先日、「あれでしょう? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」をご紹介しましたが(タイトルは私が勝手に付けています)、今日はそのヒント(初手の紛れ)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/53/456c4a96953e242b3662391ed38337f3.jpg)
詰将棋を解き慣れた方なら、初形から詰め上がりがピンとくるかもしれませんね。
それはさておき、実戦的には▲4三角と打ちたくなります。実際、かなり有効です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a9/7b2e55405cb639bcfc3826dc8326a29c.jpg)
これに対し普通は駒を打って合駒をします(駒の利きは多い方がいい)。何を打っても同じですが、一番守備力のある金を打ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/34/25bf3ef44320e01c8403fdef8db194d1.jpg)
これには▲2三龍が決定打になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/18/29dd2c48603e1dc498be6fbe34ed4ae3.jpg)
4三の角が4一の角と3二の金の守備を釘づけにして、龍を取ることができません(3二に合駒を打たずに4一の角を移動させる△3二角も同様)。2二に合駒をするしかありませんが、▲1三桂や▲3三桂不成や▲3三桂打で詰みます。
それから、2二に合駒を打たず、1一の金を動かして△2二金上がるとするのは、1一に玉の逃げ道を作って良さそうですが、▲2二同桂成(同龍)で詰みます。
ところが、参考図1で△3二歩と移動合をすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/58/71ff3b9b1816d396a38ac77ae2a00811.jpg)
3一に抜け道ができ、詰みません。(あと1枚、桂、銀、金、飛車のどれかがあれば詰むのですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/76/c3c9741351ff3bb038382f808cac6919.jpg)
なかなか有力な▲4三角でしたが、あと一歩詰まず。
それから、出題記事のコメントと重複しますが、
私の好み(傾向)として、合駒問題はあまり取り上げません。確かに、歩~飛車まで合駒を考えるのも、詰将棋の醍醐味で、意外な駒が最善だったという作品も素晴らしいと思います。
ただ、私も、正直考えるのも億劫ですし、解説するのも大変です。それと、短手数の詰将棋の場合、合駒をさせて、それを取るというのは、あまり爽快感がないので、邪道かもしれませんが、深く考えなくて良いです。
それと、合駒をさせて、封鎖するのも実戦で詰ます場合は効果的なのですが、詰将棋ではあまり面白くないので、本手順になることはありません。
逆に近づけて角を打つのが正解ということも多いです。
ヒントとしては弱いですが、初手▲4三角は除外できたということで。
今後、ヒントを追加する予定ですが、まず、挑戦してください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/53/456c4a96953e242b3662391ed38337f3.jpg)
詰将棋を解き慣れた方なら、初形から詰め上がりがピンとくるかもしれませんね。
それはさておき、実戦的には▲4三角と打ちたくなります。実際、かなり有効です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a9/7b2e55405cb639bcfc3826dc8326a29c.jpg)
これに対し普通は駒を打って合駒をします(駒の利きは多い方がいい)。何を打っても同じですが、一番守備力のある金を打ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/34/25bf3ef44320e01c8403fdef8db194d1.jpg)
これには▲2三龍が決定打になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/18/29dd2c48603e1dc498be6fbe34ed4ae3.jpg)
4三の角が4一の角と3二の金の守備を釘づけにして、龍を取ることができません(3二に合駒を打たずに4一の角を移動させる△3二角も同様)。2二に合駒をするしかありませんが、▲1三桂や▲3三桂不成や▲3三桂打で詰みます。
それから、2二に合駒を打たず、1一の金を動かして△2二金上がるとするのは、1一に玉の逃げ道を作って良さそうですが、▲2二同桂成(同龍)で詰みます。
ところが、参考図1で△3二歩と移動合をすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/58/71ff3b9b1816d396a38ac77ae2a00811.jpg)
3一に抜け道ができ、詰みません。(あと1枚、桂、銀、金、飛車のどれかがあれば詰むのですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/76/c3c9741351ff3bb038382f808cac6919.jpg)
なかなか有力な▲4三角でしたが、あと一歩詰まず。
それから、出題記事のコメントと重複しますが、
私の好み(傾向)として、合駒問題はあまり取り上げません。確かに、歩~飛車まで合駒を考えるのも、詰将棋の醍醐味で、意外な駒が最善だったという作品も素晴らしいと思います。
ただ、私も、正直考えるのも億劫ですし、解説するのも大変です。それと、短手数の詰将棋の場合、合駒をさせて、それを取るというのは、あまり爽快感がないので、邪道かもしれませんが、深く考えなくて良いです。
それと、合駒をさせて、封鎖するのも実戦で詰ます場合は効果的なのですが、詰将棋ではあまり面白くないので、本手順になることはありません。
逆に近づけて角を打つのが正解ということも多いです。
ヒントとしては弱いですが、初手▲4三角は除外できたということで。
今後、ヒントを追加する予定ですが、まず、挑戦してください。