北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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微妙な気温の表現

2015-10-22 22:26:49 | 日々のもろもろ
道内冷え込み 歌登で氷点下6・7度 (北海道新聞)


「歌登」というのはこちらなんだけど、本題はそれではなくて・・・。

以前にも一度書いたのだけど、北海道民は、真冬の寒い時期になると、気温が例えば氷点下10度であっても、「氷点下」とか「マイナス」は付けずに、普通に「10度」と表現することが多い。
なので、暖かい地方から北海道に来た人が、周りから「5度」とか「10度」なんて数字が聞こえた時に、「そんなに暖かいのか」と思い込んで薄着になってしまい大変な思いをしたという話が実際にあるそうなのだが、それはあくまでも、気温が氷点下まで下がるのが当たり前の、本当の真冬の時期(具体的に言うと、1月~2月)の話で、今の時期は、さすがに、リンクさせたニュースのようなことがあっても、「氷点下」若しくは「マイナス」と付けるのが普通だと思う。
実際、今日の函館最低気温はプラス4度くらいだったし、道内の他の地域でも、大体そのくらいの所が多かったから、この時期の4度というと、まだ、道民の感覚では、マイナスではなくプラスというのが普通だろうしね。

ただ、「それじゃ、真冬の時期でも、1度とか2度など、プラスとマイナスでそれほど差のない温度の時はどう表現するの?」と聞かれると、これは正直微妙かもしれない。
私の周りでは、紛らわしい印象を与えるのを避けるため、きちんと「プラス」か「マイナス(若しくは氷点下)」を付ける人も多いような気がしている。
実際、たかだか二度の違いではあっても、プラス1度とマイナス1度とでは体感的に違うというのはよくあることなので、これは、多分私も気を付けると思う。
たまに、ニュースなんかで、「0度前後」なんて曖昧な表現が用いられることもあるけれど、人によっては、たかだか二度の差なのに、プラス1度の時とマイナス1度の時では、着るものまで変わってしまうという人も多いので、そこは誤解を与えないように注意しなければいけないですからね。

そんなわけで、これからの季節、気温について触れる際には、読んで下さる方に誤解を与えないよう、イメージしやすい表現を心がけていきたいと思います。
函館の最低気温が氷点下まで下がる日も、もうそこまで来ているんでしょうなあ・・・。


コメント
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