火と水の共通点(一見、共通点がないものに共通点を見いだす練習)
・両方とも、我々の管理からはずれると大災害をもたらす
・火、水ともに酸素を必要とする。火は燃焼の際、水は生成する段階で
・両方とも料理の際に必要である
・発電のもとになっている。火力発電所と水力発電所
四区分別
・遠いから遅刻する
・近いから遅刻する
・遠くても近くても遅刻しない
・遠くても近くても遅刻する
禅では「二見に堕すな」と厳しく教える
一方を肯定し他方を否定することを二見と言い、それは堕落であるとする。
正しいのは「一見」である。継承することが創造することであり、創造することが継承することになるように、A即B、B即Aと実現するように事を行えと指導する。
敵を味方に変える四つのポイント
如来蔵経(にょらいぞうきょう)には、「如来蔵とはこういうものだ」という幾つかの例えが出てくる。
・将来、開花する可能性のあるつぼみだと見る
・気の中に隠された貴重な蜜だと見る
・まだ精製していない米ぬかと見る
・貧しい家の中にある宝物だと見る
・ゴマのように小さい種の中にある大きくなる力と見る
・ボロきれに隠された金の仏像と見る
・いまは黒いが、磨けば金になるものだと見る
これは何をいおうとしているかというと、イヤなものや、悪に接した時の英知なのである。
つまり悪は芯まで悪ではない。中には如来(仏)が入って(蔵されて)いる。ほんの一皮悪のベールをかぶって、仏様がそこに出現されたと見る。というわけだ。これが如来蔵思想である。だから、イヤだと思ってもすぐに嫌ったり排斥したりしてはならないということなのである。たとえ今は悪と見えようとも、一皮むけば中からすごいものが輝き出る。芯まで悪いと思って、蹴飛ばしてはならない。といって、これは理屈でわかってもすぐに実行できることではない。雨が降ってきたらイヤだなと思ってしまう。ではどうやってそこから脱却し、如来蔵の悪のベールをはがさせていただくか。次の四項目が大切だ。
1)アタマにこないことである
2)クールになること(価値観を捨てる)
3)よく観察すること
4)コントロールということ、制御を導入することだ。
本田宗一郎著「私の手が語る」
「面白いことにな、わしがこうやって手が腫れるくらい作業をした翌日、発明をしている。それから社運を決するような決断がパッとできている」
よく学問ができる人とか成功した人は、あんまり恥ずかしがらない。人間として、してはならないことは別として、自分に知識がないとか、こんな質問をしたらバカにされるのではないかといった恥ずかしがり方はしないものだ。
迷作;何もないところへ夢を見たり必要性を感じたりして、その実現のためにモノや現象を駆使する
悟作;「何もない」が「すべて用意されている」であり、「夢をみたり必要性を感じる」が「自然を見、耳を傾ける」になる。発明でなく発見である。
道元禅師「正法眼蔵」
「自己を運びて万法を修証するを迷いとす。万法進みて自己を修証するは悟りなり」
万法の法は存在だから、すべての存在を、自分がこちらから向こうに突き進んで、つまり第一の作り方で方法を修証するのは迷いである。だが、すべての存在が自己を修証してくれるようになれば、それは悟りである。
静岡県のある研究所が、水をあまり使わない抄紙機(紙をすく機械)を考案した。従来の機械は紙1トンすくのに、水を300~400トン必要としたが、新しい機械は紙1トンに水1.5トンしかいらない。この機械が生まれるきっかけはどこにあったか。それは水の役目をよく分類したことになる。水の役目はなにか。まず水は流動体だから運ぶという役割が出てくる。紙の繊維を運んでいく。だがそれは水の一つの働きにすぎない。水にはこのほかに分散させたりするという役割もあった。つまり製紙工場における水には、流動、分散、結合の三つの役割が課せられていたことが観察の結果わかってきたのだ。そこでこの三つとも水でなければならないか、水以外のものに置き替えることはできないかと考えていったところ、水でなければだめというのは結合だけだった。ならば他は水を使わなくていいということにしたら、水はたったの1.5トンですんでしまったというわけだ。これも観察、すなわち観ることから「生まれた見事な技術である。
検査というのは大小の差こそあれ、本質的に対象を乱すことでもある。
この間、新幹線のATCが電気系統の故障で動かなくなり、多数の乗客の足に影響がでたという記事が載っていた。よく読んでみたら前の晩、レール整備をやっていて、そのとき使った手押し車の鉄棒をレールの間に落っことし、それが原因だったと出ていた。これも検査の結果の事故である。
「
すべては過去」である
刺激が入ってから脳で判断して事をおこなうまで、どんなに早くてもだいたい0.2秒かかる。
「
すべては現在」だとの考え方もある。過去の中に現在を見ることがあるということに気づく。
「
