英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「あれでしょう?」(中田七段作詰将棋)のヒントなど

2014-02-26 20:02:14 | 詰将棋
先日、「あれでしょう? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」をご紹介しましたが(タイトルは私が勝手に付けています)、今日はそのヒント(初手の紛れ)です。


 詰将棋を解き慣れた方なら、初形から詰め上がりがピンとくるかもしれませんね。
 それはさておき、実戦的には▲4三角と打ちたくなります。実際、かなり有効です。


 これに対し普通は駒を打って合駒をします(駒の利きは多い方がいい)。何を打っても同じですが、一番守備力のある金を打ってみます。

 これには▲2三龍が決定打になります。


 4三の角が4一の角と3二の金の守備を釘づけにして、龍を取ることができません(3二に合駒を打たずに4一の角を移動させる△3二角も同様)。2二に合駒をするしかありませんが、▲1三桂や▲3三桂不成や▲3三桂打で詰みます。
 それから、2二に合駒を打たず、1一の金を動かして△2二金上がるとするのは、1一に玉の逃げ道を作って良さそうですが、▲2二同桂成(同龍)で詰みます。

 ところが、参考図1で△3二歩と移動合をすると

3一に抜け道ができ、詰みません。(あと1枚、桂、銀、金、飛車のどれかがあれば詰むのですが)
 
 なかなか有力な▲4三角でしたが、あと一歩詰まず。


 それから、出題記事のコメントと重複しますが、
私の好み(傾向)として、合駒問題はあまり取り上げません。確かに、歩~飛車まで合駒を考えるのも、詰将棋の醍醐味で、意外な駒が最善だったという作品も素晴らしいと思います。
 ただ、私も、正直考えるのも億劫ですし、解説するのも大変です。それと、短手数の詰将棋の場合、合駒をさせて、それを取るというのは、あまり爽快感がないので、邪道かもしれませんが、深く考えなくて良いです。
 それと、合駒をさせて、封鎖するのも実戦で詰ます場合は効果的なのですが、詰将棋ではあまり面白くないので、本手順になることはありません。
 逆に近づけて角を打つのが正解ということも多いです。


 ヒントとしては弱いですが、初手▲4三角は除外できたということで。
 今後、ヒントを追加する予定ですが、まず、挑戦してください。
コメント (7)
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黄砂?浮遊粒子状物質? その2

2014-02-26 11:53:20 | 気象
今日も黄砂が酷いです。

 午前9時の西方の様子です。
 1~1.5km付近の山は見えますが、4~5km付近の山は見えません。

 これは↑午前11時のものです。
 かなり治まってきていて、霞みながらも確認できるようになっています。

で、南方の風景は


 そして南東です。

 麓付近(約3km付近)は見えますが、その奥の山の本体(約5km)は微かに見えるだけです。
 同じ方角の近辺を拡大すると


 西方の様子より霞み方が酷いのですが、実際にそうなのか、日差しの加減かは分かりません。

 で、こちらが桜でよく登場する山です。

 北西約2kmの距離です。

 黄砂か浮遊粒子状物質かは分かりませんが、視界は5kmと推測されます。
 これを解消しろとは言いませんが、「福井県 大気汚染総合情報」を公開している「福井県衛生環境研究センター」は何の所感も出さず、気象庁や福井気象台は感知すらしていません。
 「税金の無駄遣い」とは安易に言いたくありませんが、どうなっているんでしょう?
 ただ、ここで文句を言っているだけでは仕方がないので、福井県庁の環境政策課に問い合わせのメールを送りました。
コメント (4)
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