札幌中心部にあるアーケード付き商店街「狸小路」。
昔からそんなに利用する機会もなかったのだけど、久しぶりにちょっと歩いてみました。
観光客と思われる方達(主に中国の方達かと)に人気の記念写真スポット。
御神体とかではないので、触ると御利益があるとかではないようだけど、外国の方達にとっては珍しくて面白いのでしょうね。
南2条と南3条との間にある「狸小路」は、西1丁目から西7丁目までがアーケード街なのだけど、西1丁目から西6丁目までと、西7丁目とでは、アーケードの形が違います。
西7丁目の西側、つまり、アーケード街の西側出入口から一枚。
昭和57年(1982年)に西1丁目から西6丁目までが現在のアーケードにリニューアルされた際、西7丁目だけがその対象にならず、現在も、従前のまま残っているとのことです。
アーケード好きの私にとっては、こちらの方が趣があっていいですけどね。
西7丁目の出入口から西側へ向かって一枚。
アーケードは西7丁目までだけど、かつては西8丁目も「狸小路商店街」に加盟していたのが、昭和52年(1977年)に脱退していたのだそうです。
もっとも、アーケード建設には当初から参加せず、商店街に加盟していた頃から、現在のような青空商店街だったそうですが。
因みに、この新しいアーケードですが、ボタン一つで開閉する仕組みになっているんだそうです。
見てみたいものですね。
商店街5丁目にある「本陣狸大明神社」。
昭和48年(1973年)、毎年7月から8月にかけて開催されている「狸まつり」の第20回と、狸小路設立100周年記念をきっかけに建立された神社で、当初は4丁目にあったのが、後に5丁目へと移動しています。
神社に祀られている「本陣狸大明神」は、「八百八狸・隠神刑部」という、伊予国に伝わる化け狸と、「伊予の宮 瑠璃姫」という伝説の姫との間に生まれたとされている神様。
この大明神は、千葉県木更津市にある「証誠寺」の萩乃狸一族の霊を受けた「かずさ御前」と結婚して、昭和51年(1976年)に「鶴の宮・藻里豊姫(つるのみや・もりとひめ)」、「真狸(まり)」という姫狸が誕生しているのだそうで、さらに、「真理」の方は、父の故郷である、現在の愛媛県松山市が気に入って、「狸平(りへい)」という狸と結ばれたとのこと。このことが縁で、狸小路商店街と、松山市にある「中央商店街」とは「姉妹商店街」提携を結んでいるのだそうです。
なかなか興味深い話ですね。8年前に松山に行ったときは、そんな話など全く知らなかったけれど、また行く機会があったら、関連スポットなど散策してみたいと思います。
ウーン、今の私に関係ありそうなものといえば、五と六かな。
学生の頃、特に受験生の頃だったら、一と二の徳を授かりたいと思ったところかと思いますが。
(「本陣狸大明神社」の場所はこちら。)