朝寒の 布団に深く 寝坊せり
梅士 Baishi
体内時計の6時起床があやしくなってきた。
まだ薄暗く、寒い。
もうちょっと・・・、30分・・・とずれてくる。
昨日は2時間もタイムスリップしていた。
朝寒の頃である。
タイムスリップついでに休日返上で協力した動画配信
ビジネスのマッチング営業は、面白い話が満載だった。
最近まで、ITの世界にセキュリティー事業で関わって
きた社長だが、5分でできた動画実験の品質の高さに驚
いていた。
「商品は品質がいいから売れると言うもんでもないか
らねえ。営業だよ。東京に出たほうが早いね。うちもね、
東京でやっていたら、上場していたかもしれんねえ。」
そういって、有力なパートナー企業候補を紹介してく
れた。
政治も同じだ。
国を救える唯一の政党であっても、票が取れるわけで
はない。
票を取るために正義・公平を曲げているのが実態であ
ろう。
しかも、個人的に弱みを握られ、悪魔の週刊誌が使わ
れる。
つくづく、選挙民主主義が政治を民主主義から遠ざけ
ていると思う。
票田をアメに、スキャンダル報道をムチに、政治家は
肝腎の正義に蓋をする技術になり下がるのである。
その結果、19兆円もの震災復興資金は、各省庁の予
算分捕り合戦に総崩れとなり、公務員天国が焼け太りを
するのを見てみぬふりの政治に成りさがっている。
「官僚政治を終わらせなければいけませんよ。」
しかし、その対策は模索中のまま、選挙商売に明け暮
れるのが落ちなのである。
なにをか、いわんや・・・。
【 地方自治・道州制は国政の正常化対策としては邪道である 】
「官僚政治を終わらせなければならない。そのために
は、大阪維新の会を応援したい。道州制が本道ですよ」
「もう今はね、本業は印鑑付くだけ、あとは政治だよ」
と笑いながらいう社長の国家改革論は、みんなの党を捨
てて、維新の会に期待する。
すなわち、官僚に物申せるのは、既存政党ではもう無
理だという。
中央集権制を解体して、地方政治から国政を変えなけ
ればならない、というのである。
その骨格が軍事や通貨政策などを中央政府に残し、ほ
かは道州制に委ねるべきだと言う。
しかし、中央政権政治を弱体化して、道州制とはいえ、
政治を分断したのでは外交・国防の政治決断も分断し、
国家そのものが弱体化するだろう。
地方自治は解体しなければ、公務員の数は減らないし、
地方が国防にまで異議を唱える流れがさらに強くなって
は、いよいよ国を守ることはできなくなる。
結局、道州制は、地方自治による下克上の流れとみる
べきであろう。
戦国時代への昔帰りである。
政治家が官僚の言いなりになっているのは、独自のブ
レーンをもつほど財政力がないからである。
その解決には大きく二方向からの外科手術がいるだろ
う。
一つは、国会議員や公務員の数を半分以下に減らして、
議員のブレーン組織を国費で補助し、さらには、議員や
政党への政治献金を自由化することである。
金がなくては戦はできぬという単純なことである。
献金と言うのも、民主主義的政治参加であり、金の流
れをできるだけ透明にする工夫があれば、中国や韓国の
黒い金を防ぐこともできるだろう。
禁酒法時代同様、利権禁止がかえってマフィア的工作
資金を暗躍させ、国政を揺らがせている実態をみれば明
らかである。
政治献金の自由化と透明化を進めるほうが民主的であ
る。
もう一つは、マスコミの横暴をどう防ぐかである。
でっち上げでもなんでも、女と金のスキャンダルで自
殺にまで追い込むのであるから性質が悪すぎる。
スピード裁判と巨額の賠償金、および、死刑ないし懲
役に相当する出版社業務停止3年以上の重罪を定めるべ
きであろう。
マスコミに求められるのは、表現の自由ではなく、表
現の責任である。
同じことなのであるが、表現の自由の優越理論を破る
ためには、責任を強調しておく必要があるということで
ある。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi