北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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あの日のリベンジ

2016-08-05 19:37:54 | ロケ地巡り
話は一昨年の7月27日に遡る。

恒例の「夏の遠足」のメインチェックポイントを、埼玉県所沢市にある「所沢航空記念公園」に定めた私達は、夏の強い陽射しが照りつける中、「電子戦隊デンジマン」「大戦隊ゴーグルファイブ」「炎神戦隊ゴーオンジャー」など、幾つかの戦隊のロケ地巡りを淡々とこなし、一通り目標をこなしたと判断した後、次のチェックポイントへ向かうこととした。

次のチェックポイントは、航空公園からだと徒歩でも行ける、所沢市弥生町という所にある大きな歩道橋。
そこで、「科学戦隊ダイナマン」のロケ地検証する予定であった。

しかし・・・、私達は、その目的を達成できず、不完全燃焼状態で帰路に就くこととなってしまった。
その理由は・・・、まあこちらをご参照下さいませ。

あれから二年。いつかはあの日のリベンジをと考えていた私達は、再び所沢にやって来た。





ということで、やって来ましたのは、「所沢市弥生町歩道橋」





まず検証したのは、「科学戦隊ダイナマン」第31話「スパイ有尾人の罠」のラストシーン。
この回は、かつて、有尾人一族ジャシンカ帝国が地上にスパイとして派遣し、人間として暮らしていた夫婦が、本来の使命と人間としての感情との間で揺れ動き、最後は、一人息子と共に人間として生きる選択をするというストーリーだが、ラストで、新天地へと旅立つ一家の車を、ダイナレッド=弾北斗達が見送るシーンで、この歩道橋が使われている。





一家の乗った軽トラックが走って行ったのが、写真の道路。





写真のこの位置からも、弾達五人が一家を見送るシーンが描かれている。
このシーンでは、南郷が、最初の位置よりもさらに身を乗り出す格好になっていて、危ないなあと思ったりも。





続いて、再びこの位置から。
次の検証ストーリーは、「大戦隊ゴーグルファイブ」第44話「あ!食べ物が砂に」。
劇中では、ゴーグルレッド=赤間健一が運転するバイクが、写真右側から走ってくるシーンがある。





と、そんな赤間の前に立ちはだかったのは、仲間であるはずの、ゴーグルイエロー=黄島太。
一体何があったのか・・・?





そのシーンでの赤間の目線で一枚。





黄島が飛び出してきたのは、写真の、緑と白の安全柵の位置。

えっ、どこからこんな写真撮ったのって?
決まってるじゃないですか、中央分離帯からですよ。
もうこれは職業病と言っても過言ではないですから。
冗談です。危ないので、良い子の「大きいお友達」は決して真似なさらぬよう。(笑)





劇中ではこの後、歩道橋の上に場所を移し、赤間と黄島の格闘シーンに。

この回の暗黒科学帝国デスダークの作戦は、合成怪獣コンドルモズーの巻き起こす砂嵐に巻き込まれた人間に、触れた飲食物が全て砂になってしまうという仕打ちを与えて、飢えと渇きに苦しませるというもので、街の人々が苦しむ中、ゴーグルファイブ一の食いしん坊である黄島もまた砂嵐に巻き込まれ、何も食べられなくなるという状況に追い込まれてしまった。
そんな黄島の前に、デスダークの女スパイ=マズルカが現れ、再び食べることができるようにするのと引き換えに、仲間を倒すという取引を持ちかけてきた。
食べ物の誘惑に負けた黄島は、デスダーク側に付き、赤間に襲い掛かる・・・と見せかけて、実はそれは、デスダークを欺くための黄島の作戦だったのだが、劇中では、黄島がこの坂を駆けのぼり、赤間に襲い掛かるシーンが描かれている。





この時点では、まだ赤間は黄島の考えに気付いていなかったようで、本当に黄島が自分を倒そうとしていると思った赤間は、歩道橋の上で、やむを得ず一戦を交えることとなった。





二人の戦いの舞台は、通路から階段へ。
劇中では、マズルカが、階段の下から、そんな二人の戦いを眺めていた。





戦いの果て、二人がこの柵を飛び越えるシーンが描かれている。
ここで赤間を倒したと見せかけた黄島は、そのままデスダークのアジトへと連行され、そこで、デスダークの作戦の全容を知り、これを打ち破ることができた。







因みに、この回で、黄島がコンドルモズーの砂嵐に巻き込まれたのは、航空記念公園の中にある、このステージの観客席。
ここは、80年代の作品から、最新作の「動物戦隊ジュウオウジャー」でも登場する、伝統あるロケ地となっています。

というわけで、何とか二年前のリベンジを果たすことができた私達。
傍から見ると、「何だあの連中は?歩道橋マニアか?」と思われるような怪しい(?)動きをしていたけれど、怪しまれるのを嫌がるようではロケ地巡りなどできませぬということを再認識させられました。
コメント
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