よひのまに いでていりぬる みかづきの われてものおもふ ころにもあるかな
宵の間に 出でて入りぬる 三日月の われてもの思ふ ころにもあるかな
よみ人知らず
宵の間に出てすぐ沈んでしまう三日月の姿のように、心が割れてしまった気持ちで物思いにふけるこの頃であるよ。
三日月を満月が割れたものと捉える発想が面白ですね。思い悩んで砕けてしまった自身の心に準えての詠歌です。
よひのまに いでていりぬる みかづきの われてものおもふ ころにもあるかな
宵の間に 出でて入りぬる 三日月の われてもの思ふ ころにもあるかな
よみ人知らず
宵の間に出てすぐ沈んでしまう三日月の姿のように、心が割れてしまった気持ちで物思いにふけるこの頃であるよ。
三日月を満月が割れたものと捉える発想が面白ですね。思い悩んで砕けてしまった自身の心に準えての詠歌です。