漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0905

2022-04-22 06:24:31 | 古今和歌集

われみても ひさしくなりぬ すみのえの きしのひめまつ いくよへぬらむ

われ見ても 久しくなりぬ 住の江の 岸の姫松 いく世経ぬらむ

 

よみ人知らず

 

 私が見るようになってからでも長い時が過ぎた。住の江の岸の姫松はどれほどの世を経てきたのであろうか。

 「住の江」は現在の大阪市にある地名で、松の名所とされる地。「姫松」は小さな松の意で、松は長寿とされることから、小さい松であってもどれほど長い時を経てきたのかとの感慨を詠んでいます。



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