12月23日記事「『整理整頓』 中田章道七段作」の解答です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b3/29ee54e0f94aebc2c7f70c98f36aa6ba.jpg)
持ち駒が銀香なら▲2一銀(変化図1)で簡単なのですが、残念ながら頭の丸い桂馬です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/48/1337c010107305c6d60586ab3458e20c.jpg)
以下△1一玉▲2二香成△同銀▲1二歩(変化図2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/05/47fa966a242497287abad510d910d56f.jpg)
と手は続きますが、△1二同馬▲同銀成△同玉▲3四角△1三玉(変化図)で詰みません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/94/7c4eb85b37a7c7d530c62a00e7aca808.jpg)
問題図に戻ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/05/42106db95e3a787afbe4041317b01f6e.jpg)
実は2三の香がいないと簡単に詰むのです。仮想図をご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/33/3d9d38a7735d646835c385db3465d673.jpg)
図より、▲2三銀△同馬と逃げ道を封鎖しておいて、▲2一龍で詰ますことができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/56/931c1901b8ee5cbf5c0cf881334fb618.jpg)
つまり2三の香は邪魔駒だったのです。
そこで、それを消去するには通常は捨てることが多いのですが、本問の場合は相手から取ってもらうという手法を用います。具体的には▲2一龍△2三玉と香を取ってもらいたいのですが、問題図からいきなりそうすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b3/1836399177ee9fc87c1e3b05a99f7487.jpg)
となり、当然のように△2四玉と逃げられてしまいます。
ただ、「失敗は成功のもと」で、もし2四に逃げ道が無ければ、この手法が成立します。
そこで問題図で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/05/42106db95e3a787afbe4041317b01f6e.jpg)
▲2四桂と前工作するのが好手となります。
これを△2四同銀は▲2二龍で詰んでしまうので△2四同馬と取ります。
これで2四の地点が埋まったので、▲2一龍△2三玉に▲3二龍(途中図)が成立します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/0d/46537add1abb4801eb4b791e33fa92b3.jpg)
△1二玉と逃げる一手になりますが、これで仮想図になりました(馬の位置が少し違いますが)。そこで、▲2三銀と打ち△同馬と取らせ▲2一龍で詰みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/25/fe3d451e3164a33668717bc9cb6377b9.jpg)
3二の龍が3二→2一→3二→2一と小まめに動いて、2三の香を処分し玉を1二に収納すしたというイメージが浮かびました。
押入れからはみ出した布団を畳み直して、無事収納したというイメージも浮かびました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b3/29ee54e0f94aebc2c7f70c98f36aa6ba.jpg)
持ち駒が銀香なら▲2一銀(変化図1)で簡単なのですが、残念ながら頭の丸い桂馬です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/48/1337c010107305c6d60586ab3458e20c.jpg)
以下△1一玉▲2二香成△同銀▲1二歩(変化図2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/05/47fa966a242497287abad510d910d56f.jpg)
と手は続きますが、△1二同馬▲同銀成△同玉▲3四角△1三玉(変化図)で詰みません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/94/7c4eb85b37a7c7d530c62a00e7aca808.jpg)
問題図に戻ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/05/42106db95e3a787afbe4041317b01f6e.jpg)
実は2三の香がいないと簡単に詰むのです。仮想図をご覧ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/33/3d9d38a7735d646835c385db3465d673.jpg)
図より、▲2三銀△同馬と逃げ道を封鎖しておいて、▲2一龍で詰ますことができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/56/931c1901b8ee5cbf5c0cf881334fb618.jpg)
つまり2三の香は邪魔駒だったのです。
そこで、それを消去するには通常は捨てることが多いのですが、本問の場合は相手から取ってもらうという手法を用います。具体的には▲2一龍△2三玉と香を取ってもらいたいのですが、問題図からいきなりそうすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b3/1836399177ee9fc87c1e3b05a99f7487.jpg)
となり、当然のように△2四玉と逃げられてしまいます。
ただ、「失敗は成功のもと」で、もし2四に逃げ道が無ければ、この手法が成立します。
そこで問題図で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/05/42106db95e3a787afbe4041317b01f6e.jpg)
▲2四桂と前工作するのが好手となります。
これを△2四同銀は▲2二龍で詰んでしまうので△2四同馬と取ります。
これで2四の地点が埋まったので、▲2一龍△2三玉に▲3二龍(途中図)が成立します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/0d/46537add1abb4801eb4b791e33fa92b3.jpg)
△1二玉と逃げる一手になりますが、これで仮想図になりました(馬の位置が少し違いますが)。そこで、▲2三銀と打ち△同馬と取らせ▲2一龍で詰みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/25/fe3d451e3164a33668717bc9cb6377b9.jpg)
3二の龍が3二→2一→3二→2一と小まめに動いて、2三の香を処分し玉を1二に収納すしたというイメージが浮かびました。
押入れからはみ出した布団を畳み直して、無事収納したというイメージも浮かびました。