた」弁護士 不適切統計問題 ”化血研には厳しかったが? 身内に大甘い!”

2019-01-31 08:26:12 | 社会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190128/k10011794691000.html NHK News Web 2019年1月28日

更生労働省の統計調査の問題で、第三者委員会が行った調査の報告書について、企業などが設けた第三者委員会の調査に詳しい久保利英明弁護士は「これでよく第三者による調査だと言えたなと思う。ここまで第三者委員会の体をなしていないものは珍しい」と厳しく批判しています。

久保利弁護士は「誰が誰に対して何時間くらい聞き取りを行い、どんな方法で聞いたかが重要だが、それがほとんど報告書に書かれていない。問題に関与した人数も多く不正が行われた期間も長いので調査には最低でも2~3か月かかるはずで、調査期間があまりに短すぎる」と話しています。

第三者委員会が行った幹部などへの聞き取り調査に厚生労働省の官房長が同席していたことについては「独立性や中立性を保って聞き取りを行うことが第三者委員会の目的のはずなのに、そこに調べられる可能性がある人がいることは本末転倒で大問題だ。聞き取りを受ける側も正直に話をすることができずまっとうな答えは期待できない」と指摘しています。

一部の職員に電話やメールだけで聞き取りを終えていたことについては「電話やメールで聞き取りをする場合、本人が回答していることを確実に確認をして担保する必要がある。『電話で聞きました』だけでは信用できるものにならない。時間がないから電話やメールで済ませるというのでは、まじめに調査する意欲があるのか疑いたくなる」と話しています。

感想
”第三者委員会”という名前だと国民は信用するだろうということで、実施したのでしょうが、偽称な行為のようです。
身内の調査に知っている人を加えただけのようです。

これを許している厚生労働大臣、またそれを許している安倍首相の姿勢が問われるように思います。
最初からきちんと調べる意図がないのだと思います。
ひょっとして真実が明るみに出ると困るので、これでお茶を濁そうとされているのではと思ってしまいます。

国民が怒らないとこんなことが許されてしまうのでしょう。
厚生労働省が、化血研さんに行った調査くらいやって欲しいものです。
外には厳しく、身内に甘すぎます。
このような組織が国民の健康を考えることができるのだろうかと心配になってきます。
一生懸命お仕事をされている人が多いと思います。
それをきちんとできる厚生労働省の幹部で合って欲しいと願います。
幹部自身もご自分でおかしいと思っていると思いますが・・・。








「無印良品は仕組みが9割」松井忠三著 ”仕事の暗黙知を形式知に!”

2019-01-31 02:04:38 | 本の紹介
・全社員の「知恵と努力」の結晶ともいえる、二つの分厚いマニュアルがあります。業務をスムーズに行うための「社内の仕組み」と店舗サービスのあらゆる「標準」が書かれているもので、”無印良品のすべて“が詰まったものです。

・リーダーが「努力を成果に結びつける仕組み」をつくらなければ、日本の企業はますます元気がなくなっていきます。逆に、仕事の生産性を上げられる仕組みを整えたら、おそらくどの企業も業績を回復するでしょう。

・マニュアルMUJIGRAMは2,000ページ分にも及び、なかには写真やイラスト、図もふんだんに盛り込まれています。

・個人の経験と勘を蓄積させようとしたのか。「チームの実行力を高めるため」というのが答えの一つです。仕事で何か問題が発生したとき、その場に上司がいなくても、マニュアルを見れば判断に迷うことなく解決できる。

・「それぐらい。口でいえばわかるのでは?」と思われるようなことまで明文化する。

・MUJIGRAM(2,200ページ)
 1 売り場に立つ前に        2 レジ業務・経理
 3 店内業務(承り)        4 配送・自転車
 5 売り場作り           6 商品管理
 7 後方業務            8 労務管理
 9 危機管理            10 出店準備
 11 店舗マネイジメント       12 ファイリング
  販売スタッフTS(トレーニングシステム)

・業務基準書(6,608ページ)
 1a 衣服・雑貨部          1b 生活雑貨部/食品部
 2 カフェ・ミール事業部/品質保証部/チャネル開発部
 3 販売部/業務改革部/お客様室    4 海外事業部
 5a 宣伝販促室/流通推進担当     5b 店舗開発部
 6 情報システム担当/企画室     7 経理財務担当
 8 総務人事担当           9 ムジ・ネット  

・2001年の8月中間期、38億円の赤字。それまでずっと黒字でその成長ぶりは「無印神話」とまで言われていました。

・仕事のスキルやノウハウを蓄積する仕組みがなかったので、担当者がいなくなったら、また一からスキルを構築し直さなければならなかった。

・2001年からの仕組み導入・改革後、利益が延びると同時に、お客様からのクレームが件数が減少(約11,000/2003年⇒約7,000件/2004年⇒約4,000件/2005年)

・優秀な人材は集まらない。だから「育てる仕組み」をつくる。

・人は「二度失敗して学ぶ」

・決まったことを、決まったとおり、キチンとやる。

・なぜ「仕組みをつくる」と「実行力が生まれる」のか
 1)「知恵」を共有する
 2)「標準なくして、改善なし」
 3)「上司の背中だけを見て育つ」文化との決別
 4)チーム員の顔の向きをそろえる
 5)「仕事の本質」を見直せる

・年間440件(2万件くらいの要望が現場からあがりその内採用された件数)の「現場の知恵」を逃さない

・現場の問題点を知っているのは、やはり現場の人間です。マニュアルは、それを使う人が、つくるべきなのです。

・マニュアルは「新入社員でも理解できる」。したがって、マニュアルは徹底して具体化しなければなりません。「商品を整然と並べる」と指導しても、人によって「整然と」のとらえ方はまちまちです。「フェイスUP(タグのついている面を正面に向ける)、商品の向き(カップなどの持ち手の向きをそろえる)、ライン、間隔がそろっていること」と定義づけ、この4つのポイントがどういう意味なのかを、写真入りで説明します。読んだ人は誰でも、「整然とは何か」がわかるのです。

・理念や価値観は、ただ言葉で語って聞かせても、具体性や実践を伴わなければただの言葉です。

・「7,000件/2002年下期の苦情を1,000件/2006年上期以降に減らした」リスク管理法
 ・お客様からクレームがあった場合
  ・限定的な謝罪
  ・お客様の話をよく聞く
  ・ポイントをメモする
  ・問題点を把握する
  ・復唱する
 「言い訳をせずに最後まで聞く」「お客様の表現でメモする」

・マニュアルで「人材を育成」する。マニュアルで「人材育成する人を育成」する。

・「締め切りを守る」「ゴミを拾う」-強い社員の条件

・なぜ「挨拶を徹底する」と「不良品が減る」のか

・キャノン電子(酒巻久社長)
 秩父の工場
 ・チリ一つ落ちていない清潔な環境
 ・従業員の皆さんが生き生きと仕事をしています。
 ・工場のチーム力もすばらしく、不良品が見つかったときにはすぐに生産ラインをストップし、全員で不良品の原因を探ります。

・提案書のハンコは「三つまで」

・知恵は「他社から借りる」⇒他社とは”徹底的に“交流する。
 「当社の常識は他社の非常識」

・コンサルタントには組織は立て直せない

・「机の上がきれいな会社は伸びる」

・「仕事のデッドライン」を見える化する

・DINAシステム
 Dead Line(締め切り)
Instruction(指示)
Notice(連絡)
Agenda(議事録)

・PDCAサイクル

・行きすぎたホウ・レン・ソウは人の成長の芽を摘んでしまう行為
 常に上司が仕事に絡むので、部下の自主性や自分自身で創意工夫しようとする意識が育たなくなる。

・無印良品では、まずは「夕方に新しい仕事を人に頼まない」というルールをつくりました。

・朝礼
1)全員で挨拶する
2)連絡事項を伝える
3)当番の社員が1分間スピーチをする
4)企業の理念を唱和する

・あせらず、くさらず、おごらず

・「莫煩悩」
 北条時宗がモンゴル帝国に侵攻されるという、元寇に悩まされていました。建長寺を訪ねて無学祖元に教えを請うた時の言葉。
 煩悩するなかれ。迷わず悩まず、ただ一心に目の前のことに取り組みなさい。

感想
野中郁次郎先生の知の4モードの概念があります。
まさに、それを実践されているようです。
マニュアルを見ることで知識を自分のものにし、そしてマニュアルを見直して行かれているのでしょう。

http://www.osamuhasegawa.com/seciモデル/
SECIモデル(ナレッジ・マネジメント)


【共同化】Socializaiton
暗黙知から暗黙知へ
共同化とは、経験を共有することによって、メンタルモデル(認知的=精神的暗黙知)や技能(技術的=身体的暗黙知)などの暗黙知を創造するプロセスです。暗黙知を共有する鍵は“共体験”です。経験をなんらかの形で共有しないがきり、他人の思考プロセスに入り込むことは難しいとされています。

【表出化】Externalization
暗黙知から形式知へ
表出化とは、暗黙知を明確なコンセプト(概念)に表すプロセスです。暗黙知がメタファー、アナロジー、コンセプト、仮説、モデルなどの形をとりながら次第に形式知として明示的になっていくプロセスです。野中らは、このプロセスは知識創造の真髄であるとしています。表出化は、対話(ダイアローグ)・共同思考によって引き起こされます。その際、帰納法や演繹法といった論理思考も形式化の有力な方法論となります。

【連結化】Combination
形式知から形式知へ
連結化とは、形式知同士を組み合わせてひとつの知識体系を作り出すプロセスです。この知識変換モードは、異なった形式知を組み合わせて新たな形式知を作り出します。データベースとネットワークを用いて情報を体系的な知識へと変換することは、連結化の典型例です。

【内面化】Internalization
形式知から暗黙知へ
内面化とは、形式知を暗黙知へ体化(身体化)するプロセスです。行動による学習と密接に関連したプロセスです。形式化されたナレッジが、新たな個人へと内面化されることで、その個人と所属する組織の知的資産となります。

「オープンダイアローグ」ヤーコ・セイックラ/トム・エーリク・アーンキル共著 ”統合失調症に新たな光が!”

2019-01-30 08:48:08 | 本の紹介
・オープンダイアローグ(Open Dialogues)、未来語りのダイアローグ(Anticipation Dialogues)と呼ばれる2つの新たなセラピーを紹介するものである。

・ODの形式は、精神科病院という場所では明らかに革新的であった。
 ・オープン・ミーティングを行うこと
 ・抗精神病薬よりも抗不安薬を優先的に選択すること
 ・最終手段である場合を除いては入院させないこと
 標準的な治療とは正反対であった。ODの最も驚くべき成果は、セイックラのグループがその革新的試みを導入したケロプダス病院とフィンランド北部の地域精神科診療所で治療を受けた人々を5年間にわたって調査した統計的研究に見られる。フィンランド北部で、精神病を初めて発病した人々の人口集団のうち、5年後には、その80%以上が就労や就学中、あるいは求職中であった。他の調査区域との比較では、他の調査区域の62%の患者が生活保護を受けていた。調査対象となったグループでは、5年経過時に抗精神病薬を服用しているのはたった17%であったが、他地域においては75%であった。

・今起こっている問題が消え去ってしまったらどうなるかを尋ねる「ミラクル・クエスチョン」やマイケル・ホワイトのように「深層にある本質的価値」を重視する方法は、恐れられ嫌がられる見方を避けて、望ましく好ましい見方に視点を変える手法である。「未来語りのダイアローグ」もまたそのひとつであり、それらをさらに発展拡大させたものである。

・対話で大事なことは、家族がコンサルタントと話しているときは、他の人たちはそれに耳を傾け、逆に他の人たちが話しているときは、家族はそれに耳を傾けるおいうことである。コンサルタントは、アーンキルのプログラムによって訓練を受けた2人組から成る。セッションのはじまりで、彼らはまず家族に対して、「今から1年経って、お子さんの様子がうまくいっていると想像してみてください」と質問する。そして、どういったことが一番うれしいか尋ねる。それから次のように問う。「こんなにうまくいきょうになったのは、あなたがどんなことをしたからですか? 誰がどのようにあなたを助けてくれたのでしょうか?」そして、最後に重要な質問を行う。それは、「1年前には何を心配していたのでしょうか、何があなたの不安をやわらげたのでしょうか」というものである。
 次に、専門家にもこれと同じ一連の質問がなされ、今度は家族がそれに耳を傾ける。悩みごとと役に立ったやり方についての専門家の見方が書きとめられ、それから話し合いが行われる。そこでは、生まれつつある未来の計画と、そこで誰が何を行うのかということが話し合われる。このようにしてコンサルタントは、人びとが話すことを明確化し、まとめるのである。彼らが話し合いをねじ曲げて何らかの特定の結論に導くことはない。

・7つの主要則
1)即時に応じること
2)ソーシャル・ネットワークを引き入れること
3)個別で具体的なさまざまなニーズに柔軟に対応すること
4)責任をもって対応すること
5)心理的な連続性を保証すること
6)不確かさに耐えること
7)(対話)が行われていること

・治療ミーティングには3つの機能がある
1)問題についての情報を集めること
2)話し合いの中でわかった見立てに基づいて治療計画を立て、必要なすべてのことを決めること
3)心理療法的対話を行うこと

・未来語りのダイアローグは、以下のような状況で特に有効である。
1)問題に多様な立場の人々が関わっている時
2)それぞれの立場の人が何をしているかがわからず、一体誰がかかわっているのかがあいまいな時
3)問題を抱えている当人が相手のすることに不満である時
4)不安が強く、その解決に諸機関の手助けがいる時
5)それなのに協働でことにあたれないでいる時

・視点を未来に移す質問
「1年が過ぎて、あなたの家族はとてもうまくいっています。あなたが特にうれしいと思うのはどんなことですか?」
「うまくいったのはどうしてでしょうね? あなたは何をして、誰がどのようにサポートしてくれたのでしょうか?」
「『1年前』に悩んでいたことと、その悩みを軽減させたものを想起してください」

・対話
1)参加者が平等に扱われていると感じるかどうか
2)テーマに自由に深入りできるかどうか
3)具体的に行動に移せる確かなプランが話し合わせるかどうか

・簡単な指針とまとめ
1)安全感をはぐくみ、不安をやわらげること
2)話し合いをはじめたらそれぞれの人たちが語ることに純粋な興味を示すこと
3)会話を(対話)にすること
4)話されたことに対して、きちんと応答すること
5)あなた自身のために話し、「私」を主語に話すこと

・対話は人から生まれる-単なる戦略手段ではない
「相互性と応答性を守る」
 対話性を達成しようとするならば専門家たちが<対話>を行おうという断固たる意志を持つ以外に方法はない。
 専門家たちが<対話>のうちに自身の主観的なパースペクティブを見言い出した時にのみ、彼らは応答性を獲得できるだろう。

感想
統合失調症は治らない。
日常生活が困る。
薬漬けになる。
などの間違った思い込みがあります。
しかし、オープンダイアローグの取り組みで輝かしい成果を達成しています。
これは”べてるの家”の事例研究と通じるところがあると思います。

自分の症状を受け入れる。
それに対処する方法を工夫する。
工夫する時には仲間の力を借りる。

症状を特性として、それをうまく活用しながら、生きていく。
それができるヒントがある本でした。

https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/2823eeb525c1b4b6641075225b686be3
「オープンダイアローグとは何か」齋藤環著 ”統合失調症の治療;対話することが治療になり、愛に!”

