英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『相棒season12』 第16話「聞きすぎた男」

2014-02-20 20:33:33 | ドラマ・映画
二組の夫婦
夢を追う亭主に愛想を尽かし、娘を連れて出ていってしまった妻

 夢を追い続ける近況、更に、焦った結果、危険な目に遭ってしまったことを知り、貯金をはたいて借金を清算し、また夫を支え、3人で夢を実現させる決意をする。
 妻も、本当に愛想を尽かしたのではなく、夫に厳しい現実を悟ってほしかったのだろう。 
一流企業に勤める夫を持ち、充たされた生活をしていた妻
 満たされた生活を退屈と感じ、ワクワク感を求め、覚醒剤に手を出してしまった。

 気の毒な被害者だった。
 一流企業に入り、まじめに働いたのに、顧客データ漏えい・売買の嫌疑を掛けられたうえ(無実だった)、妻が隠していた覚せい剤を砂糖と間違って飲んでしまい死亡。
 その上、原因を作った妻は悲しむどころか、覚せい剤使用の発覚を恐れ、冷凍庫に押し込められたり山中に埋められたり、散々であった。

 盗聴から事件が発覚し、顧客データ絡みだと思わせたが、実は主婦の覚せい剤使用が原因という意外な展開であった。被害者の上司の常務も、うまい“目くらまし”になっていたが、残念ながら、“暇か課長”の薬物売買検挙の情報「シュガースティックに模して売られていた」から、真相にピンときた視聴者も多かったのではないだろうか。

 個人的には、享の相棒振りに不満。
 幸子や小曾根を(事件に関して)素人扱い、一段下に見ている態度が鼻に掛かる。
 また、行動の端々に≪自分はできる刑事≫という自尊心が感じられる。
 確かに、情報通で頭もそこそこ切れるが、それでは単なる右京の“できる助手”であるだけである。
 

【ストーリー】番組サイトより
 高性能の盗聴探知器を開発したという小曽根(山崎樹範)が花の里を調べると厨房から盗聴器が発見される!?
 幸子は小曽根にお礼として1万円を渡すが、あとでその話を聞いた右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)に詐欺ではないかと疑われてしまう…。

 そんな小曽根が白金の住宅街で盗聴探知機の実験を行っていると、聞こえてきたのは悲鳴とともに「夫の遺体を見つけた」という女性の声。「警察に届けよう」という声も聞こえてくるが、それを打ち消すように「解剖なんかしたら、絶対見つかっちゃうじゃない」と反対する声が続く。小曽根は発信源が「鍵谷」という家であることを突き止め警察に通報するのだが…。
 警察がすぐに鍵谷家を訪れる。遠くからその様子を見ている小曽根。家の中からでてきた里枝(嘉門洋子)が応対するが「何の話なのか?」という反応のため、警察は「イタズラ電話」と決めつけて帰ってしまう。納得がいかない小曽根は特命係に相談。

 小曽根が盗聴した内容はなんだったのか? その家で一体なにが起きていたのか? 聞こえてきた「解剖したら見つかる」というのは何なのか?
 右京が“ある声”から事件を解決へと導く!

ゲスト:山崎樹範、嘉門洋子、俊藤光利

脚本:戸田山雅司
監督:和泉聖治
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする