英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

刑事7人 第4シリーズ  第8話「3人の約束 僕たちがやりました」

2018-09-09 23:22:21 | ドラマ・映画
少年・少女(3人であることが多い)が何かを燃やしたり、埋めたりして、秘密を共有し、誓う……

………よくある冒頭のシーン
(『相棒』など多くのドラマで観たような気がするが、≪面白くなかった≫という感想を持つことがほとんどである)

   大抵、秘密は殺人(傷害致死)で、他に真犯人がいる………


2つの大きな欠点
1.ありがちなストーリー
・「冒頭の秘密隠蔽シーン⇒何かのきっかけで、その秘密が暴露⇒真犯人が別にいた」というお決まりのパターン
・泉(映美くらら)の手を何度も洗う行為もよくあるパターンであるし、牛島の死と深く関わりがあるのを察するヒントとしては分かりやす過ぎ

2.ご都合主義的展開
鶴岡(吉見一豊)に牛島(青木峻)の事件について尋ねられたに施設長・熊谷(小宮孝泰)が、自殺ではないという秘密に行きつく情報を話す必要(メリット)はない。泉(映美くらら)たちに疑いの目が行くだけと考えたのかもしれないが、わざわざ掘り返されるのは危険である。
②「牛島の死体発見現場に落ちていた火浦(少路勇介)のミサンガを拾った」という事実が決定的証拠になるかは疑問だが、そもそも、自分が牛島の死に関わりがある可能性を示さなくても良い
灰皿で殴られ、2階から突き落とされても生きていた牛島。無茶苦茶頑丈だったとも考えられるが、かなり都合の良い展開。さらに、その牛島を発見した熊谷がとどめを刺したのも不自然
 放置しておけば死んでしまう可能性も大きく、死ななくても重症を負った原因を調べられ、牛島の性的暴行が露見し施設を首になるだろう。ただ、芋づる式に熊谷の補助金不正受給が発覚する可能性もあったが…
 小学女児に手を出し、熊谷を恐喝する悪党の牛島。3度も痛い目にあったのは自業自得か。
④鶴岡に牛島殺害(実は未遂)を脅された泉たち。証拠はないのだから、とぼけておけばよかったのに…

「あんた誰?」状態の海老沢刑事(田辺誠一)、久々登場
 天樹(東山紀之)に頼まれた捜査で事件解決に貢献したが、出番少なし!


再会・再起を誓う3人だが…
 致命傷に至らず殺人は犯していなかったが、灰皿で殴打し、2階から突き落とし放置したいう重罪は消えない。
 さらに今回、鶴岡の殺害、死体遺棄も加わってしまった。
 罪が深すぎて、簡単に再起してはいけない気がするが……


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話

【ストーリー】番組サイトより
 青山新(塚本高史)が桶と柄杓を手に墓地から出てきた。そこへ水田環(倉科カナ)から電話が入る。「今どこ?」と聞く環に青山は静かに答えた。「今日、あいつの一周忌なんですよ」――。
 2人が駆け付けた事件現場では、近頃こっそり受けていた昇進試験に落ちたらしい海老沢芳樹(田辺誠一)が張り切って所轄に指示を出している。発見されたのは、日雇いアルバイトをしていた50歳の男性・鶴岡浩介(吉見一豊)。1カ月前まで青森にいたが、勤務先の工場が倒産したために上京して職探しを行っていたという。鶴岡の所持品にミサンガと『きぼうの里 1993』と書かれたメモが見つかり、青山はメモの文言に既視感を覚える。

 堂本俊太郎(北大路欣也)の司法解剖によると、橋からの転落死と思われた鶴岡の死因は、頭部を強打したことによる脳挫傷。別場所で死亡後に橋の下に運ばれた可能性が高いと推測された。遺品のメモを見た天樹悠(東山紀之)は、1993年に八王子の施設『きぼうの里』で起きた児童指導員・牛島宏(青木峻)の転落死についての事案を報告。調べたところ、牛島と鶴岡が同じ中学の同級生だったことも判明した。青山が「やっぱ施設の名前か…」とつぶやく中、天樹と野々村拓海(白洲迅)は早速『きぼうの里』へ。現在の施設長・熊谷二郎(小宮孝泰)から、牛島と当時交流の深かった人物・天草泉(映美くらら)の名前を聞く。
 一方、環と青山は鶴岡が亡くなる直前に「親戚だ」と偽って人材派遣会社に鶴岡の居場所を聞きに来た男・火浦陸(少路勇介)のもとを訪ねて任意同行を。『きぼうの里』の出身でもあった火浦は、自分に疑いの目を向けられることを全て施設のせいにして悪態をつく。そんな火浦に憤りを隠せない青山が危うく飛びかかろうとするところへ、弁護士と名乗る墨田賢(天野浩成)が留置所を訪問。火浦を連れて行ってしまう。

 やがて泉と火浦、さらに墨田が全員『きぼうの里』出身、しかも3人が全員同じ日に退所していることが発覚。この3人と鶴岡、そして牛島との関係性は一体? 25年前に隠された真相とは。
  
脚本:吉原れい
監督:兼崎涼介
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2018アジア大会雑感 その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」

2018-09-09 17:57:49 | スポーツ
9月に入って、ハイピッチで書いてきましたが、ペースダウン。
台風やら大きな地震があったりとか、書く気分になれませんでした。

被害に遭われた地域の早い復旧を願っています。
日本の自然が、穏やかなものであるように願ってやみません。


殺害動機が弱いとか行動が不可解とか、アジア大会の中継が身勝手とか、能天気に書いてていいのかなぁ。。と思いつつ、書いていかないと記事がさらに溜まるので、備忘録として書きますね。


上記の文章ですが、ある方の最近の記事の冒頭と酷似しています。
ブログの記事アップ状況もそうですが、天災被害の中で記事を書いていいのかという逡巡する気持ちもシンクロしていて、何か後押しを受けているような気がしました。

『被害に遭われた地域の早い復旧を願っています。
日本の自然が、穏やかなものであるように願ってやみません。』
……この辺りの気持ちがうまく表現できず、パクらせて参考にさせていただきました。(ご本人には了解をいただいています)




(前回の2014年仁川アジア大会の時も同様だったような気がしますが)大会最終盤の中継がされなかった。
大会が続いているにもかかわらず、“勝手に中継終了”してしまった


 開会式前からいくつかの競技が開始されるが、競泳など本格的に開始されるのが開会式の翌日。そこからカウントすると16日間で、これは五輪と同じ日数である。
 ただし、競泳と陸上競技の日程は五輪とは大きく異なっている。五輪では競泳は11日間(休養日1日を含む)、陸上競技も10日間で行われている。五輪は競泳と陸上競技が並行(重複)して行われる日が5日間ある。アジア大会は競泳と陸上競技の重複期間はない。競泳、陸上競技ともに6日間で、五輪と比べてかなり圧縮されている。何種目も出場する競泳の選手にとっては過酷な日程だった(五輪の日程でもかなりハードな印象がある)。

 なぜ、このような日程なのか……
 推測であるが、競泳と陸上競技を重複・並行して中継する放送枠も中継機材もスタッフもTBS単独では足りないからであろう。
 ただよく分からないのは、陸上競技を最終日まで組めば競泳7日間、陸上競技7日間にする日程にできる。(最終日は閉会式があるので、陸上競技を行うのは難しいのかもしれないが)

 日程的なことはともかく、大会が続いているにもかかわらず、勝手に中継を終了してしまうのは使命感に欠けている。放映料が日数割になっているのだろうか?

その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」
その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」
その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」
その4「男女混合種目の問題点」
その5「甘い“技あり”判定」
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絶対零度 Season3 〜未然犯罪潜入捜査〜  第8話「殺人は花嫁のために」

2018-09-06 19:28:12 | ドラマ・映画
今シリーズで一番駄目だったような気がする……

罪(殺人)を犯す(未遂だったが)前に止めればいいのに…
 わざわざ繭美(白石麻衣)を犯罪者にしなくても……
 前話で、あれだけ“ミハン”捜査について悩んだのに……犯罪を阻止するだけでなく、罪を犯させないことこそ“ミハン”の意義ではないのか?


さらに、井沢(沢村一樹)は「拳銃の弾を抜いておいた」と得意げに語っていたが…
 繭美が統一郎(入江甚儀)に向けて引き金を引いてしまうのは、駄目なのでは?
 ≪元恋人の死の原因を作った統一郎に近づいたが、愛してしまった≫のなら、引き金に手を掛けても引き切れないというのが正しい行為(筋書き)であろう。
 引き金を引いてしまったら、「愛<復讐心」となってしまう。


 駄目の極めつけは井沢のセリフ
「あなたは今まで復讐のためだけに生きてきた。でも気付いているんでしょ?あなたにはもう新たな生きる意味があるということを」

  このセリフを言うのなら、引き金を引かせたら駄目である。

この他にも、
・繭美の復讐の一環として、元恋人の康太(本田祐介の)執刀医だった都筑洋平(岡部たかし)の愛人となり、都築の収賄をリーク。都筑は繭子のストーカーと化した。
・康太からもらった命を繭子の為だけに使おうとして、統一郎は服毒。

盛り上げ要素を組み込んだが、浅はかな小細工としか思えなかった。
 服毒するなら、繭子が罪を犯す前にしないといけない



第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話最終話

【ストーリー】番組サイトより
 東堂(伊藤淳史)は、新たな危険人物・砂田繭美(白石麻衣)の捜査を指示する。繭美は、市役所の戸籍住民課で働く25歳の女性で、1週間後には結婚式を控えていた。実は繭美は、過去に整形手術を受け、美しい顔を手に入れていた。ミハンが彼女をリストアップしたのは、違法に拳銃を入手していたからだった。幸せ絶頂であるはずの花嫁がなぜ殺人を? ミハンチームは捜査を開始する。
 井沢(沢村一樹)と小田切(本田翼)は、婚姻届けを出しにきたカップルを装って繭美に接触。目の前で痴話喧嘩を演じてみせ、繭美と親しくなるきっかけを得る。

 繭美が整形手術を受けたのは2年前の9月。それ以前の行動を探れば、繭美が誰を殺そうとしているのかわかるかもしれない――井沢は、山内(横山裕)と南(柄本時生)に繭美の過去を探るよう指示する。
 ある日、井沢と小田切は、繭美からの招待で、彼女の婚約者・神谷統一郎(入江甚儀)の実家を訪れる。統一郎の父・竜太郎(羽場裕一)は慶徳大学の理事長で、統一郎も同大の教務課に勤務していた。竜太郎は、統一郎と繭美の結婚を大変喜んでいて、絵に描いたような幸せなカップルだ。
 しかし、程なく、彼女の悲しい計画が明らかになっていき――。

 そんな中、山内の前に、桜木泉(上戸彩)の元上司でもある長嶋秀夫(北大路欣也)が現れて……。


脚本:宇山佳佑
演出:佐藤源太
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2018アジア大会雑感 その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」

2018-09-05 16:15:05 | スポーツ
「どういった思いでプレーしましたか?」
「今回の経験をどうつなげていきますか?」
  ………今回だけでなく、五輪や世界陸上でよく耳にする質問
(もう1パターンあったような気がする)

 当たり障りなく、どの競技でも使用できる質問。
 意地悪く考えると、競技を観ていなくても、理解できていなくても、インタビューできる


・どういうプラン(戦略)で試合に臨んだのか?
・コンディションはどうだったのか?
・勝負を分けたポイントは?

