函館の有名な西洋料理店「五島軒(ごとうけん)」の旧館。
1934年(昭和9年)の大火の後に建築された、木造及び鉄筋コンクリート造りの建物で、国の有形文化財に登録されています。
隣接する「雪河亭」というレストランは、高級すぎて敷居が高い感が否めず、まだ一度も行ったことがありませんが、こちらの旧館は、ガイドコースに入ることもあるので、話題作りのためにと思ってお邪魔してきました。
正面玄関から入ると、ロビーの先に小部屋があります。
「メモリアルホール蘆火野(あしびの)」という名称がついていますが、こちらは、北海道出身の小説家「船山馨」氏が、函館や五島軒をモデルに、幕末から明治への激動の時代を描いた著書「蘆火野」から名づけられました。
1879年(明治12年)の創業以降、現在に至るまでの歴史年表や、創業当時から使用されてきた食器や調度品などが展示されています。
今の若い人には「?」かもしれませんが、私ぐらいの世代では、これが「レジスター」であることぐらいは何となく想像がつきますかね・・・。
ふと疑問に思いました。「レジ」は「レジスター」を略したものだと思っていましたが、それでいいのでしょうか?
色々調べてみましたが、間違いではないみたいです。所謂「POSシステム」が普及する以前、まだバーコードが普及せず、ただ代金を打ち込んで、売買履歴を登録するだけだった時代なら、お店のカウンターにある機械には「レジスター」という表記があり、「スター」を省いて「レジ」と呼ぶ人が大半だったものと思います。
ですが、最近はどうもそういうことでもないようで、こういうサイトを見つけました。
所謂「POSシステム」の流行により、旧型の、売買履歴を登録するだけの「レジスター」と、商品を販売したり、会計を行ったりした時点での販売情報を即時に集計し、その情報をもとに売上数値の分析などができる「POSレジ」とは明確に区分されるようになっているそうです。
なので、「レジ」は「レジスター」を略したものということそれ自体は間違いではないのかもしれませんが、「POSレジ」が普及している現代にあっては、使い方を誤ると恥ずかしい思いをしてしまう言葉なのかもしれません。
メモリアルホールの紹介に戻りますが、お土産としても人気のレトルトカレーやスープなども沢山展示販売されています。
これは・・・何のキャラクターでしょうかね・・・。
コスチュームからして、「ファイターズガール」?でも、五島軒と何の関係が?と思っていたら、「艦これ」こと「艦隊これくしょん」に登場する「瑞鶴(ずいかく)」というキャラクターが、北海道日本ハムファイターズとのコラボにより、ファイターズガールのコスチュームを纏っている姿だそうで、その「艦これ」と「五島軒」とがコラボした商品を取り扱い始めたことから、このポスターが掲示されているのだそうです。
メモリアルホールの外には、これまたレトロな感じの展示が。
今も弾けるのでしょうか?
こちらも、今またリバイバルブームを呼んでいるレコード盤を実際に聞くことができるのでしょうか?
旧館の中にあるカフェテリアの紹介映像が流れていました。
これは美味しそう。
値段も手ごろだし、近いうちに「ソフ活」で行ってみようと思います。
本格的な「アフタヌーンティーセット」。
興味はありますけどね・・・(値段が・・・)。
旧館からレストランへの連絡通路がありました。
2階建てで、今回は1階のみ紹介しましたが、2階にも見どころは沢山あるそうなので、「ソフ活」するときに2階もじっくり見てみようと思います。
五島軒、いやぁ~とてもステキなところですね。
カレーのイメージがどうしても強かったですが、ソフトクリームやアフタヌーンティセット、なんて美味しそうなんでしょう。
やっぱり計画して、函館に行かなくては!と改めて思った次第です。
>少しご無沙汰していました。... への返信
ぜひ、一度お越しください。
私が函館にいる間であれば、ご案内も可能ですので。
「五島軒」は、確かにカレーのイメージが強いですが、元々はロシア料理店からスタートしたのが、フランス料理店に業種替し、現在は「西洋料理店」として広く知れわたっているので、「こんなメニューもあったんだ」と驚く人は多いようですよ。
私も、冬のボーナスあたりでちょっと奮発しちゃおうかなと思ってます。