笹揚げて 風を清めむ 秋祭り
梅士 Baishi
秋風を清め、豊穣を神に感謝する秋祭りが各地で蛍のよ
うに日をともす。
長崎のおくんちは諏訪神社のまつりである。
そういうイメージで、篠栗の諏訪神社のおくんちに出
かけてみることにした。
出店や大層な行列があるのだろうか、それとも、午前
中で引けてしまっただろうかなどと思いながら、先週発
見した道をたどった。
近づいてみると、境内になにがしかの賑わいがありそ
うだった。
どうやら、子供の奉納相撲大会のようである。
相撲の歴史は定かではないが、高千穂の昔から奉納さ
れた伝統ではないのだろうか。
素朴ではあるが、心安らぐ祭りの賑わいであった。
相撲と言うのは神事である。
それを忘れてはならない。
小学低学年と思われる女の子の相撲も無邪気だった。
これからは女の時代になる。
ままごとをするばかりが女の子ではあるまい。
【 あたらしい共生を妨げる不合理な差別 】
前にもふれたが、共生とは社会の力学である。
すなわち、社会は共生関係によって成り立っている。
これを妨げているのが金持ちの存在だと言うのがマル
クス的嫉妬の社会主義である。
しかし、実際には、不合理な差別こそは、社会の共生
関係を妨げている事象だといってよい。
そうした差別として、三つの事例をあげたいと思う。
一つは、女性の職業に対する差別である。
考えてみると、女性にできない仕事はほとんどない。
力仕事は機械化、ロボット化が進んでいる。
大統領も女性ブームである。
問題は子育てであるが、家庭で子育てをしながら仕事
を継続できる仕組みが必要だろう。
二つ目は定年制である。
すなわち、年齢による職業差別である。
かつては55歳定年だったが、今や仕事盛りの若さで
ある。
60歳でも若い。
給与体系は年功序列ではいけないが、死ぬまで働ける
社会でありたい。
三つ目は、現代の身分制というべき公務員社会主義制
度である。
大きな政府は、社会の共生を妨げる大きな障害である。
まして、市場原理の統制を受けない結果、民間給与の
約二倍の報酬を税金から吸い取っている状況は共生の原
理に著しく反するものである。
この公務員報酬を賄うために重税が課せられ、累進課
税という逆差別税制度もまた、社会の活力を吸い取って
いるといえる。
自助努力、正々堂々の競争原理こそは共生の原則であ
る。
その上で、弱者への分福の思いやりが、祝福されるべ
き豊かさをもたらすのである。
重税の徴収と補助金による再分配が福祉なのではない。
社会主義的な考え方を福祉の理念としてはならないと
思う。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi