保田刑事一家の家族の情、竹上旅館の仲居さんたちのドタバタ、ハッスルぶりなどホームドラマ的には良かった。こんな旅館なら泊まってみたい。
しかし、サスペンスとしては大きな“?マーク”を付けたくなった。
ストーリーは、光彦が取材と母へのサービスを兼ねて訪れた伊豆・天城峠の旅館で知り合った小林章夫(堀内正美)が、後日、車に撥ねられて死亡(ひき逃げ)。生前の章夫の行動を朝美(章夫の娘)と追っていくうち、武上章夫と旅館の主人・女将の過去の因縁、章夫の死の真相が明らかになっていく…。
その真相とは……
20年ほど前、リストラの統括者となった章夫が武上夫婦の息子・和真をリストラし、それが原因で和真が自殺(章夫も苦しみ荒れて、離婚)していた。女将は気丈に振る舞っていたが、章夫を殺したいほど恨んでいた。
章夫が武上旅館に泊まったのは偶然だったが、女将は章夫の顔を見て恨む心が増大。気を晴らすために夫婦で秩父までドライブ。そこで、章夫を撥ねて死亡させてしまう。(その時、女将は「罰が当たったのよ」と呟く)
武上夫婦は章夫の遺体を天樹まで運び、そこで撥ねられたように見せかけたのだった…。
それにしても…奇跡的な偶然だ
・気を晴らす為、偶々行った秩父で章夫を撥ねてしまうなんて、偶然というより制作サイドの捏造に近い所業(撥ねたのが伊豆付近ならまだしも)
・武上旅館の主人と章夫の妻が学生時代恋仲だったというもの凄い偶然
・光彦が万引きに巻き込まれた女子中学生を助けたが、彼女の父が保田刑事だった。
共感できない朝美の母
リストラの件で苦しむ章夫に八つ当たりされ続けたとは言え、朝美を連れて家を出て行こうとした時、「パパが泣いているから」と拒否する朝美を見たら、普通は思いとどまるような気がする
過去に観た天城峠殺人事件とは随分違っているような気がする
・事件の被害者が千社札を貼った足跡を追う光彦とヒロイン
・千社札の張り方が違うことから、章夫の他に千社札を貼っていた人物がいるらしい
そんな共通点はあったような気がするが、その他は随分違うような気がする
ドラマとは直接関係ない感想
・今話のヒロイン役の谷村美月さんと、『刑事ゼロ』のヒロインの瀧本美織さんは似ている
・『科捜研の女』(2018年10~12月)、『警視庁・捜査一課長』スペシャル(2019年1月6日)、本作『天城峠殺人事件』(2019年1月7日)と連投の金田明夫さん、忙しいなあ
【ストーリー】番組サイトより
旅と歴史のルポライター・浅見光彦(平岡祐太)は、母の雪江(竹下景子)と共に静岡県伊豆・天城峠を訪れていた。滞在先の武上旅館で光彦は小林章夫(堀内正美)、朝美(谷村美月)親子と出会う。父娘仲睦まじい様子を見た光彦は、その後露天風呂で出くわした章夫から朝美への想いを聞き、娘への揺るぎない愛情を感じとった。だが、後日再び武上旅館へと向かう途中、偶然再会した朝美から、章夫が1カ月前に天城峠で事故にあい亡くなったと聞かされる。
事故に不審な点を感じた光彦は朝美と共に、章夫が成そうとしていた“下司”と書かれた千社札を貼る旅の目的を探る。その途中、ある寺で朝美は生き別れた実母・清美(市毛良枝)と遭遇する。しかし、母に捨てられたつらい過去を忘れられない朝美は、清美との関わり合いを拒んでしまう。
一方、事故の真相を追っていた光彦は、万引き犯と間違われた中学生の香菜(鈴木梨央)を助けたことがきっかけで、香菜の父で刑事の保田(尾美としのり)と知り合うことに。
保田の協力を得て、本格的に捜査に乗り出した光彦は、章夫の人となりを知るため元妻である清美の元へ。
しかし、武上旅館では女将の慶子(音無美紀子)が自殺を図り、事態は思わぬ方向へと進んでいく…。
