まめなれど なんぞはよけく かるかやの みだれてあれど あしけくもなし
まめなれど 何ぞはよけく 刈萱の 乱れてあれど あしけくもなし
よみ人知らず
まじめであっても何の良いことがあろうか。乱れた振る舞いをしても、何も悪いこともないではないか。
第二句の「よけく」は「良し」のク語法。「刈萱の」は「乱る」にかかる枕言葉ですね。真面目な作者が、乱れた行いをしても咎めだてされない人々を見て、少々やっかんだ(?)歌でしょうか。
まめなれど なんぞはよけく かるかやの みだれてあれど あしけくもなし
まめなれど 何ぞはよけく 刈萱の 乱れてあれど あしけくもなし
よみ人知らず
まじめであっても何の良いことがあろうか。乱れた振る舞いをしても、何も悪いこともないではないか。
第二句の「よけく」は「良し」のク語法。「刈萱の」は「乱る」にかかる枕言葉ですね。真面目な作者が、乱れた行いをしても咎めだてされない人々を見て、少々やっかんだ(?)歌でしょうか。