北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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不思議な地名

2015-05-24 21:15:43 | 函館



函館市内を流れる「亀田川」。
函館市北部の袴腰山を源流とし、新中野ダム笹流ダムなど、観光スポットにもなっているダムを経て津軽海峡に繋がる、全長約20.1kmの二級河川。
今日は、その流れの途中にあるスポットをご紹介。








面白い名前がありますでしょ。
「スッポンカッポン」って一体・・・?
北海道内によくある、アイヌ語由来の地名ではありません。





場所は、亀田川に架かる「五稜郭橋」と「白鳥橋」という二つの橋の中間付近とされており、現在は撤去されているのだけど、かつてそこに歩行者専用橋が架けられていて、そこから下流に10mほどと、函館の歴史に関する書物には書かれています。
この二つの橋の間には、もう一つ「田家橋」という橋があり、「スッポンカッポン」とは、この写真で言うと、奥側の方と言われています。





下へ降りてみて一枚。
現在はご覧の通り直線で流れているけれど、かつて、亀田川はこの付近で大きく蛇行しており、大正初期に、蛇行した中心部に堰(せき)を設けて防火用の水道を市内に引いていたそうなのですが、「スッポンカッポン」というのはその辺りの通称だったそうです。
由来については、「ぬかるんだところを歩く際にドロに足元をとられ、それを無理に引き抜くと空気と水の作用でスッポーン、カッポーンと音を立てるところからきている」という説や、「堰(せき)の開閉時にスッポンカッポンと音がするので名付けられた」とする説、「工事によって川の流れがせき止められて深くなり水死者が多く、水死者が浮かんでくる際の音の様子を表現して『スッポンカッポン』と呼んでいた」という説など色々あるようです。

「スッポンカッポン」があったのは昭和30年ごろまでとされており、私ぐらいの世代ともなると、函館の歴史に関する書物で偶然見つけたとかでないと知りようがないのかもしれないけど、先に紹介した諸説のどれが正しいにせよ、函館の歴史の一ページに残る地名ということで、ずっと語り継がれていって然るべき地名だなと思いました。
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吹雪豪から35年

2015-05-24 16:26:41 | 特撮作品鑑賞
今週からニンニンジャーに登場した牙鬼軍団の軍師、晦正影(つごもり・まさかげ)。
先週の予告編で、「どこかで聞いた声だなあ」と思ったら、そう、「特捜戦隊デカレンジャー」の、エージェント・アブレラの声を担当された中尾隆聖さん。
でも、役柄なのか、アブレラよりも若干口調が軽めに感じた。
かつての好天の弟子であったという十六夜九衛門が、元来牙鬼幻月に仕える者ではないことを知っていた辺り、なかなか食えない存在の様子。
さて、どうなることやら・・・。

デカレンジャーファンである私にとって、アブレラの声優だった中尾さんの起用は嬉しい限りだけど、中尾さんに関しては、デカレンジャーよりも24年前、「電子戦隊デンジマン」第26話のゲストだった、デンジグリーン=緑川達也の親友にしてソロシンガーの「吹雪豪」役で出演されていたのが、何と言っても印象深い。
そうです、このブログで冬になると毎年登場する奇妙な気象用語「吹雪豪」とは、実はここから来ていたのでした。
一応自分の中では「吹雪」と「豪雪」の合体語という位置づけにしているのだけど、どのくらい凄い天候なのかを知っていただくのに打ってつけの写真は、やっぱりこれかな。
今年の冬は暖冬だったけど、来年もこういう天候は勘弁願いたいものです。

ニンニンジャーに話を戻すと、蛾眉雷蔵が倒され、先週、忍びの12で晦正影が登場したところを見ると、牙鬼軍団の幹部クラスの登場サイクルというのが、今後どのくらいのペースになっていくのかが気になるところ。
晦は忍びの30ぐらいまで登場し、その後、第三にして最強の存在が登場、年内はそれで何とか持たせ、それまでの三人幹部の存在から、何らかの伏線が張られる形で、年明けに牙鬼幻月が本格的に復活を遂げ・・・というのが、定番かもしれないけど、だったら面白いかもという勝手な予想。
想像できそうなこととして、晦か第三の幹部のどちらかが、今週の放送で少し語られた、スターニンジャ―=キンジの家族と何らかの因縁がありそうだという気もするのだが・・・。
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