夜桜に 提燈下げし 貧富かな
梅士 Baishi
わずか、3千円で上等の日本酒、おいしいおでん、から揚げ、チャー
ハン、イカのつまみ、ストーブに花の下・・・。
なんともありがたい夜桜の宴であった。
異業種交流の酒飲み会であるが、それを準備してくれたお店のお
かみさんにもありがたいことである。
夜桜の酔狂に貧富の差などあるものか。
ミュージシャンに出会い、ドイツ発・原発反対の環境左翼映画チラシ
にも出くわし、酒蔵の杜氏に出会うことができた。
異文化の出会いとはいえ、花の下はやはり江戸のような酔狂である。
花の下に遊び心がはしゃいでいる。
会社の経営者とはいっても、唯我独尊でいられるのは社内だけの
こと、一歩外に出れば、頭を下げ、恩情のように仕事をもらい、上下
関係ではいつも下のような位置感覚でお付き合いをさせてもらうの
が中小企業の経営者である。
それでも、サラリーマンにはない自由とリスクの重みを知っている。
それが、上下関係はあっても、お互い認め合っている誇りであろう。
自分もそういう世界に入りたいものだと思う。
ジャパニーズドリームの原型だけでも刻みたいものである。
創造者たるべし。
それが、新しい資本主義の「資本」を示唆しているのではないか。
だから、サラリーマンにもフレキシブルな仕事の仕方と責任を与え、
創造的企業力を養成するマネジメントが推奨されるべきである。
貧富を超えるもの、それは、夜桜の遊び心と、創造力の発揮にあ
るのではないか。
Be positive, be creative!
創造性の発揮こそは、葉っぱをも小判に変えることであろう。
創造的であれば、世の中に貧乏人はいなくなる。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi