英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

冬将軍好きの高田予報官②

2009-12-07 17:35:32 | 気象
 今日(7日)は、24節気のひとつの「大雪(たいせつ)」です。
 昨日(6日)の気象情報の高田予報官の説明によると、
「雪の降り出しが本格的になり始める頃にあたる」
そうです。
 婉曲的な表現ですが、要するに、「雪が積もってもおかしくない頃になった」ということなのでしょう。

 福井はまだこの時期に雪が積もる事はめったにありません。12月上旬は雪が降ることもあまりありません。そもそも「節気」は古代中国でつくられた季節区分なので、多少のずれがあります。

 さて、昨日の日曜日はその「大雪(たいせつ)」にふさわしく、西高東低の気圧配置になりました。
 高田氏も「等圧線が混み合って季節風が強く吹き荒れますし、海上は波の高い状態が明日(7日)も続きます」と、張り切って(いるように思える)解説していました。

 そして、
「久しぶりに冬将軍が南下してきます」
 出ました!「冬将軍」です。



 このイラスト、お気に入りのようで、寒気が南下するときには必ず使います。これが使いたくて、冬型になるのを待っているのでは?という気さえします。
コメント (2)
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冬将軍好きの高田予報官① 補足追加

2009-12-07 16:27:41 | 気象
 昨シーズンも取り上げましたが、高田予報官、西高東低(冬将軍)がよほど好きらしいです。

 土曜日の夜7時前の気象情報の週間天気予報での言葉です。
「向こう一週間です。日本海側は雨や雪のところが多いですが、大きな天気の崩れはありません。一方、太平洋側、前半は晴れますが、ただこの晴れは長続きしない見込みです」



 予報画面を見ると、東京は日曜、月曜、火曜と「晴れ」または「晴れ時々曇り」で、木曜日も「曇り時々晴れ」です。日本海側の新潟は雨の降る日が多いですが、「大きな崩れはない」そうです。
 ちなみに、福井の週間天気予報は



です。

 まあ、実際、これぐらいの天気なら、寒さも厳しくなく、時々晴れるので、「まずまずの天気」です。だから、高田氏の言葉は、あながち的外れではありません。
 でも、4日間も晴れが続くのに、長続きしないとは、高田氏、冬は「西高東低の気圧配置でなければならない」と考えているようです。
 ただ、これも天気の順当さを願う気象予報士としては、当然なのかもしれませんね。



 土曜日の午後6時50分のレーダー画像です。



 見事な寒冷前線です。
 普通の寒冷前線は、もっと大規模で雲の帯も太いです。土曜日の寒冷前線は、天気図にも表れないほどの局地的なものです。近くをかすめて行っただけなので、極端な天気の変化はなかったです。
 細くてはっきりしたものだったので、明るいうちに上空を通過する様子を見たい気もしました。

 石川県との県境に近い三国(東尋坊のある町です)では、午後7時から8時にかけて通過した模様で、7時~8時に8mm、8時~9時に11.5mmの降雨データがあります。
 土曜日は南風が吹き16℃と暖かかったのですが、前線通過を機に北西の風に変わりました。ただ、前線としては小規模だったので、極端に気温は下がりませんでした。
 実際は、日曜日の朝になってから気温が下がり始めました。


【補足】
 この高田氏、昨年の12月6日の「気象情報の機になる言い回しの疑惑、検証」にも、登場していただいています。
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