五稜郭公園の中に設置されてある二つの大砲。
どちらも、箱館戦争当時使用された物とされています。
こちらの短い大砲は「ブラッケリー砲」と呼ばれるもので、1866年にイギリスのオードナンス社で製造されています。
旧幕府軍が、函館港内における砲撃のために築島台場に設置していたもので、全長2m55cm、重量は2,500kgで、推定射程距離は1000メートル。
1961年に函館市豊川町で発見されたとされています。
こちらは1860年にドイツで製造された「クルップ砲」です。
こちらは旧幕府軍の軍艦に撃沈された新政府軍軍艦「朝陽」の大砲で、全長2m85cm、重量は1,000kgで、推定射程距離は3000メートル。
1932年に、現在の北斗市七重浜の埋め立て工事の際に発見されたとされています。
そういえば、以前紹介した函館水天宮に設置されている大砲も、同じ「朝暘」に搭載されていた大砲でした。
この「朝暘」は、旧幕府軍の軍艦「蟠龍」によって撃沈されたとされています。
「はこだて検定」本番が近付いてきたので、備忘録的意味合いで掲載してみました。
(公式テキストには掲載されていないネタです)