北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ラストカットはここ

2015-09-22 20:05:08 | ロケ地巡り
夢の大橋がロケ地として使われた作品は沢山あるけれど、今回、特に重視しようと思って遠足の材料にしていたエピソードは、他に二つありました。
今回はそのうちの一つ。





まずはこのアングル。
写真左側で、大きな照明塔と小さな照明塔の間に観覧車が入る形になっているけれど、この位置関係を、ズバリ狙ってました。

このアングルは、「仮面ライダーW」最終回「Eにさよなら/この街に正義の花束を」のラストカットで、Wが、最後の敵、エナジードーパントに向かって、決め台詞の「さあ、お前の罪を数えろ!」と言い放つシーンで描かれており、この台詞が発せられて終わるという、ラストとしてはこの上なく最高の展開として描かれていた。





まず前段。
一つ前の回でフィリップが姿を消してから一年。左翔太郎は、仮面ライダージョーカーとして、風都の平和を守り抜いてきたが、そんなある日、事件を解決した翔太郎達の前に突然姿を現した青年が、ガイアメモリを腕に刺し、エナジードーパントに変身した。
青年は風都のペットショップの店員だったが、以前、店頭で翔太郎に文句をつけられたことを根に持っており、そんな翔太郎が正義の味方として活躍することが許せないとして、ドーパントに変身して翔太郎に一撃を食らわせた。
ドーパントの一撃を食らい、その場に崩れ落ちる翔太郎。だがその時、翔太郎を案じる鳴海亜樹子や照井竜=仮面ライダーアクセルらの前に謎の小型メカ(今で言うドローンのようなメカ)が現れ、地面に向けて光線が放たれた。するとそこに現れたのは、一年前に姿を消したはずのフィリップ・・・?





一年前に姿を消したフィリップは、彼が自ら身を投げ出したことを知った実の姉、園崎若菜の力によって命をもらい受け、一年間じっくり時間をかけて少しずつ体を復元し、今この時、完全な姿となって蘇ったのであった。
一年ぶりの、それも突然の再会に、喜びながらも驚きと戸惑いを隠せない翔太郎を前に、何事もなかったかのように、定番台詞で「やあ、翔太郎」と語りかけるフィリップ。映像では、そのシーンの背後に、写真の「日本製紙クレシア」の名前が確認できる。





再会を喜び合う翔太郎達だったが、そんな様子にイライラが頂点に達したペットショップの店員は、「こらー、無視するなー!」と声を浴びせ、翔太郎達を挑発する。
そのシーンが描かれているのが、上の写真。





その挑発に戦うことを思い出した翔太郎達二人は、一年ぶりに二人揃っての変身。
一年ぶりに聞かれる「サイクロン!」「ジョーカー!」の効果音のもと、二人で一人のライダー、Wが姿を現した。





映像では、変身後、Wがエナジードーパントにキックを浴びせるシーンが、橋の海側に向けて撮られている。
強烈なキックを受けて、その場に倒れるエナジードーパント。





そして再びこの写真。
最後に決め台詞「さあ、お前の罪を数えろ!」と言い放つWのカットで、物語が終幕を迎えるという展開になっている。

「仮面ライダーW」は、平成に入ってからのシリーズで一番ハマった作品だったので、今回「夢の大橋」へ行くと決めた時、ぜひ最終回のシーンの検証をと思って、出発一週間前に、最終回のDVDをレンタルして、内容を確認していました。
終了から五年。フィリップ役の菅田将暉氏の活躍は言うに及ばず、翔太郎役の桐山漣氏も、NHKの木曜時代劇などで活躍の場を広げているけれど、ぜひまた、二人揃っての変身を見てみたいです。
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ジャスミン(外五名)が走った場所~詳細検証編~

2015-09-22 09:28:14 | ロケ地巡り
例によって「何それ?」と思わさる(←これも北海道弁)タイトルだけど、実は七年前にこんな記事を書いてまして、今回は、それを更に深く掘り下げることを、「遠足」の目的としていたので、こういうタイトルとしました。





ここへ行くのもちょうど七年ぶり。
東京はお台場の有明西運河に架かる、1990年に竣工した、全長360mの歩道橋です。





このアングル、昨今の特撮番組ではロケ地の大定番だけど、私にとっては、何と言っても「特捜戦隊デカレンジャー」のOPが印象的。
OPで、デカレッド=バン達五人が、写真の向こうからスタートダッシュを切る所から始まり、それから、個々の激走シーンに繋がります。





まずはこの位置。
OP映像を観ると、個々の激走シーンは、橋から見て海側と都心側が交互になっており(映像で見ると、海側が、画面右から左。都心側が左から右)、バン、デカグリーン=センちゃん、デカピンク=ウメコ、そして後に追加されたデカブレイク=テツの激走シーンは、海側→都心側、デカブルー=ホージーと、デカイエロー=ジャスミンの激走シーンは、都心側→海側となっていますが、今回は、最初に映る方に絞って検証することとします。

まず、バンの激走シーンは、大体この位置からのスタート。





少し進んだ位置。
バンの激走シーンはこの位置までで、ウメコの激走シーンも大体この辺までだけど、





センちゃんの激走シーンでは、写真のヤマト運輸さんの建物が、画面のかなり右側に来ているのが確認できます。
と言うことは、左に映るビルを加工して消しているのか、あるいは、映りこまないようにカメラアングルを工夫しているかのどちらかだろうと思います。








続いて都心側。
まずはホージーだけど、後ろに見える高速道路のジャンクションの形状から、この位置だろうと考えました。





悩んだのがジャスミン。
映像を観ると、ジャスミンの激走シーンのスタートで、画面の右半分ぐらいに植え込みが映っていることから、植え込みの始まる部分ということで、この位置かなとも思ったのだけど、








そこで引っかかるのが、後ろにある分電盤。
映像を観ると、これは確認できないので、植え込みの形状から考えて、先のホージーと同じ位置ではないかと考えました。
この先にももう一つ植え込みがあるのだけど、それは明らかに形状が違うので、検証対象から除外しました。





再びこの写真。
ただ、分電盤のことを言いだすと、写真にある黄色の注意表示板も映像では確認できないので、それはどうなんだと考えると、少々厳しい気もするのだけど、写真左側にある二棟の高層ビル(マンション?)らしき建物が映像で確認できるので、ここではないかと考えます。
ホージーの激走シーンも、よく見ると、それらしい建物が映り込んでいます。

今回、仲間達と検証を進めていて、「五人の激走シーンは、果たして個々に撮ったものなのか、それとも、一斉に撮り、それを、カメラワークを駆使して、上手く個々の映像としたのか」ということが話題になった。
私は何となく、後者の可能性もあるのではないかと思ったのだけど、果たしてどうなんでしょうかね・・・。
それと、いよいよ来月リリースされるこちらでは、OPはどこで撮影されているのかな・・・。
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