「もしかして私大人のADHD? 認知行動療法で『生きづらさ』を解決する」中島美鈴著 ”特性を受けいれどう対処&活用するか”

2019-01-29 08:18:08 | 本の紹介
・ADHDの3つの特性
1)不注意
2)多動性
3)衝動性

・18歳以上の成人ADHDの診断を受けた人のうち、38.3%は気分障害(うつ病や双極性障害など)、47.1%は不安障害(不安や恐怖から生じるストレス反応やパニック発作など)、15.2%が物質使用障害(アルコールや薬物への依存をやめられないこと)を併存していることがわかっています。
中でも、最も併存率が高いのが自閉スペクトラム症です。自閉スペクトラム症とは、ASDとも言います。ADHDと同じく社会的コミュニケーションに障害があり、興味の範囲が限定されていることなどが得ちゅおの発達障害の一種です。

・ADHDの特性はプラスにはたらくこともある。
 アメリカの心理学者ラッセル・バークレイらの研究によれば、ADHDの人は、そうでない人と比べて早い時期に性交渉を持っていました。ADHDの女性の場合は20歳までに妊娠する確率が10倍高くなっていると報告されています。

・ADHDの人は、人見知りせずに、非常に明るく社交的に振る舞えるのも特徴です。チャンスを逃さないスピード感となって人脈が広がり、それをビジネスの成功という結果につなげることができる人もいます。しかし、ADHDの衝動性は異性関係でも同じように現れます。ADHDの人は、後先を考えず、知り合って間もない異性と不適切な関係に陥ることが少なくありません。こうした行動も原因して、結婚や離婚といった人生において重大な決断も衝撃的にしてしまいがちなのです。そのため、離婚率も高く、友人、同僚、雇用主との良好な関係を続けることが難しいことがわかっています。

・ADHDの人はネット依存になりやすいという研究報告を発表しています。徹夜でゲームをした結果、翌日は睡眠不足で仕事がはかどらないという例が典型的です。ギャンブルにのめりこむのもそうです。このような「過集中」はADHDの人だけではなく、自閉スペクトラム症の人にも見られます。

・子どもの発達障害で気づく母親のADHD

・ADHDの遺伝率は80%近くであることが判明しています。

・バークらはADHDの子どもが持つ三つの特性を明らかにしました。
1)抑制機能の障害
2)報酬遅延の障害
3)時間処理の障害

・抑制制御の障害によってどういう症状が引き起こされるか
 ・目の前の課題以外に気を取られて起きる ケアレスミス
 ・ほかのことに気を取られて、聞くべきことに集中できない 聞き洩らし
 ・刺激医対する反応を抑制できない 先走った行動をする
 ・出かけることが先に立ち、持ち物を確認することができない 忘れ物
 ・所定の位置に置く前に、他の活動に気を取られてしまう なくし物
 ・予定していた課題よりもほかの興味のあるものに飛びつく 計画的に仕事ができない

・日本の成人ADHDの治療は、通院(月に1回の定期的な診察)と投薬治療が主流となっているのが実情です。
 ・薬には3種類
  ・メチルフェニデート徐放錠
  ・ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)
  ・インチェニブ

・認知行動療法でよく用いられる技法
 ・心理教育
 ・注意持続訓練
 ・自己報酬マネジメント(動機づけ)
 ・時間管理
 ・環境調整
 ・整理整頓
 ・アンガーマネジメントを含む感情コントロール
 ・ソーシャルスキルトレーニング

・ADHDの診断を受けた人やADHDタイプの人がうまくいくためには、三つの原則があります。
1)自分のADHDの特性を受け入れることです。
2)その人に合った対処法があるということです。
3)「普通」になることを目指さないということです。

・自己報酬マネジメントで重い腰を上げる
 ・視覚化
 ・最初の一歩のハードルを下げる
 ・すぐにご褒美をもらえる仕組みを作る 
  スモールステップへの分解
 ・「ついで作戦」の例

感想
著者もADHD。
自分に合った対処方法を見つけると、ADHDの特性を生かすことができるとのことです。
これはADHDに関係なく、自分をよく知り、そして自分で困っていることがあればその対処方法を身に付けるとより過ごしやすくなるようです。

