北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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雨ニモ負ケズ灰ニモ負ケズ

2011-09-24 19:41:35 | 道外旅行記

9月20日は、午後に入っても雨が止まず、このまま一日降り続けるのかなあと不安な気持ちになっていたら、14時頃から雨の勢いが弱まり、15時頃になると、雨も止んで、何たることか、太陽が姿を見せるまでになった。
それまでずっと屋内で時間を潰してたんだけど、これを逃す手はないと思い、予定していたコース全部は回れないけど、せめて鹿児島中央駅周辺だけでもと思い、散策に出発した。





鹿児島中央駅。
下はまだ濡れてるけど、空が明るくなっているのは・・・、わかるかな?





鹿児島も、熊本と同じ路面電車が走る町。
函館との共通点があると、何だか嬉しくなってしまいます。





いきなりだけど、この黒いの、何だと思います?





正解は、桜島から降ってくる灰。
鹿児島では、14日に大規模な降灰があり、そのため、マスクを持って行った方がいいとアドバイスされたので持って行ってました。
幸いマスクのお世話になることはなかったのだけど、この黒い灰には正直ビックリ。
ここに雨が降ると、すごくドロドロになってしまい、歩きにくいのなんのって。
鹿児島でも常に白のズボンを着用していたので、汚れないように歩くだけで一苦労でした。





そんな散策のさ中、やってきたのはここ。
思わず反応しちゃう名前のビルがあるようだれど、お目当てはそこではありません。(笑)





ここは、「ザビエル公園」とも呼ばれる、キリスト教伝来の地。
かのフランシスコ・ザビエルと、彼が1549年に鹿児島に上陸した際に案内役を務めた鹿児島人・ヤジロウと、やはり日本人で、日本人初のヨーロッパ留学生であり、日本人として初めてローマ教皇とも対面したという、ベルナルド(洗礼名。日本名は不明)の像が建てられている。





イエズス会の宣教師であったザビエルは、ヤジロウの案内で、1549年に鹿児島に上陸。時の薩摩藩主であった島津貴久は、一時領内での布教を許可したものの、仏教徒の激しい反対に遭ったり、布教を認める替わりにと期待していた貿易船がやって来なかったことで、貴久は布教に冷たくなり、ザビエルは1年足らずの後に鹿児島を去った。
このため、鹿児島はキリスト教伝来の地でありながら、キリスト教が根付くことはなかったとされている。





案内役のヤジロウ。





そしてベルナルド。





これが、公園の一角にある「滞鹿記念碑」。
ここは、ザビエル上陸400年を記念して、鹿児島市が作り、整備されている公園です。





夕方になり、そろそろ小腹がすいてきたので、ここらで一服。
買ったのは、このたい焼き。





この黄色いのは、サツマイモで作ったクリーム。
甘すぎないかなって心配したけど、美味しくいただけました。

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雨を避けて海へ

2011-09-24 13:25:34 | 道外旅行記
熊本編に続いて、鹿児島編です。

9月20日(火)は、9時46分鹿児島中央着の新幹線で鹿児島入り。
しかし、接近しつつある台風15号の影響で、天候は雨。
傘を差せないほどではなかったけど、外に出てみると、桜島から降ってきた灰で道路が真っ黒く汚れており、しかも、それに雨が混ざってドロドロになっていたので、これは、小止みになるまで屋外での観光は避けた方がいいと判断。屋内で楽しめる場所ということで真っ先に思いついた場所へ、まずは行くことにした。





ここは、桜島へ向かう桟橋の近くにある「いおワールド かごしま水族館」
一体どんな海の生き物達が待っているかと言うと・・・、





一気に紹介していきます。
ちょっとボケちゃってるけど、大型の「まだらとびえい」です。





この水族館でもとりわけ人気の高い「ジンベエザメ」。





同じくサメの一種で、「トンガリカタザメ」と言うそうです。





これが一番綺麗に撮れたかも?
「たまがい」という熱帯魚だそうです。





生きた魚だけではなく、こんな展示もありました。





これは、「オオウナギ」だそうです。





個人的に一番「凄い!」と思ったのが、この「タコクラゲ」。
クラゲを間近で見ることなんて滅多にないだけに、貴重な経験だなと思いました。





ここ「いおワールド」は、イルカが見られることでも有名な場所。
残念ながらショーの時間は逃してしまったけど、飼育員さんにエサをもらったり、水槽内を泳いだりする姿を見ることが出来たので、それだけでも紹介しておきます。











ショーの時間になると、元気にジャンプしたり、輪をくぐったりする姿が見られるそうだけど、ショー以外の時間でも、こうして優雅に泳ぎ回る姿を見て、心が洗われる気がしました。
コメント (2)
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ぶらり火の国市電の旅2

2011-09-24 10:07:15 | 道外旅行記



前回の続き。
終点である健軍町を起点とし、残る2つの起終点の一つ、上熊本駅前を目指しました。
所要時間は約40分、函館の市電で起点から終点まで乗るよりも長いです。





上熊本駅前に到着。








上熊本駅は、JR鹿児島本線の駅なんだけど、九州新幹線開業に伴う在来線の高架化のため、従来の古い駅舎は解体される予定となっていたが、保存を求める声が高まったことから、写真のような、外観を活かした市電の駅舎となり、市民や観光客に親しまれています。





反対側に渡ってみると、一つの像が建てられていた。
誰かなこれは?





へぇ~、これは知らなかった。
夏目漱石と言うと、愛媛県というイメージがあったけど、熊本にも縁があったんですね。





なるほど「わが輩通り」ですか。
愛媛の松山にも、漱石の作品、特に「坊ちゃん」に因んだ名前を冠する場所が幾つかあるけれど、熊本にもこういう場所があるんですね。
そういや、愛媛って今年のGWに行ってきたんですよね。
凄い偶然だなこれは。





上熊本を発った後は、途中の「新町」という停留所で下車。
上の写真は、そこのホームから撮った物。





で、上の写真も、同じホームから、反対側を撮った物。
そうなんです、一区間だけ、路面ではなく、普通の鉄道のように、線路上を運行している区間があるということで、これは珍しいと思い、写真を撮りました。





再び乗車。
車内を見ると、このように沢山の花が。
これは、常時このように置かれているわけではなく、この日、9月19日(月)敬老の日限定の企画とのことで、午後4時以降、乗客の人達に、好きなだけ持って行っていいですよという趣向になっていました。
花の脇に折り込みチラシが写っているけれど、これは、花を包むためにということで用意されたものでした。





せっかくなので、3つある起終点の残る1つ、「田崎橋」にも行ってみた。
友人曰く、「何もない所だよ」とのことだけど。





確かに、観光スポットなどは何もなく、近隣住民や通勤通学に使う人がいる程度なのかもしれないけど、はるばる遠方から来たからには、こうして最後まで行ってみるというのも、また記念になるというわけで。





その田崎橋に向かう際に乗った電車。





そしてこれが、戻る際に乗った電車。
レトロタイプということで、健軍町で見かけた際、「乗りたい!」と思っていただけに、乗れてラッキーでした。





車内はこんな風になっています。





二両編成の電車。
函館で言えば、「らっくる号」みたいなタイプです。





最後に、この日お世話になった、一日乗車券。
日付の部分をスクラッチすることで、乗車日を決めることができるという仕組みになっています。

ということで、駆け足だったけど、熊本編はこれにて終了。
次回からは、鹿児島編に移ります。
コメント (4)
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