一昨日紹介した「谷原横断地下道」から少し西へ向かった所にある小さな道路。
この場所も、1980年(昭和55年)当時からそれほど変わっていない場所の一つです。
この場所がロケ地として使われたのは、「電子戦隊デンジマン」第9話「死を呼ぶ怪奇電話」の冒頭。
ベーダー一族のヘドラー将軍、女スパイミラー・ケラーが乗った黒塗りの高級車がここに停まっていて、写真奥の方から歩いてくる一人の青年をじっと監視しているシーンで、車が停まっていたのが、ちょうど写真のこの辺りでした。
再びこの写真。
写真左の建物はバイク屋さんだそうだけど、放送当時は、「外車」と表示された看板が掲げられていました。
当時からずっと車関係の商売をされていたということなんですね。
写真右側の柵の向こうは小さな農園のようになっていて、これも、放送当時から大きく変わってはいないように思えました。
そして、この歩道橋。
美しいものを嫌うベーダー一族は、怪物「デンワラー」を使って、美しい絵を描く3名の画家を抹殺するべく、彼らに絵を酷評されていた売れない画家、風間雄一に目を付け、その行動を監視しているというシーンでした。
先程のバイク屋さんの前を通ってきた雄一を、車から降りたケラーが尾行し、この歩道橋を上っていくというシーンで登場しています。
実際の放送映像では、大体このくらいのアングルからになっていました。
見る限り、歩道橋名の文字も、当時から変わっていないように思います。
放送ではこの後、ヘドラー将軍たちに詞巧みに誘い込まれた雄一が、3人の画家のうちの2人に「地獄へ落ちろ~」という呪いの電話をかけ、デンワラーが電話回線を伝って2人の自宅の黒電話から飛び出して、2人が抹殺されるシーンへと繋がっています(もう1人の画家は、同じく呪いの電話を受けるも、これに気が付いたデンジマンによって、殺害は免れた)。
とまあそういうシーンで出てきた現場でして、ここは初めて行きましたが、実は以前、私たち仲間は、ロケ地巡りをきっかけとして、自分たちが「歩道橋マニア」であることを自覚(?)していたことがありました。
きっかけはこの記事でしたが、このときは、歩道橋を上ったり下りたり、何往復もしたり、更には上から身を乗り出したりもしていた(実際の放送シーンの再現のため)ため、周りから見ると、「何だあの連中は?歩道橋マニアか?」と思われているのではという声が、誰からともなく出てきたことから、「そうか、自分たちは『歩道橋マニア』なのか」なんてことを思ったものでしたが、実際は、これ以降は今回まで歩道橋のロケ地検証はしておらず、今回が実に8年ぶりの「歩道橋マニア」的行動でした。
なんだけど、それはあくまでも仲間たちと一緒のときの話であって、私個人では、実は今年2月に、「歩道橋マニア」的行動をしていました。
「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2第3話で、札幌市内の歩道橋が登場していたので、そこの検証に行っていましたが、正直、このときは、自分(自分たち?)が「歩道橋マニア」であったことは全く意識していませんでした。
これを機に、今後はその辺をしっかりと意識した行動を取りたいと思います。