無理だと諦めてしまうと、何も変わりませんが、可能だと信じて進むと出来るようになるようです。


「禅が教える人生という山のくだり方」枡野俊明著 ”下山の人生を楽しむ”

2019-01-28 23:08:38 | 本の紹介
・くだりの人生では、「誰のために」そして「何のために」生きればいいのか。実はそれを探すことがとても難しいことなのです。なぜならば、のぼりの人生の時には、目の前の目標が放っておいても現れたものです。ところがくだりに差し掛かると、すべてを自分自身で考えなくてはなりません。

・人生における大切なことは、やがて移ろいでいくものです。その移ろいゆくものに身を委ねることもまた、人生の下山なのです。

・「百尺竿頭進一歩(ひゃくしゃくかんとうにいっぽすすむ)」
百尺の竿を上に向かって一歩一歩のぼっていく。するとやがて竿の頂上にたどり着くことになります。

・「閑古錐(かんこすい)」
閑とは静かで心が安らいだ様子のこと。古錐とは使い古されて先が丸くなった錐のこと。多少切れ味が悪くなっても、安心して使うことができる。こういう円熟味を大切にしなさいという禅語。

・年を取るということは、老いることではありません。円熟味を身につけ、その穏やかな言葉で若い人を導いていくということです。

・後悔の念を引きずるのではなく、後悔の念を心の中に仕舞いながら、今という時間を生きていくことです。

・「把手共行」
信頼できる人と手を取り合って生きていくことの尊さを説いた言葉です。

・「放下着」
悟りを開くためにはすべてのものを捨て去ること。

・「遊戯三昧」
我を忘れて、そのものになりきること。

・三業
「身業」;身体を整えること
「口業」;美しく温かな言葉づかいに心がけなさいということ
「意業」;心を整えるということ。

・「白雲自在」
自由で拘りのない姿こそが、本来の姿だということです。
何かに拘ったり、執着心を持つことで、その自由自在な心がどんどん窮屈になっていきます。

・人生のくだり坂に入ろうとするまさにその時、私たちは「生かされている」ことに気づくのではないでしょうか。

・死と向き合うということは、すなわち生きることと真剣に向き合うことでもあるのです。

・比べるべき相手は自分自身だということ。昨日と、今日の自分を比べてみなさい。

・来てもいない不安、起こってもいない出来事ばかり目を向けている暇があるのであれば、今という時間を一生懸命に生きることです。

・「平等即不平等」
表面的には平等のように思えても、実はそれこそが不平等なものであると。

・「柔軟心」
柔らかな心を持って変幻自在に生きなさいという教えです。

・「誰かに喜んでもらうため、誰かの役に立つため」「社会に少しでも貢献したい」。下山の仕事というのは、こういう目的に変えていくことが必要です。

・思い出とは頭に残るものではなく、心に残るものだと私は思うのです。

・世間の風潮に惑わされることなく、いつも自分の目を見開いて物事と接していく。

・「水急不月流(みずきゅうにしてつきをながさず)」
どんなに川の水の流れが急であっても、水面に映る月影は決して流すことができない。

・第二の人生とは、一番目の人生の延長線上ではありません。過去の後悔や悔しさを挽回しようと考えるのではなく、それらを第二の人生が豊かになるために活かそうとすること。

・下山の人生というのは、まさに小さな幸せを感じながら歩いていくことだと思います。

・下山の人生を歩む時、一番心がけるべきことは何か。それは、下からのぼってくる若者たちに手を差し伸べることです。

感想
下山の風景も違って見えるのではないでしょうか?
下山を楽しむ。

嵐もこれまでの人生と違う人生にチャレンジしてみたかったのでしょうか。
新しいことは不安ですが、不安を乗り越えてでも新しいことにチャレンジは素晴らしいと思いました。

下山もマイナスと捉えずに新しいことと思えばチャレンジしがいがあるかもしれません。
そう思って生きたいと思いました。