北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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全入時代を前に

2006-11-22 22:39:18 | 日々のもろもろ
慶応大と共立薬科大、合併へ 08年4月めどに(朝日新聞) - goo ニュース


なるほどね、大学の合併ですか。
少子化の時代に、とうとうそういう事態になってきたということなんですな。

でも、今回このニュースを題材にしたのは、別に合併に関心があったからではない。
このニュース本文にも書かれている「07年度にも全入時代到来か?」の問題について言いたいことがあったから。

少子化それ自体の功罪は別にして、私は、現実に大学入学適齢期の人口が少ないのだから、
全入という流れそれ自体は決して悪いとは思わない。
ただ、ぜひとも言っておきたいのは、せっかく入るのを簡単にしたのだから、その分出るのを難しくするべきということ。

こんなこと書くと、単なる個人的不満の爆発のように思われるかもしれないが、
私が大学生だった4年間、何が一番許せなかったかと言ったら、
普段ろくに講義にも出席せず、バイトや遊びにばかり明け暮れていて、運と要領の良さだけで単位を取っていた連中の存在。
あれは2年生の時だったか。普段から講義に出席していて、真剣に話を聞いていた友人が不運にもその科目を落とした一方で、
ろくに出席もしていなかった奴がちゃっかり単位を取りやがったということがあったのだが、
これは正に、「正直者が馬鹿を見る」の典型ではないか。
就職の時だってそう、普段ろくに勉強もしていない奴が何故かスンナリ内定を勝ち取り、
普段真面目にやっている人が苦戦したりという状況を何度見てきたことか。
うちの職場にも、「大学時代余り真剣に勉強していなかった」とサラッと言ってのける奴がいるが、
そういう奴に限って、何故か「できる奴」と高い評価を得ていることが多いから不思議。
大体私は、「一生懸命やっても結果が悪ければそれまで」という考えが大嫌いだ。
この考え方こそが、「正直者が馬鹿を見る」ということの根底にあるのだと思っている。
一生懸命やったのに不運にもよい結果が出せない人がいる一方で、ろくに真剣に取り組んでもいないのに、
運と要領の良さだけでいい結果を出し、高い評価を得ている人がいる世の中というのは、やっぱりどこかおかしい。
せっかく大学全入という時代が到来するのだから、これから先は、そういう世の中の矛盾をこれ以上拡大させないためにも、
一生懸命勉強に励み、努力を重ねた者だけが卒業できる、そういう厳しい環境を作っていかなければ駄目だと思うのは、
私だけではないと思うんだけどね。

すみません。別に嫌なことがあったわけじゃないんだけど、思いっきりぶちまけてしまいました・・・。
コメント
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