英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ラッキーセブン』 第4話「仕掛けられた甘いワナ」

2012-02-08 13:43:05 | ドラマ・映画
 「友情ごっこ」する怠惰な人たち

 今回は、これに尽きる。
 ほんとに何もしないんだもの。
 したことと言えば、輝(瑛太)への差し入れ、輝への疑惑と信頼、寿司の注文。

 張り込み中の輝に差し入れするだけ(俊太郎は邪魔しただけ)で、事務所で駄弁っているだけ。大丈夫なのか、この探偵事務所?
 さらに、輝に住居侵入の容疑が掛かり、事務所の機材や資料が押収され開店休業状況に陥っても、輝についてあれこれ考えを巡らすだけである。
 もともと暇なうえ、完全に事務所ストップな状態なら、やることはひとつだろう。寿司を食うのはともかく(鋭気を養う)、温泉とか言い出す始末。誰もいないはずの事務所に全員集合というベタな友情芝居をする暇があったら、探偵活動を開始したらどうなんだ!探偵物語なのに、探偵しないなんて……
 輝を探すとか、輝の過去や家族、盗聴器を仕掛けられた警視庁幹部の峰永賢一(近江谷太朗)、浮気調査の依頼者、贈収賄をすっぱ抜いた出版社を調べるなど、することはたくさんあるはずだ。それに、輝の苔の水やりも。

 う~ん、この他には何も書くことが浮かばない。ほんとに1時間ドラマだったのだろうか?もしかしたら、寝てしまった?
 駿太郎に母(岡江久美子)が無職中の彼を指して
「記憶に残るようなことは、してなかったってこと」と言ったが、それ、今週もだぞ!
 来週、決着すると思うが、その内容によっては、離脱も……

 一応、事件の真相を推理すると
 張り込み中に、週刊誌の記事を見てから、輝が行動を起こしたようだ。その要因は警視庁幹部の峰永にあり、過去に彼が輝の家族と因縁があった。それにけじめをつけるための輝の行動だった。輝を罠にはめたのは、愛人の浮気調査の依頼人。

 

【ストーリー】(番組サイトより)
時多駿太郎(松本潤)は、最近、探偵社に姿を見せない新田輝(瑛太)とが、ある料亭の女将の浮気調査中だと聞く。依頼主は林原(正名僕蔵)という男性で、林原の愛人である女将を調べてほしいとのことだった。愛人の浮気調査という依頼に、旭淳平(大泉洋)や水野飛鳥(仲里依紗)はしらけてしまう。

新田は料亭向かいのアパート2階を借り、女将が送り出す客を見張っていた。そこへ、駿太郎が差し入れと週刊誌を持ってくる。その表紙には、警視庁幹部の収賄事件についての見出しがあった。

同じ頃、桐原由貴(吹石一恵)と後藤将司(金田明夫)は、警視庁幹部の峰永賢一(近江谷太朗)の自宅で盗聴器を見つけた。うなだれた峰永の傍には、あの週刊誌があった。そこに載った峰永と男の写真は、新田がアパートから撮ったものだった。

そんな折、何気なく週刊誌をめくった駿太郎は、新田が撮った写真に気づく。そこには、峰永が企業から受け取った裏金についての記事があった。浮気調査中に撮った写真がなぜ雑誌に載っているのか、新田が雑誌社に売ったのか。探偵たちに緊張が走るなか、探偵社のドアが開き、由貴と後藤が捜査員を引き連れて入って来た。新田に住居侵入の容疑がかかり、探偵社に差し押さえ令状が出ているという。そこへ、藤崎瞳子(松嶋菜々子)が戻ってくる。瞳子が事情説明を求めると、由貴は峰永宅から盗聴器が発見され、週刊誌の記事が盗聴した内容に一致することから、新田に容疑がかかっているのだと明かした。

捜査員たちによって、ほとんどすべての機材や荷物が押収され、探偵社は開店休業を余儀なくされる。そんななか、駿太郎らは新田の無実を信じ、新田からの連絡を待つことにしたが、その後も新田からはメールの一通も届かない。

その頃、新田は警視庁の名簿のなかから峰永の情報を探し当てていた。傍らの携帯電話が瞳子からの着信を知らせるが、新田は一瞥しただけだった。

後日、駿太郎らが呼び寄せられるように探偵社に集まるなか、茅野メイ(入来茉里)が郵便物のなかに新田の退職届を見つけた。そこに記された日付が、ちょうど峰永宅で盗聴器が見つかった頃だったため、新田は責任を取って辞めようとしているのでは、との疑念が持ち上がった。

同じ頃、探偵社や新田宅からの押収物が精査され、新田宅で見つかった盗聴器と峰永宅に仕掛けられていたものが同じタイプだとわかった。さらに、峰永の指紋が付いた不正入札に関する警視庁の捜査資料も新田宅で見つかったと報告された。

その後、由貴と後藤は再び探偵社を訪れ、住居侵入と窃盗の容疑で新田を重要参考人として指名手配することになったと告げた。駿太郎らが言葉を失うなか、由貴の携帯に、新田が峰永宅に現れその後逃亡したと連絡が入った。由貴と後藤は現場に急行するため、探偵社を立ち去った。駿太郎は、ふたりの後を追って探偵社を飛び出した。

多くの捜査員が新田を探して現場を行き交うなか、駿太郎は、新田を見つけ出した。

駿太郎に気づいた新田は、陽気に「よう!」と笑顔を見せた。駿太郎は何をやっているんだ、と新田に迫るが、新田はお前には関係ないと言うだけだった。すると、そこへ捜査員たちがやってきた。駿太郎は逃げようとする新田の腕を掴むが、新田はそれを振りほどくと逃走した。駿太郎は、立ち尽くすしかなく…。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『平清盛』 第5話「海賊討伐」

2012-02-08 12:43:31 | ドラマ・映画
 実は、録画をし忘れ、最初の10分あまりは観ていません。
 で、観始めたのは、璋子(たまこ:檀れい)が鳥羽上皇(三上博史)の心の傷に塩を擦り付けるような言葉を発したところ。その後、鳥羽上皇が得子(松雪泰子)を抱くのですが、私は「この人、誰?」という状態でした。
 あらすじを読むと、このシーンの前に、平五郎(のちの頼盛)が誕生や、清盛(松山ケンイチ)、義朝(玉木宏)、佐藤義清(藤木直人)の青春シーンもあったわけですね。それにしても、義朝「強さを磨きたい」、義清「美しく生きたい」、清盛「おもしろく生きたい」と三者三様。

 瀬戸内海を荒らす海賊対策の会議の席で高階通憲(阿部サダヲ)は、海賊が暴れるのは貴族が自分本位の政治をするからだと、正論を述べるが、当然却下。
 その場ではスルーされたが、痛烈に貴族を批判した通憲であるが、お咎めはなかったのだろうか。
 通憲を意見役として招いた藤原家成(佐藤二朗)は、多くを語らず、胸のうちを明かさない人物だ。平家を重用し、通憲を起用するなど、その真意はどうなのだろうか?
 番組サイトの人物紹介によると
新興貴族ながら豊富な経済力をバックに、鳥羽上皇の第一の近臣として、貴族社会の中心として君臨。藤原摂関家ときっ抗する力をもつ。武士の新興勢力である平忠盛・清盛父子との親交が深く、若年期の清盛は家成の邸宅に頻繁に出入りしていたと伝えられる。忠盛の正室・宗子といとこの関係にあり、忠盛や清盛は家成によって引き立てられる
とある。
 阿部サダヲが登場すると、場がパッと明るくなる。こういう雰囲気を持つ役者としては、真っ先に中村雅俊を思い浮かべるが、味のある役者である。
 清盛が悩んでいると「何でもよい」(何でもよいから助けてくれ)と、通憲の声。以前もこのパターン、清盛が「俺は誰なんだあ~」と悩んでいると、落とし穴に落ちた通憲が「誰でもよい(から助けてくれ)」と。
 真剣に悩む清盛に対して、間延びした声で「大した悩みでない」と端的に答える(偶然か?)様は面白い。個人的には、清盛が(作り話っぽい)白河法皇の血筋で悩む話は好きではないので、通憲の現実を見すえる目を見習って欲しい。

 忠正(豊原功補)は、禍(わざわい)の種としか思えない」という心情を清盛に吐露するが、正直とも言えるが、何もわざわざ言わなくてもと思ってしまう。どちらかと言うと、清盛よりもあんた(忠正)の方が災いの種だと思う。
 鱸丸(上川隆也)が、海戦の困難さを説くが、これで苦戦のフラグがたった。巨大な海賊船登場で次週へ続く?タイトル「海賊討伐」なんですが、討伐は来週?……
 果たして、次回、ジョニー・デップは登場するのか?


【ストーリー】(番組サイトより)
長承2(1133)年、平忠盛(中井貴一)に新たな子・平五郎(のちの頼盛)が誕生し、喜びに包まれる清盛(松山ケンイチ)ら平氏一門。しかしそのころ、長引く飢饉が原因で都には盗賊がはびこり、ますます物騒になっていた。御所を警備していた清盛は通りがかった源義朝(玉木宏)とけんかを始め、それを見かねた佐藤義清(藤木直人)は2人を自邸に招く。飢えた世の中に対し、義朝は武士の力を示す好機ととらえ「強さを磨きたい」といい、義清は「美しく生きたい」、清盛は「おもしろく生きたい」と、それぞれの志を語った。
乱れた世を嘆く崇徳帝(井浦新)は、飢饉への策を講じたいと政治への意欲を示すが、鳥羽上皇(三上博史)は一蹴、その権力を一切譲ろうとはしなかった。一方で鳥羽上皇の后であり、崇徳帝の母である璋子(たまこ:檀れい)は宮中で絶大な権力を持っていた。あるとき、藤原長実(国広富之)が娘の得子(なりこ:松雪泰子)を帝へ入内(じゅだい)させてほしいと璋子に申し出る。璋子は鳥羽上皇へその話をとりなす際に、自分が白河法皇から受けた寵愛の思い出を無邪気に語った。鳥羽上皇は璋子を「もののけ」と呼んで激高し、感情のおもむくまま得子に手を出してしまう。得子は上皇を受け入れ、のちに正式な后となった。
保延元年(1135年)、朝廷では藤原忠実(國村隼)ら貴族たちが集まり、瀬戸内海を荒らす海賊対策の会議に追われていた。その会議にご意見番として招かれた高階通憲(阿部サダヲ)は、自己中心的な貴族たちを非難するが誰も聞く耳を持たない。結局、鳥羽上皇の命令で平氏が海賊の追討をすることになった。忠盛は清盛を討伐の一員に加わえ、家盛(大東駿介)には留守居を命じた。清盛をよく思わない叔父の忠正(豊原功補)は、忠盛に跡継ぎをどう考えているかを問うと、清盛は自分が跡継ぎになるつもりはないと宣言した。
平氏の一行が華々しく西へ向かうころ、義朝は修行の旅へと東へ向かった。京へ残った家盛は母・宗子(和久井映見)に忠盛と夫婦になったいきさつを尋ねていた。宗子は清盛出生についての事情を知った上で忠盛を支えるために妻となり、清盛の母になったことを告げる。
一方、安芸(広島)の宿営地で海賊討伐について語る平氏一門に向い、元漁師の鱸丸(すずきまる:上川隆也)が海で暮らす者たちと海戦する困難さを説く。その言い方に反発した侍大将・伊藤忠清(藤本隆宏)は鱸丸を恫喝し、忠正は鱸丸を侮辱した。すると清盛は忠正につかみかかり大混乱になる。その後忠正と清盛は二人きりとなり、忠正は清盛に「お前が禍(わざわい)の種としか思えない」という心情を語って去る。思い悩む清盛の前に突然、高階通憲があらわれた。西海の状況が知りたくて追討軍の荷車に隠れてついてきたのだ。通憲は清盛が背負う運命が禍か宝になるかは自分次第だと清盛を諭す。
やがて安芸の海に到着し、討伐に出発した忠盛・清盛たちを待ち受けていたのは、巨大な海賊船だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする