漆黒の 闇も凍りて 音を立て
中村 梅士 Baishi
二度目に起きたとき、六時前だった。
零下に冷え込むという予報だった。
たしかに、外に出るとツンと冷えた。
闇が凍り付く音が聞こえるようである。
最高気温の予想は１０℃だが、温むほどではあるまい。
早春の冬だまりは、まだ氷河のようである。
昨日は『壬申の乱』を読んでしまおうと取りついたが、果
たせなかった。
人名も地名も読めないのだ。
大海人皇子が大友を圧倒したのかと思っていたが、関ヶ原
の戦いのように、大友勢が優勢だったようである。
天智天皇から皇位継承者として指名され、政敵大海人は吉
野に出家隠遁という優勢にも関わらず、なぜ大友は負けたの
か。
大友は制度的組織原理に依存したが、大海人は尾張、美濃
を中心とした地縁血縁の強い絆で結ばれた「情」に根を下ろ
していたといえるだろう。
リーダーとしての信頼も圧倒していたであろう。
人脈とは、情にまで根を下ろし、アイデンティティで結ば
れた人間関係である。
地縁、血縁は大事にしなければいけないという温故知新で
ある。
人脈とは、金蔓ではない。
同族としての信頼で結ばれた強みのネットワーク、役割や
専門性のネットワークである。
名刺交換をし、取引をしたことがあるというだけでは人脈
とはならないというべきであろう。
万葉集を味わうためには、当時の歴史を知る必要がある。
藤原宮の遺跡に立って、天の香久山を見ながら、持統天皇
の抱負を思ったことがある。
天皇という超然たる地位を創設したのは天武、持統が創造
した統治原理だという。
それまでは、名門中の名門という同輩の長にすぎなかった
というのである。
しかし、大川隆法総裁によると、政治は神事であり、大王
は神降ろしのできる皇族の姫巫女を妻に持っていなければな
らなかった。
すなわち、大王の時代から天皇というべき神格が求められ
ていたということである。
それが、天智天皇が皇位継承にあたって、皇族に繋がる霊
能者、額田王を大海人と別れさせてまで娶った理由だという。
その天皇位も現代日本では権威を失い、国民的敬意さえも
失いつつある。
天皇としての神格どころか、信仰さえも見失っているから
である。
実態は官僚であり、特別公務員にすぎない。
諸行無常である。
年末の公開霊言『ヤイドロンの本心』が書籍となって届い
た。
ヤイドロンとは、マゼラン星雲のエルダー星を母星とする
宇宙存在で、救世主格をもって地球文明の歴史にも深く関わ
っている神存在である。
ヤイドロン様の目から見た地球人類というのは、愚かすぎ
て話になりませんよねというレベルだという。
知性、霊性があまりにも低すぎるということである。
レミングの集団自殺というのは有名な話だが、幸福の科学
信者とごく少数の先見の明のある個人以外は、餌の匂いがす
るという自滅の道を集団後進している状況である。
これはもう止められないのであり、沢山の高級ネズミ族が
死ぬことになるのだろう。
かといって、宇宙から干渉して救うということはしないと
ヤイドロンさまは言う。
なぜなら、地球文明実験の問題集なので、人類自身で解決
するべきものだからである。
CCＰのシュウ・キンピラが民族ごとに効果のあるウィルス
を開発してばら撒いているということは事実である。
そう警告しても、あくまで自然発生的なウィルスだとして、
悪魔性を見ようとはしない。
欲に目がくらんで悩乱していると言われても致し方がない。
トランプ大統領の敗因は、平和主義者的優柔不断にある。
本来、断行すべきだったＣＣＰへの打撃をやれなかったこ
ところに象徴されている。
ヤイドロンさまやＲ・Ａ・ゴールさまの警告の霊言は英語
版で読んでいただろうに、信じ切れていなかったのだろう。
ある意味、トランプ応援団は彼の決断力を買い被っていた
といえる。
まあ、シュウ・キンピラの本質を見誤ってもいた。
残念な結果となった。
四年後に復帰することもないだろうと思う。
ポンペイオさんなどが適任ではないか。
かくして、今年は悪魔にやられ放題の不幸から、さらに悪
魔の実を結ぶことになりそうである。
集団自滅の先は地獄だというのに。
何を戯言を・・・、というのが日本人の大半の痴性である。
救いようがない。
信仰なくして知性なしということが分からないとは、気の
毒なことである。
自己中に同情はしませんけど・・・。🐍🐈
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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