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函館の中心部、本町地区で見つけたパブリックアート。
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なんだかほのぼのとして心が落ち着きます。
これは、藤原吉志子(よしこ)さんと言う、数多くの美術に関する賞の受賞歴がある彫刻作家の作で、「友われに飯を与へき」と言って、キタキツネとエゾリスがモチーフとなっています。
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「友われに飯を与へき」と道路を挟んで向かいにあるのが、「ぢっと手をみる」という、こちらの彫刻。
この名前を見ると、「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」という、石川啄木の有名な歌を思い浮かべてしまいますが、この彫刻のモチーフになっているのは、ヒグマとクマゲラで、このうちクマゲラは、漢字では「熊啄木鳥」と表記するので、函館にゆかりが深く、「キツツキ」を意味する「啄木」の号にかけたものだとされています。
函館中心部の人通りの多い場所に設置されているので、何気なく通っていると見逃してしまいそうですが、見つけた上で、このように背景を調べてとなると、なかなか面白いものがあるなと思います。