英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『謎解きはディナーのあとで』 第8話 「殺意のパーティにようこそ」

2011-12-07 19:14:27 | ドラマ・映画
 今週の謎解きは、勘違い・思い込みのオンパレードで(あとは光によって色が変わる宝石か)、推理については言及すべきことはほとんどありません。
 犯人やその周囲の人間模様も深くなく、個人的に印象に残ったのは、麗子(北川景子)と影山(櫻井翔)のやりとりぐらいです。

麗子VS影山
「お嬢様、言葉を返すようで恐縮ですが、お嬢さまの方こそ 
 どこに目ん玉、お付けになってらっしゃるのでございますか?」
と、影山にいつものように暴言を浴びせられる。
 一瞬固まり、窓までツカツカ歩き、ため息をついて冷静さを装い
「はあ~、見える見える。さっきもよぉ~く見えていたけど、ッィ(舌打ち、舌鼓?)…やっぱり冬の夜空は綺麗ね。…フッ、私、目だけはほんといいからぁ」
 と、独り言のように言い、振り返り、ポーズを決め……
「ここよ!ここぉ!ここに目ん玉、ばっちり付いているでしょうがぁ!」
と、切れる。
 ノリ突っ込みというか「冷静⇒激怒」の間が気に入っている

 続いて、影山が
「無粋ながら、私から事件の真相について説明しなければなりませんが、よろしいでしょうか」
「えっ?」
「よろしいで、しょうか!」
と凄み、頭を下げ、
「はい、お願いします」
と、従属
 高飛車なお嬢様を従属させるというシーンは好み。

あと、テレビ局に入る時、麗子がズッコケ(古~!)、
「影山、今私は転んだのかしら?」
「何のことでございましょう?お嬢さんは今、車から降りられただけでございます」
「そうよね。わたしもそんな気がするわ」
というやり取りも、いいなあ~。

麗子VS西山珠樹(浅利陽介)

「あのう、ひとつ聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「あなたは誰?」(クレヨンしんちゃんか?「あんた誰?」)


「なんだかそのストーカー体質、よくないって!」
「は、はあ」
「当たって砕けてみなよ」
「砕けるの前提で話すの、やめてくださいよ」


その他の留意点
・懐かしい『太陽にほえろ』のセットが見られた
・風祭警部(椎名桔平)に同調できる染田松五郎(福士誠治)のノリの良さ。ただ、風祭警部に毒されてしまったので、ドラマの出来が心配
・雛子(早織)は、『欽ちゃんのどこまでやるの!?』のわらべの、のぞみ、かなえ、たまえ、のたまえに似ている(と思ったのは私だけ?)

今週の風祭警部
・目立ちたがりで、短絡的な推理、しかも、その場限りでころころ変える結論といつもに増してお馬鹿っぷり。突っ込まれるなど凹むシーンがないのが残念。その分、麗子のお馬鹿な推理が減ったのは良かった。
・雛子の誕生石を聞き出すミラクル。
・「赤いドレスなどという張り切り過ぎた格好の方は」
 この台詞はナイス!

疑問点など
①雛子が、松五郎ではなく西山珠樹(浅利陽介)が好きだったことぐらい、麗子、気づけよ
②木崎麻衣(平愛梨)が、珠樹ではなく松五郎を好きだったことぐらい、雛子、気づけよ。君たち、本当に友達なのかい?
③「たまちゃん」と「松五郎先輩」と呼び分けていたのは不自然
④赤いドレスと赤い宝石もポイントの一つだが、まず、アリバイではないのだろうか?
⑤それに、被害者の瑞穂(笛木優子)に顔写真を見せれば済むのではないだろうか?
⑥麻衣が一番控え目な性格という設定だが、あまり控え目に見えない
⑦宝石の色の検証実験で、麗子はコケなくてもよかったのでは?

今回の教訓
 ラブレターは自分で渡そう



【ストーリー(公式サイトより)】
 影山(櫻井翔)は宝生麗子(北川景子)をテレビ局まで送る。この日、テレビ局では麗子の先輩で歌舞伎役者、染田松五郎(福士誠治)が主演することになった刑事ドラマの制作発表パーティーが催されるのだ。
 会場には麗子の友人、森雛子(早織)、桐生院綾華(岩佐真悠子)、宮本夏希(森カンナ)、木崎麻衣(平愛梨)も来ていた。華やかなモデルの永瀬千秋(入山法子)や芸能関係者が集っている。なぜか風祭京一郎(椎名桔平)の姿も…。さらに、影山までそのまま会場にいる。宝生家の力で招待してもらったという影山を、麗子は会場から追い出してしまう。
 麗子は友人たちと一緒に、松五郎の姉でありマネージャーの瑞穂(笛木優子)に挨拶。そして松五郎の付き人、西山珠樹(浅利陽介)に声をかけられる。麗子の高校時代の同級生だった西山は雛子が松五郎をまだ好きなのかと聞く。実は、高校時代に西山から雛子への想いを聞かされた麗子は、彼女はタマちゃんが好きだと答えていたのだ。タマちゃんとは松五郎の屋号「玉乃屋」からきた松五郎の愛称。また、その頃、麗子は雛子に託されたタマちゃんへのラブレターを松五郎に渡せずにいた。
 話を終え、麗子が西山と会場に戻ろうとすると大きな衝撃音と悲鳴が聞こえる。スタジオで瑞穂がセットの下敷きになっていた。風祭が現れて、捜査を始めるが、事故として片付けられそうになってしまう。麗子は影山を見つけて助けを求め事件は解決する。

 だが、その夜のディナーで影山は、
「今回の事件の発端は、他でもないお嬢様にあるのですよ」
と、麗子に突きつけた。
コメント (4)
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