思い出に感謝

声優の大平透さんが死去　「ハクション大魔王」の大魔王役


※　以下の内容に鑑み、あえてカテゴリを「スーパー戦隊」とします。


媒体によって、この記事のように「ハクション大魔王」とか「笑ゥせぇるすまん」の喪黒服造など、様々なキャラの名前が登場し、それくらい、「代表作」と呼べる作品が一つ二つに絞れないくらいの偉大な声優、大平透さん。
しかし、私にとっては、何と言っても、子供の頃に観た戦隊シリーズのナレーション、これに勝るものはない。

今でも毎週戦隊シリーズを観ているけれど、それでもやっぱり、子供の頃に観た昭和のシリーズの魅力には到底叶わない。
その理由として大きいのは、やはり、大平透さんの名調子による印象深いナレーションの数々だと思う。

中でも一番印象的なのは、「電子戦隊デンジマン」の最終回のラストシーンにおける、このナレーション。


「彼等（デンジマン）の後を継いで、美しい地球を守るのは、そう、君達だ！」


このナレーションを聞いてグッときたかつての少年少女も大人になり、日々様々なことと格闘する中で、デンジマンの後継者として地球を守る戦い（あえて「戦い」と表現する）ができているかどうかは疑問な部分もあるけれど、このナレーションの意味するところを今一度しっかりと考え、それに恥じない生き方をしたい、そう思うことが、大人になっても色褪せない思い出を与えてくれた大平さんへの感謝の気持ちなのだろうと、今は思います。

素晴らしい思い出の数々を、本当に有難うございました。
ご冥福を心からお祈り致します。