英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

【旧統一教会との関係問題】……納得できない説明(岸田総理の閉会中審査での説明、茂木幹事長の議員へのアンケート結果報告)

2022-09-09 16:46:26 | 時事
『テレ朝news』が詳細に記されていたので、参考にしています

(まず、核心とはズレた問題であるが、幹事長の拘り?について)
「アンケート調査やってません。調査ではありません」
 茂木幹事長は表現に拘っていて、「確認」であると表現した。
 確かに「アンケート」だと軽く感じられる。また「調査」だと"追及”感が感じられる。調査(追及)を否定したのは、議員への配慮もあるだろうが、《関係があったことを追究する》=《関係があったことは悪いこと》を認めることになってしまうと考えたからなのだろう(あくまで、私の推量)

 で、その"確認”の結果であるが
自民党による「点検」の8項目
1・「会合への祝電・メッセージ等の送付」の有無と回数 ※ビデオメッセージの送付の場合は開催日など具体的に記載
2・「広報紙誌へのインタビューや対談記事などの掲載」の有無と回数 ※旧統一教会への言及ある場合は日付など具体的に記載
3・「旧統一教会関連団体の会合への出席」の有無と回数 ※議員本人が挨拶を行ったかなども記載
4・「旧統一教会主催の会合への出席」の有無と回数
5・「旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」の有無と回数 ※金額など具体的に記載
6・「旧統一教会及び関連団体からの寄付やパーティー収入」の有無と回数 ※金額など具体的に記載
7・「選挙におけるボランティア支援」の有無と回数 ※受け入れ時期など具体的に記載
8・「旧統一教会及び関連団体への選挙支援の依頼、及び組織的支援、動員等の受け入れ」</
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茂木幹事長
「我が党所属の379人全員から確認をしています。1つでも該当するとの回答があった議員は(延べ)179人です」
121人については、議員本人が旧統一教会関連団体の会合に出席したなどとして名前を公表


 『テレ朝news』記事では、疑念で名前が挙がっていた議員についても言及されている。
・「報道に出ているものを見る限り、私は出席したと考えるのが自然…」……苦しすぎる答弁をしていた経済再生担当大臣・山際大志郎氏は本人が出席して講演したとして、名前が公表された
・旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対して、「マザームーン」を連呼していた山本朋広衆議院議員についても、団体から寄付を受けていたことが明らかにされた
他にも、井上義行参議院議員、萩生田光一政調会長などについても、『テレ朝news』の記事では言及している。
 本県(福井県)選出の稲田議員の名も公表されたようだ。(他の公表された議員については、私はまだ未確認です)


そして、点検結果を公表した茂木幹事長は、今後について
茂木敏充幹事長:「結果を重く受け止めています。率直に反省し、今後は旧統一教会と一切関係を持たないことを党内に徹底していきます」
……いや、重く見ていないだろう。
「今後は旧統一教会と一切関係を持たないことを党内に徹底していく」って……
 "旧統一教会と関係を断つ”と言うのだから、《関係を持っていたことは良くなかった》という認識を持っていると考えられる。
 過去の旧統一教会との関係を"確認”して《はい、終わり》で済ますつもりなのだろうか?
 旧統一教会との金銭関係はもちろん、メッセージ・祝電や挨拶、インタビュー記事や会合でのあいさつなどが、旧統一教会の霊感商法や高額献金に利用されたとしたら、旧統一教会の関係団体であることを知らなかったとしても、その責任を負うべきであろう。それを過去の事として《お終い》にする
つもりなのだろうか?


 さらに、「121人については議員本人が旧統一教会関連団体の会合に出席したなどとして名前を公表」というだけでは、岸田総理が陳謝した《国民から懸念や疑念の声が上がっている状態》を払拭できない。
【訂正】確認事項の7項目については、それぞれに於いて該当した議員名を公表

 アンケート"確認”は自己申告。立派な議員なので虚偽の申告をするとは思えないが、回答状況をすべて公表して国民のチェックを受けるべきだ。
 あと、確認の設問項目に「過去(安倍元総理襲撃以前)の旧統一教会に対する認識(関係を絶たなければならない団体か否か)」を入れて欲しかった。私はそれを知りたい。

 そして、さらに重要なのは……安倍元総理と旧統一教会との関係。ビデオメッセージを送るような関係はどういうモノだったのか?
 送ったのは統一教会の友好団体(関連団体)の「UPFジャパン」(天宙平和連合)。「UPF」がどういう団体なのか、統一教会との関連など知らない一般人が多いと思うが、わざわざビデオメッセージを作って送る……祝電などは当人が関与しないケースも多いと考えられるし、会合での挨拶なども訳わからず適当に挨拶することも考えられるが、ビデオメッセージとなると、《訳も分からず》製作はしないであろう。それ相応の親密さがあったと考えるのが妥当だ。

 しかし、今回の”確認には安倍元総理は外れていた。
 岸田総理は「本人がお亡くなりになった今、確認するには限界がある」と答弁。

 
そりゃ、当人から状況を"確認”することはできないが、"限界”を理由にして"確認”を放棄して良いはずがない。秘書、後援会などから聞き取りなど解明する手段は多数存在する。
 自民党の代表的存在だった安倍元総理と旧統一教会との関係は明らかにされるべきである。

 

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