幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」ビル・パーキンス著 ”人生で一番大切ななのは、思い出をつくること”

2025-01-13 17:50:50 | 本の紹介
・人生で一番大切ななのは、思い出をつくることだ。

・この本のテーマ
 ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。

・今しかできないことに金を使う。

・大切なのは、自分が何をすれば豊かになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。

・キリギリスはもう少し節約すべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきなのだ。

・とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。そうすれば、年齢を重ねるほどに驚くほどの多くのリターンが得られる。

・生きているうちに金を使いきること、つまり「ゼロで死ぬ」を目指して欲しい。

・いつ、誰にいくら与えるかを今すぐ考えよう。

・「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める。

・オーストリア人のブローニー・ウェアは、長年、緩和ケアの介護者として数多くの患者を看取ってきた。彼女は、余命数週間の患者たちに人生で後悔していることについて聞いていたそうだ。そのなかで、もっとも頻繁に耳にした「5つの後悔」をテーマにしたブログの記事は大きな話題を呼んだ。このブログは後に書籍化もされている。その5つのうち上位2つの後悔は、本書の主張にも重なる。
①「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」
②「働きすぎなかったらよかった」

・大胆に行動するための3つのポイント
①あなたがどれだけリスクを取ろうが、どんな大胆な行動に出ようが一般的に人生の早い段階が良いということだ。
②行動を取らないことへのリスクを過小評価すべきでないとということだ。
③「リスクの大きさ」と「不安」は区別すべきだということだ。人は不安に襲われるていると、実際のリスクを過度に大きく見なしてしまう。

1 喜びを先送りにしてはいけない。限られた時間の中で幸福を最大化するためには、人生の早いうちに良質な経験をすることが大切である。

2 どんな金持ちも、あの世にお金は持っていけない。だからこそ死を意識し、「ゼロで死ぬ」を実践すべきだ。

3 人生をよりよいものにするには、お金、健康、時間という人生の3大要素のバランスを、いかに取るかが重要になる。

4 物事には賞味期限がある。そのチャンスを逃さないためにも、大胆に行動すべきだ。リスクを取らないリスクを過小評価してはならない。


ルール1 ── 「今しかできないこと」に投資する
あなたは喜びを先送りしすぎている
今しかできないことに、惜しみなく金を使え
ひたすら貯めて、どうなる?
若い頃にはした金を貯めるな
金やモノのために、あなたが失っているもの
「節約人間」への警告
無駄に金を貯めこんでいる、そこのあなたへ
さよなら、蓄えるだけの人生

ルール2 ── 一刻も早く経験に金を使う
借金してでも絶対にすべきこと
人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
経験をポイント化してみよう
「思い出の配当」はバカにできない
経験を増やすと、雪だるま式に幸せになれる
「老後の備え」より大切なこと

ルール3 ── ゼロで死ぬ
スタバのコーヒーを毎日買っているあなたへ
「金を稼ぎたい中毒」の末路
2年半タダ働きした女性の話
「ゼロで死ぬ」は効率の極み
でも、仕事が好きだから問題
老後のための貯蓄は、ほとんど使わずに終わる
祖母にあげた1万ドルのゆくえ
エイリアンの襲来に備えて貯金するバカはいない

ルール4 ── 人生最後の日を意識する
寿命を予測したことはあるか?
「長寿リスク」への正しい備え方
貯蓄より長寿年金をすすめる理由
「富」の最大化から「人生」の最大化へ
人生が変わる「死」のカウントダウンアプリ

ルール5 ── 子どもには死ぬ「前」に与える
死んでから与えるのは、遅すぎる
死後にもらうと、うれしさ半減、価値は激減
いつ、誰に、いくら与えるかを今すぐ考えよう
金の価値を最大化できる年齢は「26〜35歳」
親と過ごす時間が子に与える驚くべき効果
子どもとの経験か? 仕事か?
なぜ彼女は、コツコツ貯めた820万ドルを寄付したのか?
死後の寄付は非効率すぎる
チャリティは待ってくれない

ルール6 ── 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
支出と貯蓄のバランスを最適化せよ
「収入の〇割を貯金する」をやめる
健康は金より重い
あなたの体は、間違いなく、衰えていく
金の価値は加齢とともに低下する
今、金を使うべきか迷ったら
「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める
健康の改善は、人生を大改善する
若い頃に健康に投資した人ほど得をする
中年期には、金で時間を買いなさい

ルール7 ── やりたいことの「賞味期限」を意識する
いつまでも子ども用プールで遊べると思うな
死ぬ前に後悔することトップ2
「いずれ失われること」に目を向ける効用
「タイムバケット」で後悔しない人生をつくる

ルール8 ── 45〜60歳に資産を取り崩し始める
人生最大で最高のパーティー
資産を“減らす”タイミングを決めよう
老後に必要な金を確認する「魔法の計算式」
資産のピークは「金額」ではなく「時期」で決める
資産を減らすポイントは45〜60歳
再び、でも仕事が好きだから問題
あなたが考えているより、老後に金はかからない
さあ、老後を待たずに金を使い始めよう

ルール9 ── 大胆にリスクを取る
リスクを取らないリスク
夢に挑戦すべきか迷ったら
住む場所を変える不安を乗り越える方法
リスクを恐れるあなたへ

感想
「人生で一番大切ななのは、思い出をつくること」
確かにそうかもしれないと思いました。
これから「思い出」を創ることですね。
時間は限られています。
何に使い何をしないかでしょう。

しない後悔よりはした後悔の方が良いとはよく言われていますが、したことから学びがありますね。

「失敗を怖れて何もチャレンジしないことが一番の失敗である」
この言葉を言い続けてこれからの人生を生きていきたいと思いました。

「母親になって後悔している、といえたなら 語りはじめた日本の女性たち」高橋歩唯&依田真由美共著 ”これまで言えなかった声”

2025-01-07 19:23:23 | 本の紹介
・「子どもっていいよ」
 「妊娠できる時期には限りがあるのだから」
 「産まずに後悔しない?」
「子どもを産ま(め)ずに後悔する」ことがあるのなら、「産んで後悔する」こともあるのではないか? という疑問がふと浮かんだ。・・・
 この疑問を考えるためのヒントを探していると、1冊の本に出会った。それが、イスラエルの社会学者、オルナ・ドーナト氏が執筆したRegretting Mothered『母親になって後悔してる』だった

・母親がその思いを語れないことで、あるいは、語る言葉が取り上げられないことで、いっそう後悔の感情は「ない」とみなされることになっていたのかもしれない。

・幼少期の美保さんの顔には血管腫と呼ばれる赤いあざがあった。地方に住む親戚はあざを見て、「お腹の中にいるときに母親が悪いことを考えたからだ」と言った。
 小さい頃、私の前でお母さんがそう言われていたことがショックでした。その瞬間、こんなことを言われるんだったら、自分はお母さんになりたくない、なってはいけないと感じました。

・入学後しばらくして、美保さんは学校に呼び出された。首がまだぐらぐらしている次男を抱きながら向かった先で言われたのは、「こういう子ども(のちに自閉スペクトラムと診断)が将来、犯罪者になる」という言葉だった。このひと言で、美保さんはとうとう限界に達した。
やっぱり私に母としての資質はなかったと思いました。それなのに親になろうって私が決めてしまったから、子どもたちはある意味、被害者になって、もう子どもと一緒に死んでしまおうって、そのとき思ったんです。私はこの子をコントロールすることができないから、それならば母親の責任のもとに人生を終わらせるっていうことを考えなきゃいけないのかもしれないと思いました。・・・
その夜、美保さんは息子に「お母さんと一緒に死のう」と言った。
すると、長男から思いもよらない答えが返ってきた。
「死にたいなら、お母さんひとりで死んで。僕は生きて、将来人の役に立つ人になる」
 息子の言葉を聞いて、はっとしました。「この子は私のものじゃない。息子と私は別の人間だ」ってあのとき感じたんだって思い出しました。

・取材のなかで、多くの母親たちが口にしたのが「良い母親になれない」という言葉だった。

・はじめは、夫婦はどちらも子育て初心者だったはずだった。しかし、できなければ任せらればいいと考える父親と、必ず問題を解決しなければいけないという気持ちの母親の間には、すぐに知識もスキルも大きな差が生まれていった。

・子どもたちが保育園に通うようになると、村田さんは息子が赤ちゃんの頃にベビーマッサージに行った先で感じた「他のお母さんのようにできない」という思いを強めていった。お迎えに行くと、他の母親たちが優しく子どもの話に耳を傾けているように感じ、眩しく見えた。

・「あなたはどう思うか」と聞かれたとき、これまで自分の気持ちに目を向けず、「子どものため」ということばかりを気にしてきたこと、常に周囲の期待に応えようと行動してきたことに気がついた。そして、自分だけが我慢や努力を続けることで家庭を維持しようとすることは不自然なのではないかと思うようになった。

・お母さんならみんな育児が得意で好きだからと思う人もいるかもしれませんが、私はすごく苦手です。

・なぜ母親は、子どものために使う時間の余りで自分の人生をねんしゅつしなければならないのでしょう。子どもを産んでから、私は私自身がどんどん透明になってゆくように思いました。自分自身が薄まって蒸発して消えてゆくようでした。産まなければ自分を手放さなくてよかったのに、と何度思ったかわかりません。

・限られた仕事の時間以外はほとんどすべて、家族のために費やしてきた。仕事を中途半端に切り上げて帰る家路で、太田さんは何度も悔しい気持ちを噛み締めてきた。

・親になった瞬間に、これまでの日常が崩れ去り、変化を強いられた自分と、ほとんどないも変えずに、子どもの可愛さだけを享受する夫。あまりの核さを突き付けられるうちに、仲睦まじかったはずの夫のとの間に亀裂が生じ始めていた。

・私は何度も母親になったことを公開しているワーキングマザーです。・・・。なぜ母親は自我崩壊スレスレまで追い詰められる日常をこなさないと「普通の会社員」にさえなれないのだろう。選べるなら次はこの道を選びません。

・『産んだのが間違いだった』、母親にそう言われた時の悲しさを今でも忘れられずにいます。母親の心に社会が寄り添うことも必要でしょうが、『産まなきゃよかった』と言われる子どもの心の悲しさもどうか無視しないでほしいと願ってしまいます。その上で、家庭、育児をときまく問題が社会全体で良い方向に向かっていけば良いと思います。

・後悔する理由
①責任、役割、業務量
②アイデンティティの喪失
③キャリアへのマイナス影響
④子育てしにくい社会環境
⑤父親の不均等さ

・誰と比較しているか
 後悔の気持ちは、比較することによってより鮮明になる。
①昔の自分との比較
②父親である夫との比較
③親でない人との比較

感想
 これまで思っていても声を出すことがタブー視されていたようです。
イスラエルの社会学者、オルナ・ドーナト氏が執筆したRegretting Mothered『母親になって後悔してる』が出したことで、それが明らかになり、日本でも同じように思う人いるはずだとのことで多くの人のインタビューを紹介しています。

 少子化が言われていますが、下記の状況では改善しないと思います。
①共稼ぎしないと生活、子育てをする必要なお金が手に入らない
②共稼ぎでの子育ては、まだまだ社会支援が不十分である
③育メンの父親も増えているがそればほんの一部であって、多くの負担は母親に負わせられている。

 子どもを産まなければ良かったは、子どもを産んだことよりも育てることがとても大変で十分な支援がないからだと思いました。

 もっと抜本的な対策をしないと改善しないと思いました。
ここに税金を使わないと、ますます少子化が進みます。

 辺野古埋め立てに無駄なお金をどうれだけ費やすのでしょう。
当初の計画を大幅に上回っています。
莫大なお金を使って基地が完成しても、国民がやせ衰えています。
税金を使うところを間違えています。

 自民党の政治家は闇金、税金の中抜けに関心を持ち、日本の将来よりも今の自分のの満足を充足させることで頭がいっぱいなのでしょう。
日本の将来を本当に考えている政治家もいるとは思いますが、残念ながら力が弱いようです。
 さらにアベノマスクに534億円を浪費しました。
こんなバカげた政策を自民党と公明との議員はわからないほどバカなのかと思ってしまいました。
 野党も追及が甘かったです。
 バカな国民だと言うことでしょうか?

「19歳までに手に入れる7つの武器」樺沢紫苑著  ”今からでも手に入れたい”

2025-01-03 10:08:18 | 本の紹介
・『樺チャンネル』の登録者数は50万人を超え、毎日30件以上の質問や悩み相談が寄せられます。

・人生の成功法則、すなわち「生き方の正解」とは、たった12文字です。
「整え、つながり、行動する」
整える  心と体を整える  整える力
      思考を整える   レジリエンス
               コントロール力
 つながる 人とつながる   つながる力
      情報とつながる  読解力
 行動する 楽しいを見つける 好奇心
      新しい自分になる アウトプット力

・「整える」こと。すなわち睡眠、運動、食事の改善です。

・夜更かし厳禁
 睡眠不足に加えて、「体内時計のズレ」という追加ダメージを与えるのです。

・「運動・勉強」で、いくらでも脳は成長する。記憶力、集中力がアップし、学校の成績もアップします。

・栄養不足は致命的
「ダイエットしない」「朝食をとる」、これだけです。

・レジリエンスとは、「回復力」「復元力」「こころのバネ」=「心のしなやかさ」
ストレスをスルーする(やりすごす)ことができるようになるのもレジリエンスです。

・失敗や挫折、ヒトから叱られた経験がなく、トントン拍子の学生時代を歩んできた人ほど、社会人になってからキツいのです。

・レジリエンスを高める3つの方法
①100回失敗する
②第3の選択肢を持つ
③ニュートラル(中立)な視点
 ・アウトプットする。日記を書く
 ・アウトプット・サイクルを回す
 ・悪口を言わない

・本音の思いを伝え、相手の思いも受け取る

・「つながる力」は生きる力
職場のストレスの9割は、人間関係が原因といいます。
人は孤独では生きられない。「つながる力」は、生きる力そのものといえます。
「つながる力」とは、「コミュニケーション力を含めて、人とつながり、自分から交流していく力を指します。

・つながる力からを鍛える3つの方法
①リアルで会う、話す、遊ぶ
②相手の顔色を読み、自分の芽と表情で伝える
③部活、サークルを楽しむ

・友達を作る3つの方法
①友達ではなく「仲間」を作る
②小さな会話で友達レベルを上げる
③自分から声をかける
 友達を作るきっかけに必要なものは、小さな勇気だけ。会話力もコミュニケーション力も、人間的魅力も必要ありません。この小さな勇気こそが、つながる力の本質です。

・検索すれば悩みは消える

・「悩み」の特徴
①ネガティブ感情   「つらい、苦しい」
②対処方法がわからない 「どうしよう」
③停滞、思考停止    「どうしようもない」

・悩んだら、迷ったら「人に聞く」「集合知を活用する」。自分で調べられば(TODO)「何をすべきか」「対処法」は、一瞬でわかるのです。あとは、行動するだけ。悩みは、一瞬で解消できるのです。

・ほとんどの人は何もしないで悩んでいます。何もしないから停滞する。前に進めない。だから「悩み」の状態が続きます。
「悩んでいる自分」ではなく「行動しない自分」がいるだけです。

・本を読まない人は、当然ながら「本で悩みを簡単に解消できる」ことを知りません。つまり、悩みを抱えていても、解消できずに悩み続ける人が2人に1人です。

・読書のメリット12選
①IQアップ(知能、頭がよくなる)
②脳(前頭前野、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)の活性化
③集中力が高まる(前頭前野、集中力を司る部位の活性化)
④コミュニケーション力、共感力アップ
⑤老化予防効果、認知症予防効果
⑥文章力、語彙力、言語化能力が全般的にアップ
⑦想像力、創造性、好奇心のアップ
⑧自己肯定感が高まる
⑨ストレス解消効果(脈拍数の低下)
⑩睡眠緒促進
⑪レジリエンスが高まる
⑫読書量が多いほど、学校の成績が良くなる

・読解力を高める3つの方法
①本を読んだらアウトプットする
②とにかく楽しく読む
③まずはラノベを読んでみる

・好奇心は「楽しい」を、楽しいは「可能性」を呼び寄せる
好奇心がある人は、楽しいことを発見できる。その結果、自分の強み、特技、個性、可能性に気づくことができます。

・創造性の物質「アセチルコリン」
「整える」はセロトニン、「つながる」はオキシトシン、「行動する」はドーパミンという、それぞれ幸福の脳内物質が関与しています。好奇心と最も関連する脳内物質は「アセチルコリン」です。

・「好奇心」を鍛える3つの方法
①新しい人と会う
②行ったことのない場所に行く
③やったことのないことをする

・現実を変えるため、そして、自己成長のために必須なのがアウトプット力です。

・インプット   「読む」「見る」「聞く」
 アウトプット  「話す」「書く」「行動する」
 フィードバック 「振り返る」「見直す」「修正×反省」「改善点開園店を洗い出す」

