納沙布岬に聳え立つ巨大タワー。
高さは96mと、函館の五稜郭タワーとそれほど変わりません(五稜郭タワーは98m)。
塔の名前は「オーロラタワー」。
昭和62年(1987年)、北方領土返還運動の象徴として、かの笹川良一氏が中心となって建設され、「笹川記念平和の塔」「平和の塔」という名称で呼ばれた後、平成24年(2012年)8月より、現在の名称で運営されています。
タワーの展望室から見る納沙布岬の全景。
海の向こう、そして眼下に広がる緑。
実に雄大な景色を堪能することができます。
岬周辺には、記念館的な建物も幾つか建てられています。
左が「望郷の家」、右が「北方館」という入場無料の施設です。
こちらは、「根室市北方領土資料館」。同じく入場無料です。
ここでは、このような証明書の交付を受けることができます。
勿論、無料で交付してもらえます。
北方領土のイメージキャラクターである「エリカちゃん」。
「エトピリカ」とは、アイヌ語で「くちばしが美しい」という意味のある海鳥で、北日本からアメリカ・カリフォルニア州までの北太平洋沿岸に広く生息し、北方領土の色丹島や歯舞群島では、集団で生息している様子が観察されています。
最後に、岬の突端にある灯台。
「北海道灯台発祥の地」ですか。
「発祥の地」好きの私にとっては大変興味深いです。
明治7年(1874年)に、「灯台の父」と呼ばれた、リチャード・ヘンリー・ブラントンというイギリス人土木技術者の設計による、北海道で最初の洋式灯台で、現在の灯台は、昭和5年(1930年)に建てられています。
(「納沙布岬」の場所はこちら。)