すべては未来」だという意見もある。人間は未来を良くするためにはすべてを犠牲にする存在でもある。母親は自分の現在を犠牲にして子どもを育てる。子どもの教育にかける親の努力や情熱は、現在を犠牲にしてよき未来に賭けている姿である。
哲学者ベーコン
「頭の中を瞬間的に通り過ぎていく考えを書きとめておくために、常にメモを用意しておきなあい。求めもしないのに思いついた考えほど貴重なものはなく、そういうことは二度と思い出せないからだ」
一点を凝視するな
一点を凝視するのはまじめな発想だが、これは裏を返せば、他のところを見ないこと、つまり、死角盲点を生じるということで、危険なのである。全体を見ていないと、車の運転は危ない。とこも見るな、無になれとは、本当の意味で全体を見よということに等しいのだ。無になれば後も見える。
感想;
物事を既成概念抜きにして、観ると見えてくるものが変わってくるようです。
人生の出来事も同じかもしれません。
一見、不幸な出来事が、それに真摯に取り組むことにおいて、その後、大きな幸せにつながることもあるのだと思います。
ロゴセラピーでは、「人生に意味を見いだすのではなく、人生の方から問いかけてくる」と考えます。
それを受け容れて、その場で何をするかの選択の自由があります。
ロゴセラピーの本など読んだのをHPにまとめています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html
人が創る品質 -ロゴセラピー(ヴィクトル・フランクル「夜と霧」)-
ロゴセラピーの紹介
・「宗教の時間」 ロゴセラピー入門 ”日本人最初のロゴセラピスト 勝田茅生さんに聴く”
・「絶望から希望を導くために-ロゴセラピーの思想と実践-」ヴィクトール・E・フランクル著
・「あなたがこの世に生まれて来た意味」 諸富祥彦著 ”ロゴセラピー的な生き方”
・「エヴァの時代」 エヴァ・シュロッス著 "アウシュヴィッツを生きた少女” ”戦争は人を悪魔にする”
・「働く意味」がわからない君へ -ビクトール・フランクルが教えてくれる大切なこと- 諸富祥彦著
・「夜と霧」を読まれたクミコさんのメッセージ(ブログより引用)
・「ビクトール・フランクル22の言葉 生きる意味」 諸富祥彦著
・勝田 茅生 ロゴセラピー入門ゼミナールより 「ケロイドの顔」 "人生にYesと言う”
・勝田 茅生 ロゴセラピー入門ゼミナールより 「17回の失敗」 ”可能性を信じることが力を生みだす”
・「それでも」人生にイエスという 國分振氏(仙台いのちの電話広報誌)
・「フランクル人生論 苦しみの中でこそ、あなたは輝く」 山田邦男著"
・「ひきこもり 生きづらさを抱えている人たち」草野智洋氏(日本ロゴセラピスト協会事務局長;埼玉いのちの電話広報誌P.2-4)
・「フランクル人生論入門」 広岡義之著
・「人生の意味と神」 信仰をめぐる対話 ヴィクトル・フランクル ピンハス・ラピーデ共著
・「フランクルと被災した私」石木幹人氏(医師、前岩手県立高田病院院長)の講演を聞いて
・第7回ロゴセラピスト講演会(2014年8月30日;日本ロゴセラピスト協会主催)に参加して
・人間の三次元とその次元に特有な愛情表現 ロゴセラピーでみる愛
・キルケゴール「幸せへの扉は外に向かって開く」& ヴィクトル・フランクル
・ロゴセラピー 話すことは自己距離化
・「御巣鷹山と生きる 日航機墜落事故遺族の25年」美谷島邦子著 人生が自分に問いかけるロゴセラピー
・ロゴセラピーにおける”コペルニクス的転回"
・映画 ”桜桃の味” ロゴセラピーは”夜と霧”の著者ヴィクトル・フランクルが始めた療法(日本ロゴセラピスト協会論集2号より)
・ロゴセラピーの依存症からの脱却 人生の目的を見出す(神経症のロゴセラピー7 勝田茅生著より)
・”人生にYesと言えるか” 筋ジストロフィーの石川正一君「たとえぼくに明日はなくても」
・動物「なまけもの」 なまけもの? ロゴセラピーの”黒い石”と”白い石”
・しずかちゃんとのび太の結婚 ロゴセラピーから二人の愛を考える
・愛のある優しさ ロゴセラピー(勝田茅生著書より)
・もっと**があれば幸せになるのに 幸せとは?(「教育のロゴセラピー5」勝田茅生著より)
・ピンチをチャンスに 視点を変えると有意義な出来事に(「教育のロゴセラピー5」勝田茅生著より)
・自動車事故で両親と兄を失った少女にどう説明するか ロゴセラピーでは(「精神の反抗力と運命/喪のロゴセラピー3」より)
・ヴィクトル・フランクル(「夜と霧」の著者)が結婚を決めた出来事
・大きな障害に出くわしたら ロゴセラピーから
・絶望の淵から立ち上がる人 ロゴセラピー
・アルツハイマーと宣告されて あなた/私はどうするか 人生の岐路とロゴセラピー3
・漫画家 西岸良平(三丁目の夕日)さんから学ぶ 人生の岐路とロゴセラピー
・TV番組「半沢直樹」から、生きる目的を問う ロゴセラピー
・「夜と霧」 ヴィクトール・フランクル著