・インプットの2倍以上アウトプットしろ!
 自分で考え、決断し、新しアイデアを盛り込み、より良いものへと改善していく「アウトプット仕事」です。

・アウトプット力を鍛える3つの方法
①本を読んだら感想を書く
②日記を書く
③情報発信する

・自分で考え、自分で決断し、自分で行動する

感想
 メンタルの悩みがあれば、まずは身体を整えることが必須のようです。
睡眠、栄養、運動
 そして、悩みに対してどうすれば悩みの元が解消するかを考えて解消することのようです。
 悩みの種を抱えたままでは、なかなか悩みを解消することは難しいです。
解消するためには、同じ悩みを体験した人の本を読む、同じ悩みを抱えて乗り越えた人から教えを乞う、そしてネットでその悩みの解決方法を集めることのようです。AIに尋ねるのも選択肢の一つでしょう。
 悩みを一人で抱え込まないことも大切です。

 解決できないことは、受け入れてどう行動するかが問われているのかもしれません。
この二つが気持ちの持ち方を変えてくれました。

自分で考え、自分で決断し、行動する。
一歩足を前に出すと、景色が変わり、解決の糸口が見えてくるのでしょう。

学校では生きるための法律や考え方をなかなか教えてくれません。
また失敗しないための学びも必須のように思います。
頭にすぐ浮かぶのは「絶対連帯保証人にはならない。頼まれたらお金をあげる選択肢」です。
多くの人生の先輩の教えをみると、”考え方”と”行動”に行きつくようです。

人から、本から、歴史から学ぶことが大切ですね。

『毒母は連鎖する子どもを「所有物扱い」する母親たち』旦木瑞穂著 ”周りからの助けが乏しい”

2025-01-01 17:00:00 | 本の紹介
・『毒になる親』スーザン・フォワード著によると、毒親とは、「子どもに対するネガティブな行動へパターンが執拗に継続し、それが子どもの人生を支配するようになってしまう親」を刺します。これは、「自分の都合で子どもたる時間や居場所を奪い、成人後もその関係を当然のごとく継続する、まさに子どもを自らの所有物として扱う親」と言い換えても良いかもしれません。こうした親こそが毒親であり、毒親から受けた毒は、受けた本人が自覚し、強い意思を持って自分の過去や毒親自身と向き合わない限り、その子どもにも連鎖してしまう傾向があることに気づきました。

『アイロニ』(ニコニコ動画で100万回再生を達成した曲)
 夢だとか希望とか 生きてる意味とか
 別にそんなものはさして必要ないから
 具体的でわかりやすい 機会をください 
 泣き場所探すうちに もう泣き疲れちゃったよ 
 (作詩・作曲・編曲:すこっぷ 唱:初音ミク)

・多くの場合、親から受ける愛情が子どもが求めているものとは違ったり、多すぎたり少なすぎたりした場合に、子どもや周囲に過干渉や虐待と評価される。青山さにゃ私の場合、母親の“愛情”は裕だった。だが、その中の何割かは子どもが求めていた愛情だったが、大半は母親の独りよがりだった。母親が一人よがりの“愛情”を子どもに注いだのは、「子どもは母親の所有物」と思い込んでいたからだろう。・・・
 現在は、母親が娘の教育に口を出しすぎると、青山さんが「もう娘に会わせないよ!」と注意する。すると孫に会えないのは辛いらしく、母親は口出ししたいのを懸命に我慢しているようだ。

・それからだった。これまでの自分の母親から愛されず、父親からの愛情も薄く育ったと思っていただ、「自分にとっては祖母が本当の養育者で、祖母から愛されて育った」ことにも気が付いた。

・毒親の多くは子どもに対し、心から謝ることができない。なぜならそれは、子どもを自分の所有物だと思っているからだ。所有物だから、「子どもになんか謝る必要はない」という驕りと、「子どもだから謝らなくても許してくれるはずだ」という甘えが共存している。

・「担任の先生がせっかく児童相談所に連絡してくれて、児相の職員たちは私から話せる機会を設けてくれましたが、自宅では母が怖くて何も言えませんでした。せめて、面会する場所を考えて欲しかったです。警察は、私の話を少しも聞こうとしてくれませんでした。当時の私は、『なぜ誰も助けてくれないんだろう?』と思っていました」・・・
 担任の教師の協力により、実の父親のもとへ逃げ出すことに成功したのだ。
 母親が親権を移したことにより、中学校へは実の父親の連絡先や住所が伝えられていた。警察も児童相談所も助けてくれない現実に絶望した緑川さんが担任に助けを求め、担任が実の父親に連絡。事情を聞いた父親も受け入れてくれたので、即日逃げ込むことになったわけだ。

・「殺人が命を殺すものなら、虐待は魂を殺すものです。その人がその人らしく生きられるはずだった実家すべてを奪うものです。子どもにとって親は絶対的な存在であり、大好きな存在。その親から受ける虐待の傷の深さは計り知れないということを、多くの人に知っておいて欲しいです」

感想
 毒親だと、親も子どもも気付いていない。そして傷つき苦しんでいる。
子どもが母親になり、同じことを知らないうちにしているようです。

 毒親の判断は難しいです。
周りが助けてくれることは少なそうです。
でも、助けてくれる人がいるかどうか。
まずは話を出来る相手がいるかどうか。

 貧困の連鎖はよく言われていますが、毒親の連鎖もあるようです。
もちろん、連鎖を断ち切ることが必要なのですが、それが難しいようです。

「世界の適切な保存」永井玲衣著 ”考えて探求する”

2025-01-01 03:02:01 | 本の紹介
・「生まれて死ぬなら今この時間って意味なくない?」

・哲学対話は、単なる「分かち合い」ではなく、ひとつの探求である。だからこそ、なぜそう思うのか、例によってその言葉に支えられているのか、めちゃくちゃであっても、わからないくても、探すことをあきらめない。

友だちが言う。他人がいるから地獄。一人ぼっちの天国。
どちらがより天国に近いのだろうか。

・余計な心配をするひとと、ただ心配性なひとは、少し異なっているように思われる。おそらく、見ている世界が違うのだ。余計な心配をするひとは、あまり多くのことが気にしたり、気がついたりしないところに引っかかる。だから、見ている範囲はきわめて狭く、おそろしいほど深い。

・Eテレで、『障害者と戦争』というシリーズのドキュメンタリーが放送されたことがあった。ナチスによって、障害者は生きる価値がないとされ、虐殺の対象になった。犠牲者は20万人以上になるが、それが今でもあまり知られることはない。
 ドイツの中西部の町、ハグマーには高台に精神科病院があり、地下に障害者を虐殺するガス室があった。『町のひとたちは気づいていなかったのか』とナレーションは問いかける。・・・
 たくさんのひとを乗せたバスが病院に方のぼっていき、帰りはからっぽだった。施設はいっぱいになるはずだったのに、ならないままに、煙突から煙が出続けた。大人たちは兵士の言葉におどろき、そして、何もできなった。何もしなかった。
T4作戦』と呼ばれるおぞましい作戦は、ユダヤ人の大量虐殺にも引き継がれる。

・アイルランド政治を研究しているひとが、教えてくれた話がある。アイルランドは金融危機を経験し、2008年から2009年にかけて、金融危機を招いた政治家への大規模な抗議運動があったという。

・歴史はさまざまな史料によって編まれていく。それならば、史料は多様でなければならない。さまざまな立場から書かれなければいけないし、あるいは多様な表現で試みられなければならないものであるはずだ。


感想
 考えることが好きとの哲学者の方の本を何冊か読みました。
本当に考えている時間が楽しいことが伝わってきました。

 哲学対話では考え、探求する。
自分で考えることを捨ててしまうと付和雷同的になってしまうのでしょう。
考えるためには知識も経験も必要であり、歴史から、他の人から学ぶことが必須のように思いました。

 『地獄とは他人のことだ』
まさに人は他人とのことで苦しみます。一方では他人とのつながりから幸せを感じます。まさに地獄にするか天国にするかは自分の考えと行動によるのでしょう。

 大学に入学し、同じ学科の人となかなか友だちになれませんでした。なぜなら選択する科目が違うというか、同じ科目でも先生が何人もいるので、皆バラバラになるからでした。最初はもっぱら下宿仲間と行動していました。
 「なぜ自分は友だちができないのだろう?」と悩み、本を読みました。
そして一つの選択肢は合同ハイキングの幹事をやることでした。
その経験は会社に入っても、ボランティア活動においても役立ちました。

 将来の不安をあれこれ心配するよりも、その時間を学ぶことと考えそして行動することに使った方が、より良い将来を迎えられるように思います。
 ところが余計なことを心配する人は過去を悔やみ、起きていない未来を心配し、今の大切な時間を使っています。そして今出来ることがたくさんあるのにしようとしません。過去は今のために、未来は今の考えと行動の結果だとわかっているのですが、なかなかできないですが。と諦めないことなのでしょうね。
 難しいことですが、自分に言い続けることなのでしょう。今ブログを書いている内容は自分に言っていることです。