こんにちは、精神科医しょうです。
HSPといってもさまざまな特徴とタイプがあることをご存じですか?
繊細で敏感な人といえば、内気で人とあまり接することを好まないと想像してしまいますが、実は積極的に人との交流を好み、人前に立ってリーダーシップを発揮するタイプもいるんです。
そこで今回は、まだまだ知られていないHSPの4つの特徴や才能について紹介したいと思います。
HSPとは
HSP「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」は1996年アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士により提唱された理論です。
HSPは生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けてしまう人のことをいいます。
五感が鋭く常に頭を働かせているため、疲れやすく気苦労が絶えないことから、生きづらさを感じてしまうことがあります。
HSPに共通する4つの特徴
アーロン博士はHSPには「DOES(ダズ)」という4つの特徴があると提唱しました。
「DOES(ダズ)」はそれぞれの頭文字を合わせたもので、HSPであれば必ず当てはまる特徴なんです。
- Depth of processing:物事を深く考える
- Overstimulated:過剰に刺激を受け取る
- Emotional reactivity and high empathy:共感力が高い
- Sensitivity to subtleties:鋭い感覚を持つ
逆にこれに当てはまらないとHSPとは言えません。
調査によるとHSPの70%は内向的で、30%は外向的だと言われています。
HSPは天才肌?
少数派であるHSPにはまだまだ解明されていない能力がたくさんあると言われています。
五感に優れ、想像力が豊かであることは、人とは違ったセンスを持ち合わせていることに他なりません。
イマジネーションに優れていて芸術の分野で活躍したり、画期的なアイデアを持って事業を起こしたりHSP気質を持ちながらも数えきれないセンスを持つ人も少なくありません。
才能を犠牲にしている人も
しかし、その特筆すべきセンスを持つ代わりに、環境への敏感さや繊細さを持っているために実生活で生きづらさを感じたりすることも少なくありません。
特に、学校や会社における人間関係の悩みに苦しむ方が非常に多いんですね。
才能はあるのに、そのセンスを生かしきれず学校や職場で自身の才能を犠牲にして我慢し続けているHSPさんだって少なくないんです。
才能を活かせる場所を探してほしい
人には自分自身では気づけない才能がたくさんあるんです。
自分では当たり前と思っているようなこと、誰しもできると思っているような事が実は他人にとっては当たり前ではないんです。
それはHSP気質を持つ方にも当然当てはまります。
あなたが持つ才能はあなた独自のものなんです。その才能を現在の環境、場所で活かせていますか?もしかして、才能を活かせず環境のストレスに我慢し続けているのではないでしょうか。
あなたが生きやすい環境は必ずあります。これからの時代はあなた独自の才能を活かせる場所で、生き生きと暮らしていける環境選びをしていきたいですね♪
まとめ
本日はHSPであれば必ず当てはまる4つの特徴と、才能についてお話しました。
いかがでしたか?
もしこの記事を読んでぎくっとしたHSPさんがいたら今一度考えてみてほしいです。
あなたはあなた自身の隠された才能を活かせていますか?
あなたの才能を活かせない環境でただただ我慢はしていないでしょうか。
あなたが生き生きと暮らしていけるようになることを心から願っております♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「人の顔色ばかり気になり自分の意見を言えない」
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そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね↓
あなたの気持ちが楽になりますように♪
感想;
協調性が求められる会社勤めだと、HSPの人は生き辛いことが多々あるかも知れません。
HSPが神様から与えられた能力で、それが発揮できる職場、仕事が見つかると、素晴らしい成果を上げることも可能です。
それと、誰か身近にわかる人がいて、支えてくれると生き易いかもしれません。
まずは、自分の考え方や行動パターンを知ることなのでしょう。
「唯識」
この世界は自分の考え方で見ていると考えます。
今は不幸せだと思っていると、それは不幸せな考え方をしているからと説明しています。
心理学のワイングラスにワインが半分入っているのをどう思うかです。
哀しく思うか、幸せに思うか。
今読んでいる本はシベリア抑留のお話です。
ソ連の黒パンが250g/1日与えられたそうです。
最初はまずかったそうです。
しかし空腹でそのパンがご馳走に感じるようになったそうです。
1日の作業ノルマがあり、それを達成しないとパンを減らされたそうです。
HSPを嘆くか、それを生かす道を探すか、まさにその選択の自由が与えられているのでしょう。