脚本:荒井修子
演出:鈴木浩介
しかし、サスペンスとしては大きな“?マーク”を付けたくなった。
ストーリーは、光彦が取材と母へのサービスを兼ねて訪れた伊豆・天城峠の旅館で知り合った小林章夫(堀内正美)が、後日、車に撥ねられて死亡(ひき逃げ)。生前の章夫の行動を朝美(章夫の娘)と追っていくうち、武上章夫と旅館の主人・女将の過去の因縁、章夫の死の真相が明らかになっていく…。
その真相とは……
20年ほど前、リストラの統括者となった章夫が武上夫婦の息子・和真をリストラし、それが原因で和真が自殺(章夫も苦しみ荒れて、離婚)していた。女将は気丈に振る舞っていたが、章夫を殺したいほど恨んでいた。
章夫が武上旅館に泊まったのは偶然だったが、女将は章夫の顔を見て恨む心が増大。気を晴らすために夫婦で秩父までドライブ。そこで、章夫を撥ねて死亡させてしまう。(その時、女将は「罰が当たったのよ」と呟く)
武上夫婦は章夫の遺体を天樹まで運び、そこで撥ねられたように見せかけたのだった…。
それにしても…奇跡的な偶然だ
・気を晴らす為、偶々行った秩父で章夫を撥ねてしまうなんて、偶然というより制作サイドの捏造に近い所業(撥ねたのが伊豆付近ならまだしも)
・武上旅館の主人と章夫の妻が学生時代恋仲だったというもの凄い偶然
・光彦が万引きに巻き込まれた女子中学生を助けたが、彼女の父が保田刑事だった。
共感できない朝美の母
リストラの件で苦しむ章夫に八つ当たりされ続けたとは言え、朝美を連れて家を出て行こうとした時、「パパが泣いているから」と拒否する朝美を見たら、普通は思いとどまるような気がする
過去に観た天城峠殺人事件とは随分違っているような気がする
・事件の被害者が千社札を貼った足跡を追う光彦とヒロイン
・千社札の張り方が違うことから、章夫の他に千社札を貼っていた人物がいるらしい
そんな共通点はあったような気がするが、その他は随分違うような気がする
ドラマとは直接関係ない感想
・今話のヒロイン役の谷村美月さんと、『刑事ゼロ』のヒロインの瀧本美織さんは似ている
・『科捜研の女』(2018年10~12月)、『警視庁・捜査一課長』スペシャル(2019年1月6日)、本作『天城峠殺人事件』(2019年1月7日)と連投の金田明夫さん、忙しいなあ
【ストーリー】番組サイトより
旅と歴史のルポライター・浅見光彦(平岡祐太)は、母の雪江(竹下景子)と共に静岡県伊豆・天城峠を訪れていた。滞在先の武上旅館で光彦は小林章夫(堀内正美)、朝美(谷村美月)親子と出会う。父娘仲睦まじい様子を見た光彦は、その後露天風呂で出くわした章夫から朝美への想いを聞き、娘への揺るぎない愛情を感じとった。だが、後日再び武上旅館へと向かう途中、偶然再会した朝美から、章夫が1カ月前に天城峠で事故にあい亡くなったと聞かされる。
事故に不審な点を感じた光彦は朝美と共に、章夫が成そうとしていた“下司”と書かれた千社札を貼る旅の目的を探る。その途中、ある寺で朝美は生き別れた実母・清美(市毛良枝)と遭遇する。しかし、母に捨てられたつらい過去を忘れられない朝美は、清美との関わり合いを拒んでしまう。
一方、事故の真相を追っていた光彦は、万引き犯と間違われた中学生の香菜(鈴木梨央)を助けたことがきっかけで、香菜の父で刑事の保田(尾美としのり)と知り合うことに。
保田の協力を得て、本格的に捜査に乗り出した光彦は、章夫の人となりを知るため元妻である清美の元へ。
しかし、武上旅館では女将の慶子(音無美紀子)が自殺を図り、事態は思わぬ方向へと進んでいく…。
脚本:荒井修子
演出:鈴木浩介