心温まる映画

今日は、「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」や、「ALWAYS三丁目の夕日'64」など、話題の映画が相次いで公開となったが、この二つは追って観に行くとして、今日はもう一つ、全国に先がけて北海道で公開となった映画があるので、そっちを観に行ってきた。





北海道は、洞爺湖のほとり、洞爺湖町の月浦という地区を舞台にした映画、「しあわせのパン」。
北海道出身で、演劇集団「TEAM NACS」のメンバーである大泉洋氏と、原田知世さんの主演による映画です。

ストーリーは、大泉氏演じる「水縞くん」と、原田さん演じる「りえさん」の夫婦が、月浦で経営する、洞爺湖のほとりで風光明媚な場所にある「カフェマーニ」という店を舞台に、常連客の人たちと、夏、秋、冬の三つの季節に訪れた、訳ありの客の人間模様を描くというもの。
それぞれの季節に訪れた客の抱える事情は様々なれど、「好きな場所で好きな人と好きなことをして暮らす」を信条に、月浦の地に足をつけた生活をしている水縞夫婦の温かさがそれを包み込んで、客達は皆、幸せを胸に月浦を後にしていくという、簡単に書けばそういうストーリーなんだけど、何がどう感動的で、客達が、どのような思いを胸にすることになるのかは、私の文章能力のなさゆえに上手く説明できないということもあるが、実際に観てこそ伝わってくる物が大きいと思うので、北海道の皆さんだけでなく、全国の皆さんにも、この冬是非ともオススメしたい作品です。

登場人物について若干触れると、主人公の「水縞くん」は、寡黙で穏やかな人物ということもあって、他のドラマやバラエティで見られるの大泉氏の印象とはかなり異なっていると思いますが、そういう新しい一面が見られるという点も、ファンの方々にとっては楽しい要素なのではないかと思います。
大泉氏は私と同じ札幌の出身（実は同い年）ですが、全国区になった今でも、郷土である北海道を誇りに頑張っている姿は大変素晴らしいと思っているので、これからも、更なる活躍を期待したいと思います。

他の登場人物では、「仮面ライダーディケイド」の「夏ミカン」こと森カンナさんが、夏に月浦を訪れる東京の女性役で出演していたので、ちょっとビックリでした。
「夏ミカン」が、夏の場面で登場するというのは・・・、わかってます。単なる偶然だよね。（笑）

全国でも、一週間遅れで来週から上映されるそうなので、是非、劇場に足を運ばれることをオススメします。
観終えた瞬間、心が温まること間違いなしです。