(「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けています)
昨日(5月28日)の『とくダネ!』の三浦氏(以下は意訳)
「欧米諸国は、厳しい制限により、経済も国民感情も限界にきており、これ以上の規制は継続できず、第2波第3波の感染拡大が起きたとしても、再び厳しい規制を行わないのではないか。
となると、ある程度の感染蔓延状態が継続し(芳しい状況ではないが)、その結果、ある程度の”集団免疫力”を持つことになる。
対して日本は、(国民性やBCG接種など、要因はよくわかっていないものの)感染率は低い状態を持続できる可能性がかなりある。
その場合、今年の初冬辺り、海外では緩やかな規制でも、感染は爆発しないが、日本が海外からの入国を許容すると、免疫力の低い日本が海外並みの規制程度を行うとしたら、感染爆発する危険性が高い。
なので、今のうちにある程度感染を進めた方がいい」
……と、こんな感じだったと思う。正直言って、《一理ある》と思ってしまった。
しかし、【感染者数】アメリカ 170万8726人、ブラジル 41万1821人、ロシア 37万9051人、イギリス 27万507人、スペイン 23万7906人、イタリア 23万1732人
【死者の数】アメリカ 10万1002人、イギリス 3万7919人、イタリア 3万3142人、フランス 2万8599人、スペイン 2万7119人、ブラジル 2万5598人
を考えると、やはり、感染は最小限に抑えるべきだと思う。医療崩壊も起きるだろうし。(三浦氏も他の発言機会で、「医療崩壊を起こさないことが最優先」と言っていたが、最優先とは考えているとは思えない)
~三浦氏の主張~
「日本の実際の死亡率は非常に低く、経済を停止させるほどの強い規制はすべきではない」(データ的には5月28日現在、国内感染者1万6759人 死者882人(クルーズ船を除く)で、致死率は882/16759=0.053で。5%強だが、未検査の無症状者や軽症者が多数いることを考慮すると、致死率はかなり低くなると考えられる)
一貫している点は評価。
昨日(5月28日)の『とくダネ!』の三浦氏(以下は意訳)
「欧米諸国は、厳しい制限により、経済も国民感情も限界にきており、これ以上の規制は継続できず、第2波第3波の感染拡大が起きたとしても、再び厳しい規制を行わないのではないか。
となると、ある程度の感染蔓延状態が継続し(芳しい状況ではないが)、その結果、ある程度の”集団免疫力”を持つことになる。
対して日本は、(国民性やBCG接種など、要因はよくわかっていないものの)感染率は低い状態を持続できる可能性がかなりある。
その場合、今年の初冬辺り、海外では緩やかな規制でも、感染は爆発しないが、日本が海外からの入国を許容すると、免疫力の低い日本が海外並みの規制程度を行うとしたら、感染爆発する危険性が高い。
なので、今のうちにある程度感染を進めた方がいい」
……と、こんな感じだったと思う。正直言って、《一理ある》と思ってしまった。
しかし、【感染者数】アメリカ 170万8726人、ブラジル 41万1821人、ロシア 37万9051人、イギリス 27万507人、スペイン 23万7906人、イタリア 23万1732人
【死者の数】アメリカ 10万1002人、イギリス 3万7919人、イタリア 3万3142人、フランス 2万8599人、スペイン 2万7119人、ブラジル 2万5598人
を考えると、やはり、感染は最小限に抑えるべきだと思う。医療崩壊も起きるだろうし。(三浦氏も他の発言機会で、「医療崩壊を起こさないことが最優先」と言っていたが、最優先とは考えているとは思えない)
~三浦氏の主張~
「日本の実際の死亡率は非常に低く、経済を停止させるほどの強い規制はすべきではない」(データ的には5月28日現在、国内感染者1万6759人 死者882人(クルーズ船を除く)で、致死率は882/16759=0.053で。5%強だが、未検査の無症状者や軽症者が多数いることを考慮すると、致死率はかなり低くなると考えられる)
一貫している点は評価。
「今のうちにある程度感染を進めた方がいい」というのは、医療崩壊や死者数増加を起こさないようコントロールすることが難しい現状では、いくら「医療崩壊を起こさないことが最優先」と言ってもリスクが高すぎて実行できないでしょう。
また、「日本の実際の死亡率は非常に低い」という主張についても、未検査の無症状者や軽症者以外に、未検査の死者もいると言われています。今年の肺炎やインフルエンザの実際の死亡数から、例年の肺炎やインフルエンザの死亡数を引いた「超過死亡数」と、コロナ死亡発表数を比べると、実際のコロナ死亡数は発表の数倍になる可能性もあると言われているので、「日本の実際の死亡率は非常に低い」とは言い切れないと考えます。そういうことも踏まえて発言してもらわないと、三浦氏の主張は評価できないと思います。
>英さんが三浦氏を評価するというのは珍しいのでは?
「一貫している点は評価」というのは、皮肉のつもりでした。
それと、「正直言って、《一理ある》と思ってしまった」と書いた真意は、「“思ってしまった”が、よく考えるとそう思わない」という意味です。
わかりにくい表現で、申し訳ありません。
>「今のうちにある程度感染を進めた方がいい」というのは、医療崩壊や死者数増加を起こさないようコントロールすることが難しい現状では、いくら>「医療崩壊を起こさないことが最優先」と言ってもリスクが高すぎて実行できないでしょう。
おっしゃる通りで、私の文意も同じです。
>今年の肺炎やインフルエンザの実際の死亡数から、例年の肺炎やインフルエンザの死亡数を引いた「超過死亡数」と、コロナ死亡発表数を比べると、実際のコロナ死亡数は発表の数倍になる可能性もあると言われているので、「日本の実際の死亡率は非常に低い」とは言い切れないと考えます。
おっしゃる通りだと思います。この「超過死亡数」は確かBSのスペシャル番組だったと思うのですが、この理論を論じていて、世界各国でデータに上がっていないコロナ死亡者がかなりの数いると推定されると言っていました。
ただ、この『とくダネ!』では、古市氏が「“超過死亡数”について、「日本の超過死亡数は少ない」と言っていました。真偽は不明ですが。
まあ、三浦氏の場合、「超過死亡数」のことを踏まえていったのかは怪しいです。
「《一理ある》と思ってしまった」というのも、確かに、何となく騙されたようなときに使います。三浦氏に「騙される」人は多いかもしれません。そんなに悪い人ではないと思いたいですが、最近の甘々の解除を正当化しているようで残念です。経済を優先するのなら、検査や医療体制の充実をまず主張してほしいです。
「思ってしまった」の「しまった」がミソなのですが、確かに、紛らわしかったですね。「評価する」も一見、肯定していますし。
以前も書きましたが、三浦氏は自分の主張をゴールにして、理論を展開するので、都合の良い要素しか拾い上げません。しかも、その要素の信憑性は重視しない。
あ、それと、「その36」のレスで、書き忘れたことがあったので、補足しておきます(「その36」のコメント欄で)