北陸地方は、気象庁が認める梅雨明けは遅かったのですが、早い時期から暑さが続き、仕事が忙しかったのと重なって、夏バテ気味でした。
その上、世界陸上があり、ブログ記事が書けず、ドラマ記事ネタが、手のつけようがないほど溜まりに溜まっています。
なので、今クールのドラマについては、“なおざり状態”(放置)にしておこうかと思いましたが、コンクールの刑事ドラマの出来があまりにも残念な出来なので、精神衛生上よくないので、“おざなり”的に書くことにしました。
『刑事7人』
他のブロガーさんも突っ込まれているかと思うが、「7人いないじゃん!」
堂本(北大路欣也)は監察医で完全に刑事ではないし、片桐室長(吉田鋼太郎)も刑事と呼んでいいのだろうか?さらに、山下(片岡愛之助)も微妙な存在。その上、山下は第2話で敵に拉致され、その後、所在不明。(所在不明どころか、生命も危ぶまれる拉致状況。なのに、その後、ずっと放置……)
主人公・天樹(東山紀之)にしても、機動捜査隊にも所属しているという訳の分からない都合の良い設定。
“刑事7人”というドラマタイトルだが、完全に失敗しているよね。“7人”に拘りたいなら、『刑事7人以内』または『刑事7人は居ない』にすればよい。
第1話「開戦」 スペシャリストが東京臨海に再結集!!史上最強の敵…決戦開幕!! 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
“要注意脚本家”に昇格した 真野勝成氏の脚本であったが、それほど不満を感じなかったように思う。
悲しい過去を持つ元刑事・桜田にドラッグ売人4人を殺害させるというのは、少しご都合主義のような気がする。
第2話「最愛」 大臣邸立て籠り事件発生!!72時間以内に死刑囚69人を釈放せよ!! 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
法務大臣邸に立てこもった犯人たちの正体や目的を解明するまでは面白かった。
しかし、立て籠もり犯の要求の「3年前の冤罪事件の解明」に応える手段があまりにも反則技。黒幕の馬久根(山本學)の声を合成し、真犯人の自供をねつ造というのは違法捜査であるし、ドラマとしてもNGである。
そう思っていたら、馬久根の力により、再審請求の前に死刑が執行されてしまった。立て籠もり犯たちの決死の行動が水泡……後味悪い……
その上、“山下拉致については放置せよ”という室長の訳の分からない命令。
SAT(SITかも)突入のタイムリミットが迫る中、3年前の事件の真相解明という難題なので、違法捜査は止むを得ないかもしれないが、余りにも反則!真野脚本の真骨頂発揮?!
第3話「慈愛」 消えた拳銃殺人吸血鬼は失踪した警察官!? 脚本:吉本昌弘 監督:兼崎涼介
犯人は、いじめを受け、命を絶ってしまった息子の母親(紺野まひる)で、いじめの関係者たちに復讐をしていた。
共犯が、その時の担当刑事(梨本謙次郎)だったが、普通、そこまで協力しないだろう。
吸血鬼を装ったのは、吸血鬼騒動で輸血不足を誘発し、現在、重篤な病気のいじめ首謀者を病院から移送させ、それに乗じて殺害を実行するというものだった。
一見、繋がりのない吸血鬼事件の被害者たち。それを主人公たちが解明していくという筋書きで、一番恨みに感じるいじめ首謀者が殺害のラストターゲットになるというのは、ドラマ上仕方がない。しかし、復讐の観点からすると、犯行失敗、あるいは、犯行の露見の危険性を考えると、いじめ首謀者を第一殺害目標にすべきであろう。輸血不足を誘発しなくとも、殺害は可能だろう。
ストーリー的にかなりの無理を感じた回だった。
第4話「死味」 遺体を見て笑う男の正体!?V字の傷痕の謎!! 脚本:徳永富彦 監督:兼崎涼介
シリアルキラー・吉原を演じた尾美としのりの演技にすべて持って行かれた感がある。
吉原の善人振りに天樹を始め第11方面本部準備室のメンバーが騙されかけた。沙村(髙嶋政宏)などは、「俺たちを騙せるとは思うなよ」と言うような言葉を吉原に浴びせていたが、≪お前は騙されていただろう!≫と多くの視聴者が突っ込んでいたに違いない。
高校時代に何となく殺人を犯し、殺人の興奮・昂揚感を得るため平凡な人間を装い、計画的に快楽殺人を繰り返す。その心情を語る際の異様さは、さすが尾美としのり!
