漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 1058

2022-09-22 07:22:53 | 古今和歌集

ひとこふる ことをおもにと になひもて あふこなきこそ わびしかりけれ

人恋ふる ことを重荷と になひもて あふこなきこそ わびしかりけれ

 

よみ人知らず

 

 人を恋することを重荷として担い続けながら、担ぐための朸(あふご)ならぬ逢ふ期(逢う機会)がないのがつらいことです。

 「あふご」のように、現代では使われない語が掛詞になっていると、解釈が説明臭くなってしまうのは致し方ないところですね。^^;;



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。