    そういったことを訊いてほしいのだが…



イラッとするパターン その1
 “どういった思いでプレーしたのか?”という問いに、選手が思いや反省を述べ、今後の目標や決意を述べているのに
「今後(東京五輪)に向けての意気込みを聞かせてください」
≪えっ?今、語ったじゃん!≫

イラッとするパターン その2
 敗れて打ちひしがれている選手に対し
「今大会で得られたものは何ですか?」


今大会で一番ひどかったインタビュー
柔道 女子48kg級 ゴールデンスコア(延長)で腕ひしぎ十字固めを掛けたが決めきれず、その直後に背負い投げで技ありを取られ、敗退した近藤亜美選手に対して(確かNHKのアナウンサーだったと思う)
近藤選手「…頭が真っ白で、何も考えられない…」
インタビュアー「試合を(振り返って)まとめてください」
近藤選手…何とか答える

インタビュアー「腕ひしぎは決まっていなかったんですか?」(言い回しは違うかも)
近藤選手「…よくわかりません」

(その後、2,3突っ込んだ質問をした後だと思うが)
インタビュアー「今大会で得られたものをお聞かせください」
近藤選手…悔しさを抑え込みながら、何とか、今後への決意を述べていた

とにかく、傷口に塩をすり込むような質問を浴びせ続けていた
(NHKとTBSではインタビュアーが違っていたように思います。答えていた内容はほとんど同じだったようですが)


その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」
その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」
その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」
その4「男女混合種目の問題点」
その5「甘い“技あり”判定」
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遺留捜査 第5シリーズ 第6話「5億円遺産争い!! お取り寄せの石と疑惑の鬼嫁の正体」

2018-09-04 10:30:07 | ドラマ・映画
(気が向いた時しか書かない『遺留捜査』ですが、今回、書いたのは……)

被害者……平安時代から続く名家である“鴻上家”で、亡き当主の妻・美沙子(銀粉蝶)
 ずけずけとモノを言う性格で、“お節介”タイプ。息子(既に死亡)の嫁・紀香(櫻井淳子)とも口喧嘩が絶えなかったようだ。(≪一見仲が悪い二人が、実は心が通じていた≫という割とあるパターン)
 今回は“お節介”が行き過ぎて、殺害されてしまったという真相だった。

 息子の親友を思っての行為だったが、その妻・杏里(松本まりか)の浮気を諌めるのは良いとしても、それを夫に知らせなくても良かった。上辺だけかもしれないが、杏里も反省して、知らせないようお願いしていたのだから、様子を見るのが年長者の懐の深さであろう。もっとも、美沙子は直情型だったので、無理かも。

 結局、鴻上一族の面々は、表面はともかく、基本的には“良い人”だったようで、殺害されなければ、ほのぼの、しみじみの人情話だった。(殺害が起こっても、『遺留捜査』の糸村(上川隆也)は人情話にしてしまうが)

 さて、今回レビューを書いたのは、脚本が真部千晶氏だったから。
 真部氏については、私の評価は低かった。ちょっとした突っ込み所はあったが、今回の人情話は面白かった。
 評価を少し上方修正という備忘録も兼ねてのアップです。


【ちょっとした突っ込み処】
・素直じゃなくて、言動が滅裂気味という美沙子だが、「嫁が家をマンションに建て替えるのは許せない」と漏らしていたのは、流石に矛盾が大きい。
・護身用に脇差しというのはさすがに突飛過ぎ
・高価そうに見えたお椀は贋作だった。それがなくなっているのに気づき、惜しんでいた鴻上利勝(モト冬樹)の目利きは大したことない
・美沙子のお節介に辟易していたうえ、浮気を告げ口を阻止したいという切羽詰まった気持ちがあったとは言え、砥石(かなり大きめ)で殴るものなのだろうか
・動くものを察知して撮影録画する車載カメラ装着の車が駐車場に長時間駐車していたというのは、都合が良すぎかも

 
【ストーリー】番組サイトより
 平安時代から続く名家である“鴻上家”で、亡き当主の妻・美沙子(銀粉蝶)が遺体となって見つかった。美沙子は10年前に夫を亡くして以来、広大な屋敷でひとり暮らしを送っていた。
 第一発見者は息子の妻・紀香(櫻井淳子)で、彼女もまた、5年前に夫を事故で亡くしていたが、現在も亡き夫との約束を守って、週に一度、姑である美沙子の様子を見に来ていたという。
 凶器は遺体の傍らにあった石と思われたが、その石は奇妙なことに片面だけが平らでツルツルしており、糸村聡(上川隆也)はそこに興味を抱く。

 事件を聞きつけた美沙子の妹・香取夏江(久世星佳)、甥・香取清(石田佳央)、義弟・鴻上利勝(モト冬樹)ら親族が押しかけてくるが、その矢先、床の間に飾ってあったはずの骨董茶碗がなくなっていることが発覚。相続権を持つ夏江と清の2人がそれぞれ金銭的に困窮していたことから、特別捜査対策室では遺産目当ての犯行と考えはじめる。
 ところが、調べを進めるうちに、紀香と生前の美沙子は激しくいがみ合っていた事実が浮上。遺産目当ての2人のどちらかによる犯行か、それとも被害者と感情的に対立していた紀香による殺人なのか…。佐倉路花(戸田恵子)は3人の動向を徹底的にマークするよう、特対メンバーに命じる。
 そんなとき、科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)の調べで、凶器の石が京都名産の高級品であることが判明して…!?
  
脚本:真部千晶
監督:匂坂力祥
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刑事7人 第4シリーズ  第7話「生きていた20年前の女子高生失踪 あの日の禁断の秘密」

2018-09-03 22:15:13 | ドラマ・映画
『遺留捜査』風のストーリーだった。(『遺留捜査』が素晴らしいと言っているわけではありません)
………遺留品のヘアピンが導くあずみ(駒井蓮)の清廉さと優しさ………
ただし、穴が多かった……


①不可解な当日のあずみの行動
 ・ぜんそくの薬を切らしていることを認識していたのに、沼田(神農直隆)や阿久津(中西良太)に会うことを優先させた
 ・親友・仁美(岩佐真悠子)の援助交際グループからの脱会を沼田や阿久津に単身で頼みに行くのは危険すぎる(無駄だだろうし)

②皆本(斉木しげる)は何故、沼田を殺害したのか?
 殺害したのは憎しみからであろうが、あずみの行方や行動の真相を聞き出さないうちに殺害してしまった。

③皆本春子(山下容莉枝)の考え浅い行為
 娘や仁美の純真さを信じているとはいえ、「仁美が援助交際絡みで沼田と関係があった」ということを聞いたと、仁美本人に話すのはどうなのか?

④20年も同じ車を乗り続ける沼田って……
 その車のシートに20年も挟まり続けたヘアピンも凄いかも

⑤あの日は父の誕生日だったのでは?
 20年も経てばケーキを狩った痕跡は残りようもないが、購入した様子はなかった(帰宅途中に購入する予定だったとは思うが)。
 母の誕生日でもないのに、母へのプレゼントは用意していた?

 このドラマで一番ムカつくのは、ラストで「事件解決」したとして居酒屋で打ち上げをすること。
 今回の場合、あずみ失踪時の目撃証言があったというのに、沼田に辿りつけなかった当時の警察。
 天樹(東山紀之)らに責任はないが、当時の警察がしっかり捜査していれば、今回の皆本の犯行も起きず、仁美が殺害されることもなかった。
 その点を自覚して欲しいものである。


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第8話

【ストーリー】番組サイトより
 暴力団に出入りしているチンピラの沼田篤史(神農直隆)が刺死体で発見される。現場にあった車のシートの間からヘアピンが見つかり、そこから20年前に17歳で失踪した皆本あずみ(駒井蓮)の指紋を検出。当時あずみが車の助手席に乗る姿が目撃されており、今回の現場にあった車の特徴とも一致した。
 天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)は、あずみの両親・治(斉木しげる)と春子(山下容莉枝)の元へ。ヘアピンの写真を見て「生きているかもしれない」と興奮する春子に寄り添う治…。あずみの親友だった藤沢仁美(岩佐真悠子)も、今でも春子たちを心配して時々訪ねてくれているのだという。
 一方、沼田について調べていた水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、通話記録の中に大病院の理事長・阿久津秀夫(中西良太)とのやりとりが何度もあることを知る。阿久津は最近の度重なるセクハラ発言で世間から騒がれている人物。環たちが彼を訪ねると、阿久津は沼田とは知人で、1週間前に投資用の資金として300万円程を渡したと証言。死亡推定時刻はホテルにいたと主張する。
 一方、天樹と野々村は20年ほど前に沼田と一緒に恐喝で逮捕されたことのある男と接触。当時の沼田は売春グループを作って稼いでいたと聞く。拓海が皆本宅から借りてきた、あずみの写真を見せると、男は「懐かしいな」とポツリ。だが、その彼が指したのはあずみではなく、彼女の隣で仲良く一緒に写る別の人物でーー!?
  
脚本:香坂隆史
監督:兼崎涼介
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2018アジア大会雑感 その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」【追記あり】

2018-09-03 17:07:46 | スポーツ
長年の世界陸上、前回のアジア大会などで感じていた“TBSのスポーツ中継の残念さ”を今回も再確認してしまった……NHKの中継も残念だったが…
(BS-TBSのハイライト番組は観ていません)

競技によって温度差がありすぎる中継(報道)
①熱中度MAX……競泳、陸上競技、バドミントン
②実況中継有り……サッカー、柔道、レスリング、体操、アーティスティックスイミング(シンクロナイズド)、新体操
③“最新情報”としてトピックス的な速報や紹介……ソフトボール、スポーツクライミング、空手、、バスケットボール、3×3(3人制バスケ)、バレーボール、セパタクロー、ガバディ、ブリッジなど多数
④一切情報なし……おそらく、無し(いくつか該当競技があるかもしれませんが、完全には把握していません)
 (見落としていたり、NHKと混同している競技もあるかもしれません)

 “アジアの五輪”と言っても、数競技しか中継しないので、ソフトボールやスポーツクライミングや空手(組手)は露出度が高かったが、トピックス的情報として1、2度しか紹介されない競技は「〇〇もやっていたんだ?」という印象しか残っていない。
 ②グループの競技にしても、柔道やサッカーはともかく、体操新体操は時間つなぎ的扱いが感じられた。例えば、種目別2日目、女子の平均台の模様を中継した後(中路紫帆選手が4位)、床運動や男子の残り種目を中継するのかと思ったら、延々30分強、競泳の池江選手を中心としたPV的情報や前日までのハイライトシーンを流し続け、競泳の生中継に入っていった。アスリートプレゼンターとして田中和仁氏がスタジオにいるにもかかわらず!
 結局、田中氏は番組終了まで付き合って、番組終了間際に女性キャスターが「やりました!中路紫帆選手が種目別床運動で、銅メダルを獲得しましたぁ」と言って、相槌を求められただけだった……

 メイン競技的位置づけだったバドミントンにしても、女子個人の中継は、人気のある高橋・松友ペアや奥原選手は大々的に中継したが、福島・広田ペアや山口選手は裏街道を走っているかのような扱いだった。山口選手は準決勝は録画中継されたものの、準々決勝までは情報はほぼゼロで、映像どころかフリップ(ボード)、さらに口頭紹介さえなく、個人戦に出場しているかどうかさえ分からないほどだった
 準決勝にしても、女子ダブルス決勝や男子シングルス準決勝はほぼリアルタイム(録画かもしれない)で中継されたが、その試合の合間、あるいは終了後のスタジオでも山口選手の試合結果には全く触れられなかった(NHKの「ニュース7」で山口選手の準決勝が報じられていたので、TBS中継の時点では山口選手の試合は終わっていたはず)。
 結局、深夜遅くになって、降って湧いたかのように準決勝の中継が流された……



【追記】
 女子バドミントンのシングルスの決勝は、準々決勝で奥原選手を破った戴 資穎(台湾)と準々決勝で山口選手を破ったプサルラ(インド)の対戦となったが、中継や映像は仕方ないにしても、口頭でも全く触れることはなかった。決勝は準決勝の翌日なので、それを単独で言及するのは難しいが、準決勝終了後の番組スタジオで決勝の組み合わせぐらい触れてほしかった。
 そして、さらに驚いたのは、TBSの大会サイトの競技結果は日本選手のスコアのみで、決勝戦のスコアやメダリストの氏名を知ることができないのは、報道姿勢に大いに問題あり。


 NHKの大会サイトはどうなのだろうと訪れてみたら……さらに杜撰だった(大会中はもっとまともだったのだろうか?)


その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」
その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」
その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」
その4「男女混合種目の問題点」
その5「甘い“技あり”判定」
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絶対零度 Season3 〜未然犯罪潜入捜査〜  第7話「集合住宅に潜む殺人者」

2018-09-02 17:07:22 | ドラマ・映画
“ミハン”捜査の意義がテーマ
・「犯罪を未然に防ぐ」目的だが、救う対象がクズで害虫のような人間
・立件に限界があり、犯罪者(害虫者)を法的に捌けない

……その結果、≪害虫者を放置すれば、更なる被害者が出る≫という正義から、田村(平田満)が“仕置き人”行為を犯し、自殺



【今回の危険人物(犯罪可能性者)】
 実体のつかめない麻薬密売組織に関わっている疑いがあり、2ヵ月前に任意の取り調べを受けていた新谷啓一(小柳友)という男。組織のボスは「喜多野」という名前だが、それは通り名に過ぎず、本名も顔もその正体は謎に包まれていた。喜多野は、ビジネスのためなら躊躇なく人を殺す、冷徹な殺人者。
 「新谷=喜多野」という可能性も視野に入れて捜査開始。

【捜査結果】
 新谷は組織を抜けようとし、情報をネタに金を脅し取るのと合わせて、喜多野殺害を企てていた。


 今回も「犯罪者・喜多野が殺害されるのを阻止」という形となり、ミハン捜査に疑問を持つメンバー。
 しかし、「新谷や喜多野を捕らえることで、今後起こり得る犯罪を防げる」という東堂(伊藤淳史)の意図をメンバーに明確に説明すれば良かったのでは?という疑問が生じるが、メンバーたちが納得してしまったら、今エピソードの意義は薄れてしまうなあ…

 それはともかく、団地住人の「ネグレクト」「児童虐待」をメンバーの葛藤にうまく絡ませていた。
 ≪虐待を受ける子どもを救えずに犯罪者を守る≫ことにより、「ミハン捜査の存在意義」への疑問を浮き彫りにさせた。さらに、単に並列させるだけでなく、新谷の切り札情報の指紋認証に子どもを利用し、関連させた。
 子どもと仲良くなり、弱いけれど喜多野に立ち向かい自分を救おうとした南(柄本時生)をヒーローとして描いた絵のシーンは良かった。

 
相変わらず使えない“ミハンシステム”
 密かに喜多野殺害を企てていた新谷はピックアップできたのに、麻薬密売組織のボスを特定できない。特定はできなくても、候補者ぐらいは挙げられるのでは?
【その他の疑問点・不満点】
・喜多野(長谷川朝晴)が指紋認証をクリアしたあと、子どもを殺害する必要はあったのか?(子どもと親しくし顔を覚えられており、団地住人に一緒に遊ぶ姿を目撃されていたという理由はあるが)

・涼子(青野楓)は新谷の釈放後、新谷と結婚したが、二人の仲は親密だったのか?
 結婚し団地に住んだのは指紋認証にする人間を物色するためだったのか?裏切り前提で新谷と親密になって、極秘情報について探るためだったのか?……それはともかく、アクション(回し蹴り)はなかなか良かった


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話最終話


【ストーリー】番組サイトより
 井沢(沢村一樹)たち“ミハン”チームは、田村(平田満)の死に大きなショックを受ける。法で裁けない犯罪者たちに制裁を加えていた田村が、自ら死を選ぶ前に残した最後の言葉は「ミハンを必ず実現させてください」だった。
 その遺志を受け、東堂(伊藤淳史)は、報告書から田村の名前を削除してミハンとの関わりを消すと、捜査の再開を指示する。山内(横山裕)と小田切(本田翼)はそれに同意した。しかし、南(柄本時生)だけは簡単に田村の死を割り切ることが出来ない。井沢は、そんな南を捜査に連れ出すが、南は拒否して資料課に帰ってしまう。

 ミハンが選び出した新たな危険人物は、実体のつかめない麻薬密売組織に関わっている疑いがあり、2ヵ月前に任意の取り調べを受けていた新谷啓一(小柳友)という男だ。組織のボスは「喜多野」という名前だが、それは通り名に過ぎず、本名も顔もその正体は謎に包まれていた。喜多野は、ビジネスのためなら躊躇なく人を殺す、冷徹な殺人者だ。
 新谷は、取り調べを受けた後、涼子(青野楓)という女性と結婚し、とある団地に引っ越していた。小田切たちは、向かいの棟に張り込み部屋を用意し、監視を始める。
 「喜多野」の正体をつかむ手がかりは新谷しかいない。「喜多野」とはいったい誰なのか――!? 危険が迫る中、新谷たちの上階に住む7歳の少年・ユキオ(山城琉飛)が母親から虐待されているらしいことに気づく。

 その頃、井沢は、自らの妻子を殺しながらも立証されず、別件逮捕されていた宇佐美(奥野瑛太)が、まもなく出所することを知る。そして、桜木泉(上戸彩)の事件にも新たな真実が発見されて――。


脚本:小山正太
演出:城宝秀則
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近況報告

2018-09-02 12:32:18 | 日記
 私が『近況報告』する場合、ブログの更新が滞っていて、その言い訳と復活の表明(表明しないとズルズルと放置してしまう)がほとんどです。

 一つや二つの原因なら、日常的な状況で、だましだまし更新しているのですが(「誰をだますのか?」という突っ込みはしないでください)、主な原因とその他の諸々の事項が絡む場合に、更新を放棄してしまうようです。
 過去を振り返ると(“近況報告”でブログ内検索)、主な原因とはサッカーのワールドカップ、五輪、大雪など割と中長期的に継続する事柄で、これに、羽生竜王の不振やスポーツ観戦やドラマ視聴の過多がダメを押すというパターンです。
  2018年7月14日「近況報告(ほぼボヤキ)」
  2018年4月15日「近況報告 ~本末転倒な日々~」
  2018年2月10日「大雪と近況報告」
  2016年10月11日「近況報告」
  2016年8月22日「近況報告」
  2015年6月30日「更新が滞っていた理由」
  2015年5月22日「近況報告」



 今回の主な原因は、アジア大会です。毎日、次々と競技が行われ、なるべくリアルタイム(せいぜい一日遅れ)で視聴したいので、ドラマ視聴や記事更新は後回しせざるを得なくなります。今クールのドラマは『絶対零度』、『刑事7人』、『遺留捜査』ですが、2週間分未視聴状態で、昨夜、ようやく前々回の『絶対零度』を視聴しました。
 できれば、レビューを書いてきている『絶対零度』、『刑事7人』は記事を書いていきたいのですが、アジア大会について書きたいことが多々発生したので、どちらを優先するか、迷っています。

 ドラマとアジア大会を交互に書いていくのが最善のような気もしますが、もし、リクエストをおっしゃっていただけると、そちらを優先します。

   例…「アジア大会、男子マラソン」「アジア大会、男女混合種目について」「絶対零度、第8話」


 そんなわけで、更新が滞っていましたが、ぼちぼち復活していけると思います。
 あ、その他の理由としては、スポーツ中継観戦の増加と、猛暑が挙げられます。夏バテはほとんどないですが、体力の減退は感じています。(老化現象か……)
コメント
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