関ヶ原直前の調略合戦(家康VS三成)と九州制圧(如水)
……ドラマとしては、中途半端だった。
二つに話が分断されて、最終回前だというのに、盛り上がりを感じられなかった。
・如水が関ヶ原に直接には絡んでいない
・歴史的に一大イベントなので、描かない訳にはいかないし、視聴者も期待している
この相反する2事象で、こういう話の作りになってしまったのだろう。
しかし、もう少し何とかならなかったのだろうか。
家康VS三成の決戦が必至になってからの話数を2回分多くして丁寧に描くとか(初期のモタモタ進行が勿体ない)、ペース配分を変えなのなら、家康VS三成の比重を軽くするとか(今大河の三成では、時間を割く意味がなかった。長政の絡みも軽くしよう。前話、今話と急に頭が回るようになったのも不自然)……
吉弘統幸、いきなり登場……
率直に言って、≪あんた誰?≫状態で「九郎右衛門殿、お主の家の味噌汁、うまかった」と言われてもなあ…
そこで、黒田軍の軍議で敵の状況報告を受け
「吉弘がついておるのかぁ」(by如水)
「厄介なことになりましたなあ」(by九郎右衛門)
「以前、黒田の食客であった吉弘にござりますかぁ」(by太兵衛)
「あの豪傑が加わったかぁ」(by善助)
と、人物紹介の補完。
特に、太兵衛と善助は思いっきり説明台詞だ(笑)
如水軍の快進撃だが、目を疑う戦術!
突撃する西軍の両脇に、善助、太兵衛が兵を伏せ、両側から一斉射撃!
丈の高い草で迷彩をしていたが、杜撰な細工で、これに気づかないのは不思議。
しかし、それよりも、あの近距離で向かい合うように射撃をしたら、危ないだろっ!絶対、同士討ちだよな。
淀と三成の気持ち
三成の秀頼出陣の願いに、淀は
「なりませぬ!秀頼はまだ八つ。出陣など以ての外じゃ。
戦場で万が一のことがあったらどうする。豊臣が滅びてしまうではないか!
それこそ、家康の思うつぼじゃ!」
毛利軍、小早川秀秋ら、一向にまとまらない西軍に、雨に打たれながら三成は呟く。
「必ず勝つ。もし勝たねば、豊臣は滅びる」
この両者、奇しくも“豊臣が滅びる”ことを危惧。
しかし、このドラマでは、
淀は、≪秀吉への恨み、わが身の権力、息子・秀頼の栄華≫
三成は≪自分の有能さを誇示し、秀吉に認められたい≫
が本心と感じられた。
秀吉の臨終時には登場せず、秀吉の死に対して何の感情も示さなかった。
今回の、心情吐露も≪へえ~、そうだったんだ≫としか思えない。
ナイスな演技
三成「狼煙の合図で、徳川本陣を突いていただきたい」
秀秋「うむ、承知した」
まったく、信用できない秀秋の軽い返事
忘れ去られた男
「黒田長政、福島正則、小早川秀秋……皆、幼き頃より、我が子として育ててきた、云わば“兄弟”……
なぜ、憎み合い、殺し合わねばならぬのか」
九州平定に尽力した加藤清正だが、全く登場せず。
その上、北政所にも息子として名を言ってもらえなかった……可哀そう過ぎる
物見の報告も終わり、関ヶ原、開戦直前、如水の戦闘開始のシーン。
いかにも関ヶ原に参戦の趣の演出(笑)………しかし、次週は選挙の為、お休み。
……ドラマとしては、中途半端だった。
二つに話が分断されて、最終回前だというのに、盛り上がりを感じられなかった。
・如水が関ヶ原に直接には絡んでいない
・歴史的に一大イベントなので、描かない訳にはいかないし、視聴者も期待している
この相反する2事象で、こういう話の作りになってしまったのだろう。
しかし、もう少し何とかならなかったのだろうか。
家康VS三成の決戦が必至になってからの話数を2回分多くして丁寧に描くとか(初期のモタモタ進行が勿体ない)、ペース配分を変えなのなら、家康VS三成の比重を軽くするとか(今大河の三成では、時間を割く意味がなかった。長政の絡みも軽くしよう。前話、今話と急に頭が回るようになったのも不自然)……
吉弘統幸、いきなり登場……
率直に言って、≪あんた誰?≫状態で「九郎右衛門殿、お主の家の味噌汁、うまかった」と言われてもなあ…
そこで、黒田軍の軍議で敵の状況報告を受け
「吉弘がついておるのかぁ」(by如水)
「厄介なことになりましたなあ」(by九郎右衛門)
「以前、黒田の食客であった吉弘にござりますかぁ」(by太兵衛)
「あの豪傑が加わったかぁ」(by善助)
と、人物紹介の補完。
特に、太兵衛と善助は思いっきり説明台詞だ(笑)
如水軍の快進撃だが、目を疑う戦術!
突撃する西軍の両脇に、善助、太兵衛が兵を伏せ、両側から一斉射撃!
丈の高い草で迷彩をしていたが、杜撰な細工で、これに気づかないのは不思議。
しかし、それよりも、あの近距離で向かい合うように射撃をしたら、危ないだろっ!絶対、同士討ちだよな。
淀と三成の気持ち
三成の秀頼出陣の願いに、淀は
「なりませぬ!秀頼はまだ八つ。出陣など以ての外じゃ。
戦場で万が一のことがあったらどうする。豊臣が滅びてしまうではないか!
それこそ、家康の思うつぼじゃ!」
毛利軍、小早川秀秋ら、一向にまとまらない西軍に、雨に打たれながら三成は呟く。
「必ず勝つ。もし勝たねば、豊臣は滅びる」
この両者、奇しくも“豊臣が滅びる”ことを危惧。
しかし、このドラマでは、
淀は、≪秀吉への恨み、わが身の権力、息子・秀頼の栄華≫
三成は≪自分の有能さを誇示し、秀吉に認められたい≫
が本心と感じられた。
秀吉の臨終時には登場せず、秀吉の死に対して何の感情も示さなかった。
今回の、心情吐露も≪へえ~、そうだったんだ≫としか思えない。
ナイスな演技
三成「狼煙の合図で、徳川本陣を突いていただきたい」
秀秋「うむ、承知した」
まったく、信用できない秀秋の軽い返事
忘れ去られた男
「黒田長政、福島正則、小早川秀秋……皆、幼き頃より、我が子として育ててきた、云わば“兄弟”……
なぜ、憎み合い、殺し合わねばならぬのか」
九州平定に尽力した加藤清正だが、全く登場せず。
その上、北政所にも息子として名を言ってもらえなかった……可哀そう過ぎる
物見の報告も終わり、関ヶ原、開戦直前、如水の戦闘開始のシーン。
いかにも関ヶ原に参戦の趣の演出(笑)………しかし、次週は選挙の為、お休み。