英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

プロテクター(1985年公開)

2024-12-04 11:00:06 | ドラマ・映画
【ストーリー】
 ニューヨーク市警サウスブロンクス管区。目の前で相棒を殺され、壮絶な追撃戦の末に犯人を倒した刑事ビリー・ウォン(ジャッキー・チェン)。だが、その行き過ぎた行動の責任を取らされ、新しい相棒ガローニ(ダニー・アイエロ)と共にファッションショー会場の警備という半端な任務を与えられる。
 しかし、ここでも事件が起こった。突然現れた武装集団にショーの主催者ローラ・シャピーロ(ソーン・エリス)をさらわれてしまう。黒幕は、香港を牛耳る犯罪組織のボス、ハロルド・コー(ロイ・チャオ)。ビリーとガローニは手がかりを求め香港へ。
 それを察知したコーは刺客たちを2人に差し向ける。無事にローラを救い出すことが出来るのか!?
『BS12』 番組サイトより

 『BS12(トゥエルビ)』の“ジャッキー・チェン生誕70周年・ジャッキーチェン特集”で視聴。日本語吹替、リマスター版。
 ジャッキー・チェンと監督の方針が対立したため、オリジナル版とジャッキー監督版(広東版)が存在するらしい。(本作は広東版だと思われるが番組サイトには明記なし)

ジャッキーのアクションがくどいほど繰り広げられるが、やや冗長気味。
いろいろと理解不能なジャッキーと麻薬組織との抗争
敵をやっつける(逮捕ではない)ためなら、何でもするという暴虐ぶり

・マシンガンなど銃器を乱射する強盗に遭遇し、相棒を殺害される。一味を撃退し、逃走したボスを必死に追撃。民間のモーターボートをほぼ強奪して追うが、最後には会場警備隊のヘリからロープを下ろしてもらい、そのロープを掴んでモーターボートから離脱。そのモーターボートを敵の船にぶつけ、爆破。
・(上記とは別の敵)埠頭での小舟などを跳び渡り追撃するシーンは凄いが、やはり間延び感がある。そもそも、敵は舟を使って逃げているので、さっさと岸から離れればいいのに、《追っかけてください》と言わんばかりに、沿岸に並走。
・新相棒が敵に捕まり、その相棒と引き換えにローラ・シャピーロ(敵組織に誘拐されていたが、ジャッキーらが助け出していた)を引き渡す取り引き。しかし、香港警察署長の裏切りにより、ローラは敵の手中に落ちていた。ジャッキーは手の打ちようがない状況(人質が二人もいる)なのだが、普通に格闘が始まってしまった
・強敵と思われた敵の中ボス。最初はジャッキーを圧倒する強さだったが、一度、ケリを入れられると、メリケンサックやチェーンソーを使い始め、“雑魚キャラ”に変貌
・最終強敵(香港映画によく登場する筋肉超発達男が登場。何故か、クレーンに吊り下げられた足場(コンテナ半分くらいの台)で格闘(ジャッキーが逃げ回るだけ)。最後に、ジャッキーに突き落とされ転落死しただけ。
・敵ボスが、ヘリコプターからマシンガンでジャッキーを襲撃。逃げ回るジャッキーは、クレーンの操縦席に乗り込む。ジャッキーを追い詰めた(と思った)敵ボスは、ホバリングして狙いを定める。止めを刺すべく引き金?を引く直前、ジャッキーがクレーンのボタンを押し、たまたま、ホバリングしているヘリの頭上の物体を投下。ヘリ爆破!


 ストーリーは不可解さだらけ。
 ジャッキーは敵を壊滅させるために、店内、車、船などを破壊しまくり。殺害するのも何の躊躇いもなしに敵をせん滅。逮捕が目的でなく殺害が目的のように思えた。“プロテクター”は「保護するもの」という意味だと思ったが……二度と観ない。

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