釘(釘ではなかったかも)を踏み抜き、痛がる哀れさも見事であった。
第5話「追想」 二度死んだ男の謎!?臨海に潜む老夫婦の秘密!! 脚本:和佐野健一 監督:森本浩史
12年前に自 殺したのは稲留純一ではなく、節子(草村礼子)の夫だった。
稲留はその夫に成りすましていて、今回は節子の生活を守るため、最大手デベロッパー企業の都市開発部部長・福田(石橋保)に殺害されたように見せかけ、自ら命を絶ったのだった。
節子の夫は、わざわざ隣の工場で首を吊らなくてもいいのではないか?迷惑此の上ないぞ!
節子の目が回復していたというのは余計な設定なのでは?
稲留がアパートを借りる必要はあったのだろうか?
第6話「家路」 シリーズ最大の謎…12年前の妻子死の衝撃真相!!これは復讐なのか? 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
引っ張ってきた「12年前の妻子の崩落事故死」だが、第6話と意外に早く、その真相が明かされた。
犯人は、適切な表現ではないが“只のシリアルキラー”。芽が出ず馬久根に飼われているだけのチェロリスト・楠城誠也(唐橋 充)で、馬久根の部下に殺害の後始末(天樹の妻子の殺害)もしてもらうという情けなさ。その情けなさに嫌気がさし、天樹を挑発して自分を殺させ終止符を打とうとした。
天樹が楠城の挑発に乗って、彼を殺害してしまうかが、今回の大きな見所であったが、挑発に乗ったかに見せかけて、一転、今度は逆に楠城を挑発し、パンチを出させる。天樹はそれを頭突きで受け、楠城の拳を粉砕。正当防衛成立!(殴られただけ)
なかなか面白い応酬だったが、天樹が警察手帳や辞表を置いていくフェイクは要らない。天樹が怒りで自分を見失うのではないかというハラハラ感を出したかったのだろうが(ついでにメンバーを動かす)、上記の天樹の冷静さと矛盾する行動である。
楠城を「なわしろ」と読むのは知らなかった。
天樹の妻・清も「さやか」とは読みにくいなあ。普通、「きよし」と読むよね。
その清のお腹の中の子の父親は一体誰だったのか?
飛び道具(放射式スタンガン?)を使って強ぶっていたロク(川口力哉)、卑怯者!
「準備室 対 馬久根」はあまり面白くないなあ……
その上、世界陸上があり、ブログ記事が書けず、ドラマ記事ネタが、手のつけようがないほど溜まりに溜まっています。
なので、今クールのドラマについては、“なおざり状態”(放置)にしておこうかと思いましたが、コンクールの刑事ドラマの出来があまりにも残念な出来なので、精神衛生上よくないので、“おざなり”的に書くことにしました。
『刑事7人』
他のブロガーさんも突っ込まれているかと思うが、「7人いないじゃん!」
堂本(北大路欣也)は監察医で完全に刑事ではないし、片桐室長(吉田鋼太郎)も刑事と呼んでいいのだろうか?さらに、山下(片岡愛之助)も微妙な存在。その上、山下は第2話で敵に拉致され、その後、所在不明。(所在不明どころか、生命も危ぶまれる拉致状況。なのに、その後、ずっと放置……)
主人公・天樹(東山紀之)にしても、機動捜査隊にも所属しているという訳の分からない都合の良い設定。
“刑事7人”というドラマタイトルだが、完全に失敗しているよね。“7人”に拘りたいなら、『刑事7人以内』または『刑事7人は居ない』にすればよい。
第1話「開戦」 スペシャリストが東京臨海に再結集!!史上最強の敵…決戦開幕!! 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
“要注意脚本家”に昇格した 真野勝成氏の脚本であったが、それほど不満を感じなかったように思う。
悲しい過去を持つ元刑事・桜田にドラッグ売人4人を殺害させるというのは、少しご都合主義のような気がする。
第2話「最愛」 大臣邸立て籠り事件発生!!72時間以内に死刑囚69人を釈放せよ!! 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
法務大臣邸に立てこもった犯人たちの正体や目的を解明するまでは面白かった。
しかし、立て籠もり犯の要求の「3年前の冤罪事件の解明」に応える手段があまりにも反則技。黒幕の馬久根(山本學)の声を合成し、真犯人の自供をねつ造というのは違法捜査であるし、ドラマとしてもNGである。
そう思っていたら、馬久根の力により、再審請求の前に死刑が執行されてしまった。立て籠もり犯たちの決死の行動が水泡……後味悪い……
その上、“山下拉致については放置せよ”という室長の訳の分からない命令。
SAT(SITかも)突入のタイムリミットが迫る中、3年前の事件の真相解明という難題なので、違法捜査は止むを得ないかもしれないが、余りにも反則!真野脚本の真骨頂発揮?!
第3話「慈愛」 消えた拳銃殺人吸血鬼は失踪した警察官!? 脚本:吉本昌弘 監督:兼崎涼介
犯人は、いじめを受け、命を絶ってしまった息子の母親(紺野まひる)で、いじめの関係者たちに復讐をしていた。
共犯が、その時の担当刑事(梨本謙次郎)だったが、普通、そこまで協力しないだろう。
吸血鬼を装ったのは、吸血鬼騒動で輸血不足を誘発し、現在、重篤な病気のいじめ首謀者を病院から移送させ、それに乗じて殺害を実行するというものだった。
一見、繋がりのない吸血鬼事件の被害者たち。それを主人公たちが解明していくという筋書きで、一番恨みに感じるいじめ首謀者が殺害のラストターゲットになるというのは、ドラマ上仕方がない。しかし、復讐の観点からすると、犯行失敗、あるいは、犯行の露見の危険性を考えると、いじめ首謀者を第一殺害目標にすべきであろう。輸血不足を誘発しなくとも、殺害は可能だろう。
ストーリー的にかなりの無理を感じた回だった。
第4話「死味」 遺体を見て笑う男の正体!?V字の傷痕の謎!! 脚本:徳永富彦 監督:兼崎涼介
シリアルキラー・吉原を演じた尾美としのりの演技にすべて持って行かれた感がある。
吉原の善人振りに天樹を始め第11方面本部準備室のメンバーが騙されかけた。沙村(髙嶋政宏)などは、「俺たちを騙せるとは思うなよ」と言うような言葉を吉原に浴びせていたが、≪お前は騙されていただろう!≫と多くの視聴者が突っ込んでいたに違いない。
高校時代に何となく殺人を犯し、殺人の興奮・昂揚感を得るため平凡な人間を装い、計画的に快楽殺人を繰り返す。その心情を語る際の異様さは、さすが尾美としのり!
釘(釘ではなかったかも)を踏み抜き、痛がる哀れさも見事であった。
第5話「追想」 二度死んだ男の謎!?臨海に潜む老夫婦の秘密!! 脚本:和佐野健一 監督:森本浩史
12年前に自 殺したのは稲留純一ではなく、節子(草村礼子)の夫だった。
稲留はその夫に成りすましていて、今回は節子の生活を守るため、最大手デベロッパー企業の都市開発部部長・福田(石橋保)に殺害されたように見せかけ、自ら命を絶ったのだった。
節子の夫は、わざわざ隣の工場で首を吊らなくてもいいのではないか?迷惑此の上ないぞ!
節子の目が回復していたというのは余計な設定なのでは?
稲留がアパートを借りる必要はあったのだろうか?
第6話「家路」 シリーズ最大の謎…12年前の妻子死の衝撃真相!!これは復讐なのか? 脚本:真野勝成 監督:及川拓郎
引っ張ってきた「12年前の妻子の崩落事故死」だが、第6話と意外に早く、その真相が明かされた。
犯人は、適切な表現ではないが“只のシリアルキラー”。芽が出ず馬久根に飼われているだけのチェロリスト・楠城誠也(唐橋 充)で、馬久根の部下に殺害の後始末(天樹の妻子の殺害)もしてもらうという情けなさ。その情けなさに嫌気がさし、天樹を挑発して自分を殺させ終止符を打とうとした。
天樹が楠城の挑発に乗って、彼を殺害してしまうかが、今回の大きな見所であったが、挑発に乗ったかに見せかけて、一転、今度は逆に楠城を挑発し、パンチを出させる。天樹はそれを頭突きで受け、楠城の拳を粉砕。正当防衛成立!(殴られただけ)
なかなか面白い応酬だったが、天樹が警察手帳や辞表を置いていくフェイクは要らない。天樹が怒りで自分を見失うのではないかというハラハラ感を出したかったのだろうが(ついでにメンバーを動かす)、上記の天樹の冷静さと矛盾する行動である。
楠城を「なわしろ」と読むのは知らなかった。
天樹の妻・清も「さやか」とは読みにくいなあ。普通、「きよし」と読むよね。
その清のお腹の中の子の父親は一体誰だったのか?
飛び道具(放射式スタンガン?)を使って強ぶっていたロク(川口力哉)、卑怯者!
「準備室 対 馬久根」はあまり面白くないなあ……