漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0906

2022-04-23 06:12:31 | 古今和歌集

すみよしの きしのひめまつ ひとならば いくよかへしと とはましものを

住吉の 岸の姫松 人ならば いく世か経しと とはましものを

 

よみ人知らず

 

 住吉の岸の姫松がもし人だったならば、どれほど長い年月を経てきたのかと尋ねてみるだろうに。

 「住吉」は「住の江」に同じ。第五句の「まし」は反実仮想です。一つ前の 0905 と同じ構想、感慨の詠歌ですね。



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