第10回アメリカ横断ウルトラクイズ(1986年)、アメリカ本土上陸目前のハワイでのエピソード。
団体戦で敗れたチームの7名に敗者復活戦が用意され、ルールは、一問多答でリレー方式で答え、間違えたり答えられなかったりした場合はその時点で失格というものだったのだけど、ここで出題された問題の一つがこちら。
「NHKの大河ドラマのタイトルは?」
この問題で失格してしまった挑戦者は、「花の生涯」(1963年の第一作目)と「春の坂道」(1971年)とを混同して「花の坂道」と答えてしまい、福留さんにも思いっきりツッコまれてしまったのだけど、今日は、この話を踏まえて・・・ということでよいのかどうかは別にして、「花の坂道」いや「春の坂道」ならぬ「冬の坂道」の話。(いつもながら回りくどくてすみません・・・)
この記事にいただいたコメントの返信で、函館の冬の坂道の状況について少し触れていたので、数日前にドカ雪が降ったこともあり、状況視察をしてきました。
まずこちらの坂。
車道部分はしっかりと雪が融けていますね。
そうなんです。冬道、特に坂道は、「ロードヒーティング」を舗装の下に敷設することで、危険防止としているのです。
ですが、中にはロードヒーティングが稼働していないところも。
おなじみ、「元町公園」下の「基坂」ですが、こちらは、部分的に融けているものの、ロードヒーティングが機能しているとは言い難い状況に見えます。
え~っ!?、この時期にロードヒーティングが故障!?
それは怖いです。早く復旧しますように。
坂と並行する歩道もごらんの状況。
来週ガイドでここを上がって行く予定なのですが、どうなっていることやら。
ですが、元町公園に近づいていくと、しっかりと融けていました。
やはり観光客が多く通る道なので、凍結対策を徹底しているようですね。
ロードヒーティングを機能させる配電設備。
今年はいつ頃雪が融けるかわかりませんが、頑張って安全を守っていただきたいです。
続いては・・・、うわっ、これはまた酷いな・・・。
「基坂」の隣の「日和坂」という坂ですが、ご覧のとおり、車両が通行止めになっています。
続いてこちらは、観光名所として有名な「八幡坂」。
こちらも、あまり融けていないようですね・・・。
でも、上ってみるとこんな風に融けていました。
坂の向こうに見える、青函連絡船「摩周丸」(現在は記念館)。
青空ということもあり、いい位置関係で撮れました。
八幡坂の歩道の階段はこうして融けていますが、この部分的に残った氷が危ないのです。
八幡坂の隣の「大三坂」も、車両通行止めになっていました。
「二十間坂」。こちらはしっかりと融けていますね。
上から見てもこんな状況でした。
坂道ではないですが、観光客が多く通る「港が丘通り」。
パワースポットとしても知られる「ハート形の石」がある場所ですが、残念ながら埋もれてしまっています。
来週のガイドでは写真で説明するしかないか。
(ハート形の石はこちら)
有名な坂道ではないですが、住宅街の一角にはこんな坂も。
これも歩くのに十分な注意が必要です。
最後に、函館山ロープウェイ乗り場へ通じる「南部坂」。
函館でも有数の急な坂道なので、しっかりと融けています。
ですが、くるっと振り向いてみると、平坦な場所はご覧のとおり。
ロードヒーティングが効いている場所で安心してしまい、ここに差し掛かってスリップしてしまうことのないように注意しなきゃですね。
ロードヒーティングにも色々種類があり、温水をパイプラインに流して循環させる方式もあれば、このように、電熱線を埋め込む方式のもあります。
傾斜をはじめ、坂道の状況によって使い分けているのでしょうかね。