秩父路の旅の最後は、秩父鉄道の終点、三峰口まで行ってきました。
実は子供の頃、鉄道にすごくハマっていた時期があって、ケイブンシャの大百科シリーズや、小学館(確か)から出ていた、ケイブンシャの大百科と同じようなシリーズなどで鉄道関連の本も凄く沢山読んでいたので、秩父鉄道の終点が「三峰口」という名前であることは記憶に残っていたのだけど、大人になった今は、その秩父鉄道と、飯能から西武秩父へと延びている西武秩父線の区別がつかず、かの有名な西武線の特急「レッドアロー号」が、秩父鉄道の列車だと思い込むまでに記憶が退化しちゃってました。
この三峰口は、ご覧の通り「関東の駅100選」に認定されています。
確かに、昔ながらの落ち着いた雰囲気が感じられて、遺産的な価値も大きいのではないかという気さえしています。
その三峰口駅の裏手に、こんな看板が。
そう、ここには、秩父鉄道の、現役を引退した車両が多数展示されている、鉄道ファン垂涎の公園があるのです。
乗り降りできるようになっているので、私も早速乗ってみました。
ん?これは何かな?
正解は、秩父鉄道で運行されるSLの転車台。
この部分に車両を乗せ、転車台が回転することで向きが変わり、折り返しの運行が可能になるという仕組みです。
そして、かつての鉄道少年の血が一気に騒ぎ出したのがこの車両。
そう、記憶にあった、あの頃読んでいた本に載っていた秩父鉄道の車両が、正にこのタイプだったのです。
そうか、昭和63年まで現役だったんですね。
乗ってみたかったなあ・・・。
残念ながら、この車両だけは中に入ることができなかったので、窓ギリギリまで近づいて一枚。
このタイプの車両はもう一つありました。
これはまた楽しそうな車両がありますよ。
中に入って一枚。
私のようなかつての鉄道少年だけでなく、現役のファンにとってもたまらない魅力があるのだろうと思います。
秩父はセメントで有名な地域。
このタイプの貨車は旧国鉄でも見られたけれど、全盛時の活躍の様子が浮かんでくるようです。
中に入って一枚。
この場所に、セメントがギッシリと詰め込まれて、地域産業を支える礎となって活躍していたのですね。
正直、行き当たりばったりの行程で、三峰口にこのような場所があること自体知らなかったので、短時間の滞在ながらも、思いっきり楽しむことができました。
他にもこのような場所は沢山あると思うので、また機会を作って、ぜひ行ってみたいと思います。