北海道の難読地名の一つ。
「輪厚」と書いて、さて何と読むか。
音読みで「りんこう」、訓読みで「わあつ」・・・、後者であれば、「惜しい!」となります。
正解は、「わっつ」と読みます。
札幌の隣の北広島市にある地名で、高速道路のSAや難易度が高いことで知られるゴルフコースで有名な場所なんだけど、確かに、一発では読めないと思います。
地名の由来は諸説あるようで、アイヌ語で「脇・川」を意味する「ウッチ・ナイ」若しくは「肋・川」を意味する「ウッ・ナイ」の「ナイ」が省略されて、「ウッチ」若しくは「ウッ」が訛って現在の地名になったということのようです。
前者の説としては、谷地を流れる川が本流の脇で合流する様子を表現したとか、後者の説としては、肋骨のような形状の幾つかの小川が一つになった様子だとか言われているようです。
「ウッ」が訛って「ワッ」になり、「ワ」には「輪」の字が充てられたのはいいとして、「ッ」に「厚」の字が充てられた理由が謎ですね。
これに限らずだけど、読みの由来はあちらこちらに書かれているので、検索すれば比較的簡単に突き止められるのだけど、充てられている漢字の由来って、なかなかズバリの答えには辿り着かないことが多いのが実態のようです。
これは調べてみる価値はありそうな気がします。
サービスエリアには、小さな花壇が整備されていました。
今日は札幌で一瞬大雨警報が出たもののすぐに解除になったけれど、函館をはじめとする道南地方は、避難指示が出ている地域もあります。
これ以上大きな被害が出ないことを祈ります。