(前後篇の前篇なので、当然なのかもしれないが)
《よくわからない》という印象が強く残った。
…………分からない、わかりにくい、不可解………………
①150年前の警視庁創始者の川路利良と大久保利通。利通暗殺と今回の元・国家公安委員長で現衆議院議員・芦屋の殺害は関係があるのか?
芦谷議員は党総裁選に立とうとしていたようだが、よくない噂が多いらしい。
創始者の川路が書き綴った『警察手眼』(警察官心得)に背くような現警察に怒りを感じている警察官Aが起こした事件かもしれない。
②高田創警察官(加藤清史郎)と特命係との遭遇も裏がありそう
閉じているオジギソウの葉を頼りに、右京たちが小道を進むと、ある若者に遭遇。その若者は右京と冠城亘が関わった高田創だった(当時は戸籍を持たない少年)
「付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていた」と言うが……本当にそうなのか?
それと、小道から大通りに出た右京たちが、後姿しか見えない彼にいきなり話しかけたのが不思議だった。確かに、小道に残っていた足跡はスニーカーらしきモノで、彼もスニーカーを履いていたが……
ちなみに、オジギソウの葉が閉じたのは、猫が通っただけかもしれないぞ……と思ったりもした。
③芦屋議員殺害殺害の凶器は、6年前の無差別殺傷事件に使用された凶器と同種のナイフだった
関係があるのだろうか?(ドラマ上、関係がないとおかしいが…)
④高田創の先輩警察官の仁科征司も気になる
「警察官としての“拠り所”は大事」(←はっきり覚えていません)とか語っていた。タイトルや川路の『警察手眼』と関係ありそう。
⑤探偵コンビの平井久美(福崎那由他)と高木宇宙(石川雷蔵)の登場の仕方に悩む
捜一トリオが有力容疑者と思い込んだ平井&高木は、芦屋議員の妻から浮気調査を依頼された探偵だった。
実は、この探偵コンビは特命係の右京&亀山と旧知だった(右京たちに世話になったらしい)。
……そんなことがあったっけ?………と思ったら、『相棒 sideA/sideB』(配信ドラマ)で関わり合ったらしい。
その時のシーンをフラッシュバックとかハイライトシーンを流してくれないと、悩むでしょう(私は配信を観ていないので、見ても分からなかったとは思うけれど)
話は逸れるが、“那由他”と言うと、『那由他』(作:佐々木淳子、SF漫画)を思い出す。
“那由他”は、《ものすごく大きい桁を表す単位》だったと思う。この漫画では、主人公の少女の名が“那由他”だった。
なので、このふたりの正体を調べると、ひとりは平井久美(福崎那由他)というらしい。
役名が「久美」、芸名(俳優名)が「那由他」なので、混乱。先のアニメの影響で、“那由他”は女性のイメージが強い。
……う~ん、男性に見えたけれど……となったのだ。
もともと、私が藤崎那由他くんを知らないのが問題なのか。
ウィキペディアによると、22歳で、遺留捜査 第2シリーズ 第2話(2012年7月26日)が初出演らしい(当時11歳)。
その後、多くのドラマに出演している。私もいくつか見ているはずで、『相棒』にもSeason17 第18話・第19話(2019年3月6日・13日)に出ている。
おそらく、Season17でも他のドラマでも、俳優名と役名を一致できず、エンドロールを見ていたのだろう。
➅半グレ集団の意図が不明
値引きシールを手掛かりに、特命係と高田創が遺留品に関わりのある人物を割り出す。その人物を尾行した創が、逆にその男に誘い出されており、半グレ集団に囲まれる。
まず、男が尾行になぜ気づいたのか?
途中、スマホで指示を受けたらしいが、半グレたちはいつ尾行に気がついたのか?
創をおびき出して、痛めつけようとしたようだが、その目的がよくわからない。舎弟を増やしたかったのだろうか?
シナリオ的には、「過去に半グレに痛めつけられた創が、警官となり鍛えて、半グレたちをやっつける」シーンを挿入したかったとか?
⑦相席居酒屋は必要なの?
底辺付近の生活というのも、テーマのひとつなのかもしれないが、殺害現場の遺留品のひとつに、相席居酒屋のおしぼりが残っていた。
婚活パーティーの居酒屋版という感じで、女性優遇のシステムらしい。身元確認(登録?)制なので、捜査は簡単だったが、亀山君は小遣いが減ったかも。
⑧犯人は、ドミトリータイプの簡易違法宿泊所のもう一人の宿泊者なのか?
“半グレ集団の下っ端”と“相席居酒屋女”はシロで、もう一人の軍手男が宿泊者ふたりの所持品(と言うほどではなく、ゴミ)を現場に置いていったようだ。
なぜ、そんなことをしたのか?
遺留品を残して、底辺者の生活を調べさせるため?
⑨総理襲撃(爆破)事件の不可解さ
マイクのハウリングはわざと?
遠隔操作で爆破させるのなら、マイクを交換してステージ中央に戻ってきてから爆破すればよい。
ハウリングを起こして、わざと総理をステージ中央から遠ざけたのでは?
総理殺害が目的ではなく、爆破襲撃をしたという事実が欲しかった?
だとすると、芦屋議員を殺害した理由は?
★レギュラー、準レギュラー陣も総出演
捜一トリオ、刑事部長、参事官、“暇か?課長”はもちろん、鑑識の益子、サイバーセキュリティの土師、副総監・衣笠、内閣情報調査室の社美彌子、首席監察官・大河内、長官官房付・甲斐峯秋、女将・小手鞠、亀山美和子、全員総出演?!(大河内さんは使い走りが多いなあ)
国家公安委員長?(現在は役職不明?)の鑓鞍兵衛(柄本明)はどうなったんだっけ?
★藤原総理(柴俊夫)と利根川幹事長(でんでん)のモデル(基)になった政治家は?
藤原総理は自民党最高顧問の麻生氏、利根川幹事長は二階元幹事長かなあ。
でんでんの演技は、巷では絶賛されていたが、私は上手でない物まねに視えた。
【ストーリー】番組サイトより
日本中を震撼させる大事件が発生
“少年A”との再会が衝撃をもたらす!
右京(水谷豊)が『警視庁150年史』のまとめを命じられる中、元・国家公安委員長で現在は衆議院議員を務める芦屋(並樹史朗)が殺害される事件が発生。さっそく臨場した右京と薫(寺脇康文)は、一課の捜査を横目に動き出す。
いっぽう、事件を受けて、政治の中枢にも衝撃が走っていた。「キングメーカー」の異名を持つ与党幹事長の利根川(でんでん)にとっては、支持率が低迷する総理大臣の藤原(柴俊夫)に見切りをつけようとしていた矢先の青天の霹靂。
また、内調のトップである社美彌子(仲間由紀恵)から一報を受けた藤原も、解散総選挙という窮余の策を封じられ、ショックを隠せないでいた。
現場に残された手掛かりを追っていた右京と薫は、思わぬ人物と遭遇する。それは、かつて右京が事件を通じて知り合い、新たな人生への一歩を手助けした高田創(加藤清史郎)という青年だった。現在、警察官として地域課に勤務する高田は、付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていたという。
高田の情報から新たな手掛かりを得た右京と薫は、手分けして事件を追うことに。今回の捜査に前のめりの高田は、同じ交番勤務の先輩・仁科(内野謙太)との関係も良好で、すっかり警察官の顔になっていた。
しかし、その後、事件は異様な展開を見せ始める。今から約150年前、警察黎明期に起きた、時の内務卿・大久保利通暗殺など、当時の緊急事態をなぞるかのような重大な事件が次々に起きて…!?
議員殺害の背景に権力者たちの野望と陰謀が!?
共に事件を追う特命係と警察官になった“少年A”
政治家、警察、事件関係者…
絡み合う思惑が思いも寄らない悲劇を呼ぶ!!
ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫
脚本:徳永富彦
監督:橋本一
《よくわからない》という印象が強く残った。
…………分からない、わかりにくい、不可解………………
①150年前の警視庁創始者の川路利良と大久保利通。利通暗殺と今回の元・国家公安委員長で現衆議院議員・芦屋の殺害は関係があるのか?
芦谷議員は党総裁選に立とうとしていたようだが、よくない噂が多いらしい。
創始者の川路が書き綴った『警察手眼』(警察官心得)に背くような現警察に怒りを感じている警察官Aが起こした事件かもしれない。
②高田創警察官(加藤清史郎)と特命係との遭遇も裏がありそう
閉じているオジギソウの葉を頼りに、右京たちが小道を進むと、ある若者に遭遇。その若者は右京と冠城亘が関わった高田創だった(当時は戸籍を持たない少年)
「付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていた」と言うが……本当にそうなのか?
それと、小道から大通りに出た右京たちが、後姿しか見えない彼にいきなり話しかけたのが不思議だった。確かに、小道に残っていた足跡はスニーカーらしきモノで、彼もスニーカーを履いていたが……
ちなみに、オジギソウの葉が閉じたのは、猫が通っただけかもしれないぞ……と思ったりもした。
③芦屋議員殺害殺害の凶器は、6年前の無差別殺傷事件に使用された凶器と同種のナイフだった
関係があるのだろうか?(ドラマ上、関係がないとおかしいが…)
④高田創の先輩警察官の仁科征司も気になる
「警察官としての“拠り所”は大事」(←はっきり覚えていません)とか語っていた。タイトルや川路の『警察手眼』と関係ありそう。
⑤探偵コンビの平井久美(福崎那由他)と高木宇宙(石川雷蔵)の登場の仕方に悩む
捜一トリオが有力容疑者と思い込んだ平井&高木は、芦屋議員の妻から浮気調査を依頼された探偵だった。
実は、この探偵コンビは特命係の右京&亀山と旧知だった(右京たちに世話になったらしい)。
……そんなことがあったっけ?………と思ったら、『相棒 sideA/sideB』(配信ドラマ)で関わり合ったらしい。
その時のシーンをフラッシュバックとかハイライトシーンを流してくれないと、悩むでしょう(私は配信を観ていないので、見ても分からなかったとは思うけれど)
話は逸れるが、“那由他”と言うと、『那由他』(作:佐々木淳子、SF漫画)を思い出す。
“那由他”は、《ものすごく大きい桁を表す単位》だったと思う。この漫画では、主人公の少女の名が“那由他”だった。
なので、このふたりの正体を調べると、ひとりは平井久美(福崎那由他)というらしい。
役名が「久美」、芸名(俳優名)が「那由他」なので、混乱。先のアニメの影響で、“那由他”は女性のイメージが強い。
……う~ん、男性に見えたけれど……となったのだ。
もともと、私が藤崎那由他くんを知らないのが問題なのか。
ウィキペディアによると、22歳で、遺留捜査 第2シリーズ 第2話(2012年7月26日)が初出演らしい(当時11歳)。
その後、多くのドラマに出演している。私もいくつか見ているはずで、『相棒』にもSeason17 第18話・第19話(2019年3月6日・13日)に出ている。
おそらく、Season17でも他のドラマでも、俳優名と役名を一致できず、エンドロールを見ていたのだろう。
➅半グレ集団の意図が不明
値引きシールを手掛かりに、特命係と高田創が遺留品に関わりのある人物を割り出す。その人物を尾行した創が、逆にその男に誘い出されており、半グレ集団に囲まれる。
まず、男が尾行になぜ気づいたのか?
途中、スマホで指示を受けたらしいが、半グレたちはいつ尾行に気がついたのか?
創をおびき出して、痛めつけようとしたようだが、その目的がよくわからない。舎弟を増やしたかったのだろうか?
シナリオ的には、「過去に半グレに痛めつけられた創が、警官となり鍛えて、半グレたちをやっつける」シーンを挿入したかったとか?
⑦相席居酒屋は必要なの?
底辺付近の生活というのも、テーマのひとつなのかもしれないが、殺害現場の遺留品のひとつに、相席居酒屋のおしぼりが残っていた。
婚活パーティーの居酒屋版という感じで、女性優遇のシステムらしい。身元確認(登録?)制なので、捜査は簡単だったが、亀山君は小遣いが減ったかも。
⑧犯人は、ドミトリータイプの簡易違法宿泊所のもう一人の宿泊者なのか?
“半グレ集団の下っ端”と“相席居酒屋女”はシロで、もう一人の軍手男が宿泊者ふたりの所持品(と言うほどではなく、ゴミ)を現場に置いていったようだ。
なぜ、そんなことをしたのか?
遺留品を残して、底辺者の生活を調べさせるため?
⑨総理襲撃(爆破)事件の不可解さ
マイクのハウリングはわざと?
遠隔操作で爆破させるのなら、マイクを交換してステージ中央に戻ってきてから爆破すればよい。
ハウリングを起こして、わざと総理をステージ中央から遠ざけたのでは?
総理殺害が目的ではなく、爆破襲撃をしたという事実が欲しかった?
だとすると、芦屋議員を殺害した理由は?
★レギュラー、準レギュラー陣も総出演
捜一トリオ、刑事部長、参事官、“暇か?課長”はもちろん、鑑識の益子、サイバーセキュリティの土師、副総監・衣笠、内閣情報調査室の社美彌子、首席監察官・大河内、長官官房付・甲斐峯秋、女将・小手鞠、亀山美和子、全員総出演?!(大河内さんは使い走りが多いなあ)
国家公安委員長?(現在は役職不明?)の鑓鞍兵衛(柄本明)はどうなったんだっけ?
★藤原総理(柴俊夫)と利根川幹事長(でんでん)のモデル(基)になった政治家は?
藤原総理は自民党最高顧問の麻生氏、利根川幹事長は二階元幹事長かなあ。
でんでんの演技は、巷では絶賛されていたが、私は上手でない物まねに視えた。
【ストーリー】番組サイトより
日本中を震撼させる大事件が発生
“少年A”との再会が衝撃をもたらす!
右京(水谷豊)が『警視庁150年史』のまとめを命じられる中、元・国家公安委員長で現在は衆議院議員を務める芦屋(並樹史朗)が殺害される事件が発生。さっそく臨場した右京と薫(寺脇康文)は、一課の捜査を横目に動き出す。
いっぽう、事件を受けて、政治の中枢にも衝撃が走っていた。「キングメーカー」の異名を持つ与党幹事長の利根川(でんでん)にとっては、支持率が低迷する総理大臣の藤原(柴俊夫)に見切りをつけようとしていた矢先の青天の霹靂。
また、内調のトップである社美彌子(仲間由紀恵)から一報を受けた藤原も、解散総選挙という窮余の策を封じられ、ショックを隠せないでいた。
現場に残された手掛かりを追っていた右京と薫は、思わぬ人物と遭遇する。それは、かつて右京が事件を通じて知り合い、新たな人生への一歩を手助けした高田創(加藤清史郎)という青年だった。現在、警察官として地域課に勤務する高田は、付近で不審な人物を見掛け、追い掛けていたという。
高田の情報から新たな手掛かりを得た右京と薫は、手分けして事件を追うことに。今回の捜査に前のめりの高田は、同じ交番勤務の先輩・仁科(内野謙太)との関係も良好で、すっかり警察官の顔になっていた。
しかし、その後、事件は異様な展開を見せ始める。今から約150年前、警察黎明期に起きた、時の内務卿・大久保利通暗殺など、当時の緊急事態をなぞるかのような重大な事件が次々に起きて…!?
議員殺害の背景に権力者たちの野望と陰謀が!?
共に事件を追う特命係と警察官になった“少年A”
政治家、警察、事件関係者…
絡み合う思惑が思いも寄らない悲劇を呼ぶ!!
ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫
脚本:徳永富彦
監督:橋本一
新しいシーズンが始まりましたね。今シーズンもよろしくお願いいたします。
さて、初回スペシャルは、『少年A』(Season16第19話)に登場した高田創(加藤清史郎)が警察官となって再登場しましたね。『少年A』は私の印象に残っている作品の一つです。
ストーリーについては、総裁選、解散総選挙に裏金と現実の政治情勢を連想させるような展開でしたね。
事件の真相については、私も、6年前の無差別殺傷事件がカギになっていると思います。この事件で亡くなった警察官がいたようなので、そこにヒントがありそうです。
ちなみに、探偵コンビについては、私も配信ドラマを見ていないので「誰?」状態でした。
>今シーズンもよろしくお願いします... への返信
marumoriさん、こんばんは。
今回の脚本担当は徳永富彦氏。面白いモノもありますが、いろいろ盛り込み過ぎて、空中分解や消化不良になるモノも多いような……
仰るように、6年前の事件と警察官が鍵だと思います。
最近は、初回、第2回の前後編モノに期待しないようにしています。第3話からが勝負です(何の勝負?笑)