「イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ」
……国連は、子どもの権利を著しく侵害した国のリストに新たにイスラエルを加えた。このリストには、内戦が続く中東のシリアやイエメンなどがあげられているほか、去年は、ウクライナに軍事侵攻を続けるロシアが加えられている。
これに対し、ネタニヤフ首相は、声明で「国連は殺人者であるハマスを支持しみずからを歴史のブラックリストに加えた。イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ」と強く反発。(6月8日)
……そうか、イスラエルは世界で最も道徳的な軍隊だったのか?
ガザ地区の病院や学校などを空爆しているイスラエル軍が“世界で最も道徳的”だとしたら、他の国の軍をどう評価すればよいのだろうか?(私は軍隊が存在しない世界を強く望んでいるが)
いや、イスラエルの主張する“道徳的”の意味は、私が考える“道徳的”とはかけ離れているのかもしれない。
それとも、もしかしたら、イスラエル軍が2つあるのかもしれないなあ…
とにかく、ガザ地区の惨劇が一刻も早く終息するように願っているのだが、イスラエルはハマスをせん滅するのが最大目的のようだ。しかも、ハマスをせん滅するためにはパレスチナ人がいくら死んでも構わない。いや、最近は、《パレスチナ人をせん滅するのが目的》のように思えてしまう。
イスラエルの独自の理屈を挙げてみる―――
国連本部では、パレスチナの国連加盟を支持し、国連安全保障理事会に再検討を求める決議案の採決が予定されていた。
イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの惨状を受け、涙ながらに賛成を呼びかけたパレスチナのマンスール国連大使の後に登壇したエルダン氏は、「悪を防ぐために設立した(国連という)組織が、今やテロリスト国家を迎えようとしている」と非難し、国連憲章をシュレッダーにかけて抗議。
「国連憲章をこうしたのはあなたたち自身だ(“パレスチナの国連正式加盟を支持することは国連憲章に反する”という主張)。恥を知れ!」と叫んだ。(5月12日)
ICJ(=国際司法裁判所)が「イスラエルに対してガザ地区南部のラファでの攻撃をただちに停止するよう」暫定的な措置を命じたが、命じた直後、ラファ中心部に空爆があり、多数の死傷者が出ている。
また、ICJ暫定的な措置を命じたことを受け、イスラエル政府は「イスラエルがジェノサイド、集団殺害を行っているとする南アフリカの訴えは、誤りであり言語道断だ」としてICJに攻撃の停止を要請した南アフリカを非難。
さらに、イスラエルの軍事作戦は去年10月のイスラム組織ハマスによる大規模攻撃を受けた自衛権の行使に基づくものだとし「ラファで民間人の暮らしを脅かす物理的な破壊をもたらす可能性のある軍事行動を行っていないし、これからも行わない」などと強調。
そのうえで「イスラエルはガザ地区での人道支援活動を可能にするため努力し、法を守り、民間人への被害を可能な限り減らすために行動する」と述べている。(5月24日)
イスラエル軍のラファへの空爆によって26日に子ども・女性を含む45人が死亡したとされることをめぐりイスラエル軍のハガリ報道官は28日、攻撃で使用した弾薬のみでは多数の死傷者が出ることはありえないとしたうえで、攻撃目標に隣接するハマス側の武器庫に引火して被害が拡大した可能性も含めて調査していると述べた。
28日、イスラエル軍が南部ラファで、多くの住民が避難する場所を空爆し、21人が死亡、64人がけがをしたとガザ地区の地元当局が発表。これに対してイスラエル軍は「空爆は、人道エリアには行っていない」と声明を出す。(5月26日~28日)
イスラエル軍は、ガザ地区中部のヌセイラトで作戦を実施し、ハマスにとらえられていた人質4人を救出したと発表しました。
イスラエル政府は救出された人たちが家族と再会する様子を写した映像や写真を公開して成果を強調し、ネタニヤフ首相は声明で「人質全員を取り戻すまで手を緩めることはない」と述べハマスへの攻勢を強める構えを示した。
パレスチナの地元メディアなどはイスラエル軍が救出作戦を行ったとする時間帯に、ヌセイラトなど中部で激しい攻撃が行われたと報じ、多数のけが人が病院に運び込まれている様子などを伝えている。
ハマスによる地元当局は住民210人が死亡し、400人以上がけがをしたと主張したうえで「イスラエル軍は野蛮で残忍な攻撃を行い、民間人を直接標的にした」と非難。(ヌセイラトなど中部で激しい攻撃は、人質救出のための陽動作戦?)
イスラエルは「死者は100人以下だ」と主張。(←100人以下だったらかまわないのか?)
イスラエル軍がガザ地区の中部で人質4人を救出した作戦で、ガザ地区の保健当局は、パレスチナ人274人が死亡し、698人が負傷したと10日に発表。(6月9日)
……国連は、子どもの権利を著しく侵害した国のリストに新たにイスラエルを加えた。このリストには、内戦が続く中東のシリアやイエメンなどがあげられているほか、去年は、ウクライナに軍事侵攻を続けるロシアが加えられている。
これに対し、ネタニヤフ首相は、声明で「国連は殺人者であるハマスを支持しみずからを歴史のブラックリストに加えた。イスラエル軍は世界で最も道徳的な軍隊だ」と強く反発。(6月8日)
……そうか、イスラエルは世界で最も道徳的な軍隊だったのか?
ガザ地区の病院や学校などを空爆しているイスラエル軍が“世界で最も道徳的”だとしたら、他の国の軍をどう評価すればよいのだろうか?(私は軍隊が存在しない世界を強く望んでいるが)
いや、イスラエルの主張する“道徳的”の意味は、私が考える“道徳的”とはかけ離れているのかもしれない。
それとも、もしかしたら、イスラエル軍が2つあるのかもしれないなあ…
とにかく、ガザ地区の惨劇が一刻も早く終息するように願っているのだが、イスラエルはハマスをせん滅するのが最大目的のようだ。しかも、ハマスをせん滅するためにはパレスチナ人がいくら死んでも構わない。いや、最近は、《パレスチナ人をせん滅するのが目的》のように思えてしまう。
イスラエルの独自の理屈を挙げてみる―――
国連本部では、パレスチナの国連加盟を支持し、国連安全保障理事会に再検討を求める決議案の採決が予定されていた。
イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの惨状を受け、涙ながらに賛成を呼びかけたパレスチナのマンスール国連大使の後に登壇したエルダン氏は、「悪を防ぐために設立した(国連という)組織が、今やテロリスト国家を迎えようとしている」と非難し、国連憲章をシュレッダーにかけて抗議。
「国連憲章をこうしたのはあなたたち自身だ(“パレスチナの国連正式加盟を支持することは国連憲章に反する”という主張)。恥を知れ!」と叫んだ。(5月12日)
ICJ(=国際司法裁判所)が「イスラエルに対してガザ地区南部のラファでの攻撃をただちに停止するよう」暫定的な措置を命じたが、命じた直後、ラファ中心部に空爆があり、多数の死傷者が出ている。
また、ICJ暫定的な措置を命じたことを受け、イスラエル政府は「イスラエルがジェノサイド、集団殺害を行っているとする南アフリカの訴えは、誤りであり言語道断だ」としてICJに攻撃の停止を要請した南アフリカを非難。
さらに、イスラエルの軍事作戦は去年10月のイスラム組織ハマスによる大規模攻撃を受けた自衛権の行使に基づくものだとし「ラファで民間人の暮らしを脅かす物理的な破壊をもたらす可能性のある軍事行動を行っていないし、これからも行わない」などと強調。
そのうえで「イスラエルはガザ地区での人道支援活動を可能にするため努力し、法を守り、民間人への被害を可能な限り減らすために行動する」と述べている。(5月24日)
イスラエル軍のラファへの空爆によって26日に子ども・女性を含む45人が死亡したとされることをめぐりイスラエル軍のハガリ報道官は28日、攻撃で使用した弾薬のみでは多数の死傷者が出ることはありえないとしたうえで、攻撃目標に隣接するハマス側の武器庫に引火して被害が拡大した可能性も含めて調査していると述べた。
28日、イスラエル軍が南部ラファで、多くの住民が避難する場所を空爆し、21人が死亡、64人がけがをしたとガザ地区の地元当局が発表。これに対してイスラエル軍は「空爆は、人道エリアには行っていない」と声明を出す。(5月26日~28日)
イスラエル軍は、ガザ地区中部のヌセイラトで作戦を実施し、ハマスにとらえられていた人質4人を救出したと発表しました。
イスラエル政府は救出された人たちが家族と再会する様子を写した映像や写真を公開して成果を強調し、ネタニヤフ首相は声明で「人質全員を取り戻すまで手を緩めることはない」と述べハマスへの攻勢を強める構えを示した。
パレスチナの地元メディアなどはイスラエル軍が救出作戦を行ったとする時間帯に、ヌセイラトなど中部で激しい攻撃が行われたと報じ、多数のけが人が病院に運び込まれている様子などを伝えている。
ハマスによる地元当局は住民210人が死亡し、400人以上がけがをしたと主張したうえで「イスラエル軍は野蛮で残忍な攻撃を行い、民間人を直接標的にした」と非難。(ヌセイラトなど中部で激しい攻撃は、人質救出のための陽動作戦?)
イスラエルは「死者は100人以下だ」と主張。(←100人以下だったらかまわないのか?)
イスラエル軍がガザ地区の中部で人質4人を救出した作戦で、ガザ地区の保健当局は、パレスチナ人274人が死亡し、698人が負傷したと10日に発表。(6月9日)
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